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コラム

eスポーツで注目される格闘ゲームの種類を紹介!歴史や魅力も徹底解説

eスポーツ全般

FPSやTPS、MOBA、DTCGなど、eスポーツにはさまざまなゲームジャンルがありますが、日本で特に人気が高く、日本人eスポーツプレイヤーが多く活躍しているジャンルが格ゲーこと格闘ゲームです。

日本では名作と呼ばれる格闘ゲームが続々と開発され、ハイレベルなeスポーツプレイヤーを続々と輩出してきました。

今回は、eスポーツで注目されている格闘ゲームの種類を紹介します。合わせて、日本における格闘ゲームの歴史やeスポーツ競技として人気が高いストリートファイター6から分析する格闘ゲームの魅力についても紹介します。格闘ゲーム好きな人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

この記事のコンテンツ

eスポーツで人気の格闘ゲーム9種類

格闘ゲームにはさまざまなゲームタイトルがあります。最初にeスポーツで人気の格闘ゲームを紹介します。

1. GUILTY GEAR(ギルティギア)シリーズ

GUILTY GEARは、日本のゲーム製作会社アークシステムワークスが開発した格闘ゲームです。ファンタジー系のキャラクターデザインと派手なアクションに人気が集まり、PCゲームやCSゲームとして全25作が発表されています。2021年に発売された最新作GUILTY GEAR-STRIVE-(ギルティギア ストライブ)は、一般社団法人日本eスポーツ連合のプロライセンス種目としても認定されています。

1作目の発売年1998年
最新作発売年2021年
開発会社アークシステムワークス(日本)
対応機種アーケード
PC
CS(PSシリーズ、DC、Xboxシリーズ、GBA、NintendoDS、wiiなど)

GUILTY GEAR(ギルティギア)シリーズ公式サイト

2.GRANBLUE FANTSY:VERSUS(グランブルーファンタジー ヴァーサス)シリーズ

GRANBLUE FANTSY(グランブルーファンタジー)は、スマホ用RPGとしてアークシステムワークスが開発し、Cygameからリリースされたゲームタイトルです。GRANBLUE FANTSY:VERSUSはGRANBLUE FANTSYのスピンオフ作品として発表されたゲームです。

対戦型格闘ゲームに分類されますが、PRGモードなども楽しめることから「対戦アクションPRG」としてジャンル分けされています。

美しいグラフィックやRPGも楽しめるなど、既存の格闘ゲームファン以外のファン層も獲得して人気を得ました。近年はeスポーツ競技タイトルとして採用されることもあり、ますます知名度を高めています。

1作目の発売年2020年
最新作発売年2023年
開発会社アークシステムワークス(日本)
対応機種PC
CS(PSシリーズ)

GRANBLUE FANTSY:VERSUS(グランブルーファンタジー ヴァーサス)シリーズ公式サイト

3.サムライスピリッツシリーズ

サムライスピリッツは、江戸時代をモチーフに開発された対戦型格闘ゲームです。ファンからは「サムスピ」と呼ばれ親しまれていますが、海外では「SAMURAI SHODOWN」というタイトルで販売されています。

他の格闘ゲームと異なり、武器を使うのが侍スピリッツシリーズの特徴です。武器を用いるリアリティの演出として一撃あたりのヒットポイントが大きく、スリルの高さも人気の一角を担っています。

1作目の発売年1993年
最新作発売年2022年
開発会社株式会社SNK(日本)
対応機種アーケード
CS(ハイパーネオジオシリーズ,スーパーファミコン、セガサターン、PSシリーズ、Xboxシリーズ、Wii、Nintendo Switch)

サムライスピリッツシリーズ公式サイト

4.THE KING OF FIGHTERSシリーズ

THE KING OF FIGHTERS(ザ・キング・オブ・ファイターズ)シリーズは、サムライスピリッツと同じく株式会社SNKが開発した格闘ゲームです。同社の別作品「餓狼伝説」のスピンオフとして制作され、3人1組のチーム勝ち抜き戦というシステムに人気が集まりました。

eスポーツの人気が高まるにつれて、チーム戦の格闘ゲームという仕様が上手くはまり、競技タイトルに採用されるようになりました。

1作目の発売年1994年
最新作発売年2022年
開発会社株式会社SNK(日本)
対応機種アーケード
PC
CS(ハイパーネオジオシリーズ,セガサターン、GB、PSシリーズ、Xboxシリーズ)

THE KING OF FIGHTERSシリーズ公式サイト

5.STREET FIGHTER(ストリートファイター)シリーズ

STREET FIGHTER(ストリートファイター)シリーズは1987年にアーケード型対戦格闘ゲームとして発表されて以降、これまで高い人気を得続けている定番格闘ゲームです。世界のeスポーツシーンでも高い評価を得ており、2024年に開催されたeスポーツワールドカップでも競技タイトルに採用されました。

2023年に発売された最新作STREET FIGHTER6は、特に国内外から高い評価を得ています。

1作目の発売年1987年
最新作発売年2023年
販売会社カプコン(日本)
対応機種アーケード
PC(Windows)
CS(PSシリーズ、Xboxシリーズ)

STREET FIGHTER(ストリートファイター)シリーズ公式サイト

6.SOUL CALIBUR(ソウルキャリバー)シリーズ

SOUL CALIBUR(ソウルキャリバー)シリーズは、ナムコが開発・販売している格闘ゲームです。アーケードゲームがシリーズ化し、CSゲームやスマホゲームとしても制作されるようになりました。

ファンタジー要素の強いキャラ設定やビジュアルに人気が集まり、コスプレイヤーなどにもファンを公言している人が数多くいます。モーションキャプチャーを使用したリアルなアクションから繰り出される技は迫力満点です。

1作目の発売年1998年
最新作発売年2013年
販売会社ナムコ(日本)
対応機種アーケード
CS(ドリームキャスト、Xbox)
スマホ(iOS、Android)

SOUL CALIBUR(ソウルキャリバー)シリーズ公式サイト

7.大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズは、ゲームタイトルの垣根を越え任天堂のさまざまな人気キャラクターが登場する人気格闘アクションシリーズです。

他の格闘ゲームと異なり、アクションコマンドの入力よりもコントローラーの操作スティックを弾く「スマッシュ」をメインに操作するシステムが、子供から大人まで幅広い層に支持されています。従来の格闘ゲームと異なり、相手をステージ上から落下させて、最後までステージに残った者が勝者というシステムから「格闘ゲーム」ではなく「対戦アクションゲーム」と呼ばれています。

1作目の発売年1999年
最新作発売年2018年
販売会社任天堂(日本)
対応機種CS(NINTENDO64、Wii、Nintendo Switch)

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ公式サイト

8.鉄拳シリーズ

鉄拳シリーズは、バンダイナムコが開発した格闘ゲームです。キャラクターの四肢に対応した打撃ボタンシステムから繰り出されるコンボ技は非常に複雑な操作が求められ、高いゲーミングスキルが必要です。

競技性の高さから、eスポーツの競技タイトルに選出されることも多く、ストリートファイターやTHE KING OF FIGHTERSと並ぶ、日本の代表的な格闘ゲームとして世界中から支持されています。

1作目の発売年1994年
最新作発売年2024年
販売会社バンダイナムコ(日本)
対応機種アーケード
PC
CS(PSシリーズ、Xbox、ニンテンドー3DS、WiiU)

鉄拳シリーズ公式サイト

9.ドラゴンボールファイターズ

ドラゴンボールファイターズは、日本の人気漫画・ドラゴンボールをモチーフにした対戦格闘ゲームです。ドラゴンボールの人気キャラクターを操作して行う高速バトルや技を繰り出す時の演出など、格闘ゲームファンだけでなく原作であるドラゴンボールのファンからも人気を集めています。

ドラゴンボールは世界中で人気の高い漫画であるため、同作も海外ファンが多く国内外でeスポーツ競技タイトルとしても選出されています。

1作目の発売年2018年
販売会社アークシステムワークス(日本)
対応機種CS(PSシリーズ、Xboxシリーズ、Nintendo Switch)

ドラゴンボールファイターズ公式サイト

日本eスポーツにおける格闘ゲーム(格ゲー)の歴史

日本はeスポーツの競技ジャンルのなかでも、特に格闘ゲーム強豪国として知られています。その理由は、日本で発展した格闘ゲームの歴史にありました。続いては、日本eスポーツにおける格闘ゲームの歴史を紹介していきます。

【1980年代後半~1990年代初め】ストリートファイターの大ブーム到来

日本の格闘ゲームの歴史を語る上で外せないのが、1987年に稼働が始まったアーケードゲーム「ストリートファイター」です。1978年に発表され空前の大ブームを巻き起こしたインベーダーゲームの影響によって「アーケードゲーム=シューティングゲーム」というイメージを持った当時の若者は、ストリートファイターに大きな衝撃を受けたのではないでしょうか。

インベーダーゲームの人気が下火になるにつれて、若者達はストリートファイターに夢中になっていきました。特にシリーズ2作目、通称「スト2」の人気は凄まじく、社会現象を巻き起こしたほどです。

CSゲームとして家庭用ゲーム機でのプレイが可能になると、人気はさらに拡大。当時の少年達はストリートファイターの技である「昇竜拳」や「波動拳」を真似して遊んでいました。

【1990年代半ば】名作格闘ゲームが続々リリース

ストリートファイターの大ブームに後押しされる形で、さまざまな格闘ゲームが発表されました。当時発表された格闘ゲームタイトルは、現代でも人気が衰えない「名作」と呼ばれるシリーズの初作品が多くあります。

〇1990年代に1作目が発表された格闘ゲーム

  • サムライスピリッツ(1993年)
  • THE KING OF FIGHTERS(1994年)
  • 鉄拳(1994年)
  • SOUL CALIBUR(1998年)
  • GUILTY GEAR(1998年)
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ(1999年)

【1990年代後半から2000年】格闘ゲーム大会が各地で開催

1990年後半に入ると、日本各地で格闘ゲームの大会が開催されるようになりました。格闘ゲームの人気から、プレイヤーが急増したことで大会は大いに盛り上がり、中小規模のものから大規模なものまで数多くの格闘ゲーム大会が開催されています。

1990年代後半の代表的な大規模格闘ゲーム大会に「闘劇(とうげき)」があります。開催当初はアーケードゲームをメインに扱い、第1回大会は千葉の幕張メッセで開催されました。2012年に開催された第10回大会を最後に終了しましたが、まさに日本のeスポーツ文化の先駆けといえる大会でした。

【2010年代】格闘ゲーム初のプロリーグ発足

2018年にはカプコン公式大会「ストリートファイターⅤチャンピオンエディション」としてチームリーグ大会が発足。日本最高峰の公式チームリーグ戦として現在も最新作のストリートファイター6に引き継がれています。

【2020年代】格闘ゲームブームが再到来!新作ラッシュ

FPSやTPS、MOBAなどさまざまなジャンルのゲームが入り乱れるなか、2020年に入ると名作格闘ゲームが次々と最新作を発表しました。世界的に高い評価を受けているものも多く、格闘ゲームブームの再燃とも言われています。

〇2020年以降に新作を発表した格闘ゲーム

  • GUILTY GEAR(ギルティギア)シリーズ(2021年)
  • サムライスピリッツシリーズ(2022年)
  • THE KING OF FIGHTERSシリーズ(2022年)
  • GRANBLUE FANTSY:VERSUS(グランブルーファンタジー ヴァーサス)シリーズ(2023年)
  • STREET FIGHTER(ストリートファイター)シリーズ(2023年)
  • 鉄拳シリーズ(2024年)

格闘ゲームが再び盛り上がっている理由

かつて90年代に社会現象となった格闘ゲームは、一時期下火になったものの、近年はeスポーツ化やオンライン対戦の進化を背景に大きな復活を遂げています。その理由として、下記の4点が挙げられます。

  • eスポーツ化による注目度の急上昇
  • オンライン対戦の進化で世界が近くなった
  • 初心者でも始めやすい操作性の導入
  • 配信・SNS文化が新たなファン層を拡大

それぞれについて、詳しく解説していきましょう。

eスポーツ化による注目度の急上昇

格闘ゲームは、今や世界的なeスポーツ競技として確固たる地位を築きました。特に「EVO(Evolution Championship Series)」や「Capcom Pro Tour」などの国際大会は、数万人規模の観客やオンライン視聴者を集め、試合中の熱狂や歓声はまさにスポーツイベントさながらです。

さらに高額な賞金、スポンサー契約、メディア露出などが選手のモチベーションを高め、若い世代だけでなく往年のプレイヤーまでも引き寄せています。

eスポーツについては下記で詳しく解説していますので併せてご覧ください。。

eスポーツのeとは?歴史や市場規模について詳しく解説

オンライン対戦の進化で世界が近くなった

かつては近所のゲーセンや友人との対戦が中心だった格闘ゲームも、現在ではオンライン対戦が主流となりました。

特に「ロールバックネットコード」の普及により、世界中のプレイヤーと快適に対戦できる環境が整ったことは大きな変化です。これにより、日本のプレイヤーが海外勢と日常的に腕を競い合うことが可能となり、実力向上のスピードや戦術の幅が格段に広がりました。

初心者でも始めやすい操作性の導入

従来の格闘ゲームは、複雑なコマンド入力やフレーム単位の精密な操作が求められ、初心者には敷居が高いものでした。しかし近年では、ストリートファイター6の「モダン操作」のように、必殺技が簡単に出せる操作モードが導入され、新規参入のハードルが大幅に下がっています。

これにより、かつて遊んでいたプレイヤーが再び戻ってきたり、全くの初心者が気軽に格ゲーの世界に足を踏み入れやすくなりました。

配信・SNS文化が新たなファン層を拡大

YouTubeやTwitchではプロゲーマーの試合や大会配信が日常的に行われ、解説付きで学べる環境が整っています。

また、TwitterやTikTokではコンボ動画や試合の名場面が手軽にシェアされ、見るだけでも楽しめるコンテンツが充実。こうした配信文化は、プレイする人だけでなく観戦専用のファン層を生み、格闘ゲームの裾野をさらに広げています。

初心者でも楽しめる格闘ゲーム

プロのゲーマーの年収はどれくらい?

格闘ゲームは「操作が難しい」「上級者に勝てない」というイメージを持たれやすいジャンルですが、近年は初心者でもすぐに楽しめるタイトルが増えています。

操作を簡略化するモードや、練習しながら自然と上達できるシステム、そして遊びやすいルール設計などが各作品で工夫されています。ここでは、特に人気があり、初めて格闘ゲームに触れる人にもおすすめできる5本を厳選して紹介します。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(Switch)

任天堂オールスターが集結し、最大8人でワイワイ遊べるパーティ格闘ゲーム。従来の体力制ではなく、相手を場外に吹き飛ばす独自ルールを採用しているため、初心者でも一発逆転が可能です。

操作はシンプルながら、キャラクターごとの個性が強く、奥深い駆け引きも楽しめます。ステージギミックやアイテムの存在が試合展開を大きく左右するため、ガチ対戦だけでなくカジュアルな遊び方にもぴったり。友達や家族と集まって遊ぶなら外せない1本です。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL公式サイト

ドラゴンボール ファイターズ(PS4/Switch/Xbox/PC)

世界的人気を誇るアニメ「ドラゴンボール」の世界を忠実に再現した2D格闘ゲーム。ボタン連打でもコンボがつながる「オートコンボ」機能により、格闘ゲーム未経験者でも派手で迫力あるバトルを楽しめます。

必殺技や超必殺技の演出はアニメそのままのクオリティで、原作ファンなら思わずニヤリとする場面が満載。オンライン対戦だけでなく、ストーリーモードやトレーニングモードも充実しており、徐々に腕を磨いていける作りになっています。

ドラゴンボール ファイターズ公式サイト

鉄拳8(PS5/Xbox/PC)

3D格闘ゲームの代表格として世界的な人気を誇る「鉄拳」シリーズの最新作。新システム「ヒート」により、攻め続けることで有利になる仕様が追加され、初心者でも積極的に戦える設計になっています。

各キャラクターの技表やコマンドガイドが見やすく、トレーニングモードでは技のタイミングや距離感も丁寧に学べます。リアル志向のグラフィックとモーションは圧倒的で、対戦の迫力はもちろん、観戦しているだけでも楽しめます。

鉄拳8公式サイト

ギルティギア ストライヴ(PS5/PS4/PC)

アニメ調の美しいビジュアルと迫力あるBGMが特徴の2D格闘ゲーム。複雑になりがちな格闘ゲームのシステムを整理し、攻撃・防御・投げの三すくみが分かりやすく表現されているため、初心者でも対戦の流れを理解しやすいです。さらにネット対戦ではロビー形式を採用し、交流しながらプレイできるのも魅力。チュートリアルやコンボ練習モードが細かく作られており、徐々に高度なプレイにステップアップできる環境が整っています。

ギルティギア ストライヴ公式サイト

ストリートファイター6(PS5/PS4/Xbox/PC)

長年シリーズの頂点に君臨する「ストリートファイター」の最新作。格闘ゲーム初心者にとって最大のハードルである複雑なコマンド入力を簡単にする「モダン操作」が導入され、方向キー+ボタンだけで必殺技が繰り出せます。

さらにチュートリアルやミッション形式の練習モードも充実しており、遊びながら自然と技や戦術を覚えられます。世界中のプレイヤーと戦えるオンライン対戦や、大会観戦機能も備えているため、遊ぶ楽しさと観る楽しさの両方を体験できます。

ストリートファイター6公式サイト

ストリートファイター6から見る格闘ゲームの魅力

日本では格闘ゲームの人気が高く、年代を問わず多くのファンがいます。他のゲームジャンルに比べてファンの年齢層の幅が広く、新しいファンも次々と増加していくのが格闘ゲームの特徴といえるでしょう。

そこで先にも紹介した人気格闘ゲーム・ストリートファイター6から格闘ゲームの魅力を紹介します。

魅力1:親子2世代で夢中になれるゲーム

ストリートファイターが初めて稼動した頃にゲームをプレイしていた年代の人は、今や40~50代になった人も多くいます。なかには、年月が経つにつれてゲームから離れてしまったという人もいるでしょう。

しかし、子供がゲームをするようになって数十年ぶりにストリートファイター6をプレイしたという人もいるなど、世代を超えて楽しめるのも魅力です。昔にプレイしていた頃と画質やアクション、操作方法などは多少変化しているでしょう。しかし、コンボ技で相手をKOした時の爽快感や興奮、技の読み合いなどをするスリルは変わりません。

近年主流となっているFPSなどの最新のオンラインゲームは何となくついていけないという人のなかにも、若い時にプレイ経験のあるストリートファイターならやってみたいという人も少なくありません。最新作であるストリートファイター6には、お馴染みのキャラクター「リュウ」や「ガイル」など、思わず「懐かしいな」と思えるキャラクター達も使用されています。

魅力2:初心者でもルールが理解しやすい

格闘ゲームの魅力と言えば、誰でも理解できる単純明快なルールが挙げられます。ルールはただひとつ「相手をKOするだけ」です。複雑なルールがないからこそ勝敗の判断がしやすく、初めてストリートファイターをプレイする人でも楽しめます。

魅力3:アクションが爽快で見ごたえがある

格闘ゲームと言えば、アクションも魅力です。特に近年のモーションキャプチャーを初めとした最新技術を使ったアクションは、実在するスポーツにも匹敵するリアリティがあります。さらに、「昇竜拳」や「波動拳」などをはじめとした、現実ではありえない技の演出なども加わりゲームは大変盛り上がります。

プレイしている人はもちろん、観戦している人も盛り上がれるのがストリートファイターの魅力です。

格闘ゲームで強くなりたい!そのための4つのポイント

格闘ゲームを遊んでいると、勝てない相手や苦手な状況にぶつかることがあります。「もっと強くなりたい」と思ったら、やみくもに対戦するよりも、上達のためのコツを押さえて練習することが大切です。ここでは、どのタイトルにも共通して効果がある4つのポイントをご紹介します。

  • 基本操作とキャラ特性を理解する
  • トレーニングモードで状況再現練習
  • 強い相手と戦って経験値を積む
  • 上級者のプレイや解説を参考にする

それぞれ詳しく解説していきましょう。

基本操作とキャラ特性を理解する

格闘ゲームで強くなるための第一歩は、派手なコンボや必殺技ではなく、地味ながらも重要な「基本操作」の習得です。移動やジャンプ、しゃがみガードといった動作を正確に行えるだけで、被弾を減らし、反撃のチャンスを増やせます。

また、自分が選んだキャラクターの特性を理解することも欠かせません。例えば、リーチが長いキャラは中距離戦を得意とし、接近戦向けのキャラは一気に間合いを詰める動きが強みです。

技の発生速度や有効な間合い、ガード後の有利不利といった「性能の理解」は、戦術の幅を広げます。まずは1キャラを重点的に使い込み、その動きに慣れることが、上達の近道です。

トレーニングモードで状況再現練習

試合で負けた原因や苦手な技は、その場限りで終わらせずにトレーニングモードで徹底的に再現しましょう。

格闘ゲームでは「同じ場面で同じミスを繰り返さない」ことが成長につながります。例えば、相手の飛び込み攻撃を落とせなかった場合、その攻撃をAIに繰り返し出させ、タイミングを覚える練習を行います。コンボ練習も同様で、安定して出せる精度を目指しましょう。

特に、実戦で狙うコンボは「成功率80%以上」を目標にすると安定感が増します。トレモでの練習は退屈に感じるかもしれませんが、ここで磨いた対応力や反応速度は、試合での自信につながります。

強い相手と戦って経験値を積む

自分と同じレベルの相手とだけ戦っていると、成長スピードは頭打ちになります。あえて格上のプレイヤーに挑むことで、自分にはない立ち回りや戦術を体感できます。

もちろん最初は負けが続きますが、その負けから学べることが多いのです。試合後はリプレイを見直し、「なぜ負けたのか」「どこでチャンスを逃したのか」を分析します。例えば、相手の攻撃パターンやコンボ始動技を覚えれば、次回の対戦で事前に警戒できます。

格上との対戦は精神的にもハードですが、その経験値は格闘ゲームの腕前を一段引き上げてくれます。

上級者のプレイや解説を参考にする

自分で考える練習も大切ですが、効率よく上達したいなら上級者のプレイや解説動画を参考にするのが近道です。YouTubeやTwitchでは、世界トップクラスの試合や、特定キャラに特化した立ち回り解説が豊富に公開されています。

同じキャラクターを使うプレイヤーの動きを観察すれば、技の使いどころや試合運びの組み立て方が学べます。

また、プロゲーマーの解説付き配信は、なぜその行動を選んだのかという思考プロセスまで理解できる貴重な教材です。観戦した内容を自分のプレイに落とし込み、実際に試すことで、戦い方の幅が広がります。

格闘ゲームに関するよくある質問・FAQ

格闘ゲームを始めると、操作や練習方法、オンライン対戦の環境など、さまざまな疑問が出てきます。ここではよくある質問にFAQ形式でお答えします。

Q1:格闘ゲーム初心者は何から始めればいい?

A:まずは自分の好みやプレイ環境に合ったタイトルを選び、チュートリアルやトレーニングモードで基本操作を身につけましょう。初心者向けの操作モードや解説動画も活用すると、上達が早くなります。いきなりオンラインに挑戦するより、CPU戦やフレンド対戦で慣れるのがおすすめです。

Q2:コンボがうまくつながらない時の練習法は?

A:コンボが決まらない原因は、入力のタイミングや方向キーの入れ方が不安定な場合が多いです。まずは短いコンボから確実に決められるようにし、徐々に難易度を上げましょう。トレーニングモードで繰り返し練習し、体で覚えることが大切です。

Q3:オンライン対戦でラグを減らすには?

A:可能であればWi-Fiではなく有線LAN接続を利用しましょう。また、同時に大きな通信を行うアプリや機器を止めると安定します。ゲーム内の回線ステータスやロールバックネットコード対応状況も確認すると、快適な対戦環境を作れます。

Q4:格闘ゲーム初心者におすすめのキャラクターは?

A:初心者向けキャラクターは、操作がシンプルで技の発生が早く、立ち回りが分かりやすいタイプです。例えばストリートファイターならリュウやケン、鉄拳ならポールやカズヤなどが代表的です。まずは癖の少ないキャラで基礎を身につけましょう。

Q5:eスポーツ大会には誰でも参加できるの?

A:多くの大会は年齢や実力に関係なくエントリー可能です。オンライン予選や地域イベントもあり、初心者でも挑戦できます。参加することで新しい仲間や経験を得られるため、腕試しや交流の場としてもおすすめです。

日本eスポーツは格闘ゲームで世界の頂点を目指す

今回は格闘ゲームについて紹介してきました。日本は格闘ゲームに馴染み深く、eスポーツにおいて日本の強みといってもよいでしょう。

格闘ゲーム強豪国として、今後もますますeスポーツでの国際的な活躍が期待されます。また、格闘ゲームジャンルの躍進に次ぐべく、他ジャンルにおいても国際大会で結果を出す若手選手が続々と登場していることも忘れてはいけません。

格闘ゲームを中心に、今後益々日本のeスポーツ業界の盛り上がりが期待されます。

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