「eスポーツ専門学校って、なんJでボロクソに叩かれてない?」
そんな声、あなたも一度は目にしたことがあるかもしれません。
掲示板をのぞけば「情弱が行く場所」「親泣くぞ」など刺激的なワードが並び、一気に不安になった人も多いでしょう。
でも、果たしてそれって本当でしょうか?
ネットの声だけで、進路を諦めるのは少しもったいないかもしれません。
実際には、プロゲーマーだけでなく、動画編集者・配信者・イベント運営など、eスポーツ業界で働くための多様な選択肢のための環境が広がっており、その一歩を踏み出す場にもなっています。
そこでこの記事では、なんJで語られている「eスポーツ専門学校ヤバい説」を忖度なしで徹底検証し、
実際のカリキュラム・卒業生の進路・費用感などのリアルな情報をもとに「行く価値があるのか」を冷静に見極めていきます。
この記事のコンテンツ
なんJでの評判まとめ|「やばい」「やめとけ」って本当?

eスポーツ専門学校に興味を持ち、いざ調べてみると、なんJをはじめとした掲示板やSNSではネガティブな意見が目立ちます。
「やめとけ」「高すぎる」「就職できない」など、一見すると絶望的な評価ばかりですが、それらの声は果たして真実なのか、それとも誤解なのか。
ここでは、なんJに見られる典型的な書き込み内容と、その背景を冷静に読み解いていきます。
なんJに書かれている典型的な声とは?
なんJでは以下のようなコメントが散見されます。
- 「ゲームなんて趣味でやるもんやろ」
- 「そんな学校行ってどうするの?就職先あるの?」
- 「親の金で行くやつは情弱」
- 「プロゲーマーになれるのは一握り、夢見すぎ」
このような声は一定の現実を突いている一方、業界の全体像や、教育機関としての実態を知らないまま発言されているケースも多く見られます。
ネットの匿名性がゆえに、誇張された批判や煽り文句が拡散しやすいことも特徴です。
なぜなんJで叩かれやすいのか?
なんJの文化は、基本的に「ツッコミ型」「煽り型」です。特に既存の価値観から外れる新しい挑戦や進路に対しては、懐疑的な目が向けられがちです。
eスポーツ専門学校は、いわば「ゲームを学校で学ぶ」という新しいジャンル。この「新しさ」や「理解されにくさ」が、なんJでは格好の「叩きネタ」になりやすいのです。
しかし、実際にはeスポーツが教育・スポーツ・ビジネスの各分野にまたがる複合産業として認知されはじめており、時代の変化に対応した新たな選択肢としての価値も高まりつつあります。
断片的な情報で誤解されることが多い
「ゲームの学校って、結局遊んでるだけでしょ?」
「プロになれなかったら終わりじゃん」
このような声は、一部の断片的なイメージだけで語られているケースが少なくありません。
実際には戦術理解・配信スキル・業界研究など多角的な学びがあり、プロ以外の進路も豊富に存在します。
それでも、SNSや匿名掲示板ではこのような背景が省かれ「話題になる部分だけ」が強調されてしまい、誤解が広まってしまうことがあります。
匿名だからこその無責任さ
なんJをはじめとした匿名掲示板では誰でも自由に書き込める一方で、責任を持たない発言が飛び交いやすいという側面もあります。
例えば、「○○の専門学校はやめとけ」「親が泣くレベル」などの強い言葉も、根拠なく使われていることが多く、発信者は実際に通ったわけでも関係者でもない場合がほとんどです。
読む側がそれを事実として受け止めてしまえば、正しい選択の機会を逃してしまうことにもなりかねません。一方で、例え発言が間違いだったとしても謝罪・訂正もありません。結果、虚偽・誇張が独り歩きしてしまう部分もあります。
だからこそ、匿名の声だけで進路を決めるのではなく、自分自身で確かな情報を集める姿勢が大切なのです。
eスポーツ専門学校のリアルをチェック|偏見?それとも事実?

ネットで話題になることも多いeスポーツ専門学校ですが、実際にどんな授業が行われていて、どんな将来につながるのかを知らないまま「ヤバい」と判断してしまうのは少し早計かもしれません。
ここでは、カリキュラムの内容や就職先、学費など、進学を検討する上で気になるポイントを整理し、なんJで語られていることが真実なのかを確認してみましょう。
カリキュラムはどんな内容?ただのゲームじゃない!
eスポーツ専門学校で学ぶのは、単に「ゲームがうまくなる」ことではありません。
実戦形式のスクリムや個別のエイムトレーニングに加えて、戦術分析、チーム戦略の構築、メンタルトレーニングまでが含まれるカリキュラムが一般的です。
さらに、実況・配信スキル、動画編集、eスポーツイベントの企画・運営など、業界を支える「裏方」のスキルも習得できるよう設計されています。こうした内容は、趣味の延長とは明らかに異なる「専門教育」と言えるでしょう。
カリキュラムに関しては下記で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
就職・進路は?プロゲーマー以外の道もある
「プロになれなかったら終わり」という不安はよく聞かれますが、eスポーツ専門学校の卒業後はプロ選手以外にも幅広い選択肢があります。
具体的には、以下のような進路が実際に存在しています。
- eスポーツチームの運営スタッフ
- ストリーマーやYouTuber、配信技術者
- ゲーム関連企業(広報・サポート・運営など)
- 動画編集者・ディレクター
- イベント会社や制作スタジオ など
もちろん、競技の世界で活躍する卒業生もいますが、それに限らず業界内で自分に合った道を選ぶ環境があるのは大きな強みです。進路の幅が狭いというイメージは、過去の印象にすぎないかもしれません。
ちなみに下記ではeスポーツスクール卒業生の進路について詳しく解説しているので併せてご覧ください。
eスポーツ専門学校の卒業生はその後どうなる?学費や卒業後の進路についても解説
学費は高い?実際の費用と支援制度を公開
確かに、eスポーツ専門学校の学費は決して安くはありません。年間で100万円〜150万円程度、2年間通うと総額で200万円〜300万円になるケースが一般的です。
ただし、これは他の専門学校や私立大学と同水準であり、「ゲームだから高い」というわけではありません。また、多くの学校では以下のような支援制度も整っています。
- 日本学生支援機構の奨学金
- 教育ローン(国の教育ローン/民間ローン)
- 特待生制度や入学金免除制度
- 提携寮・住居サポート
費用面の不安は確かにありますが、制度をうまく活用すれば現実的な範囲に抑えられるのもまた事実です。
ちなみに費用面については下記で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
なんJ民の声と実際の卒業生インタビューを比較してみた

ネット上ではeスポーツ専門学校に対する辛口な意見も多く見られますが、実際に通って卒業した人たちは何を感じ、どのような道を歩んでいるのでしょうか?
ここでは、なんJで語られる声と、卒業生自身の体験を比較しながら「本当に行ってよかったのか?」という疑問に迫ってみます。
卒業生のリアルな声|良かった点・後悔した点
まずはよかったとする声をいくつか紹介しましょう。
プロとして活躍する先生から学べる、刺激的な毎日
僕は、もっぱらゲームの実習です! 僕が在籍していたプロゲーマー専攻は授業でゲームの実習があるのですが、現役のプロゲーマーが講師としてさまざまなことを教えてくれます。また、単純に話を聞くだけではなく、間近でプロの技術を見ることができるのは非常に勉強になりました。
また、今後プロとして活躍していくために必要なことや、成長の仕方などを教えていただけたのは、とてもためになったと実感しています。世界のレベルを肌で感じることができた
もちろん専門学校に入学しなくてもプロになることは可能です。ただ、プロゲーマーになって改めて感じるのは、プロとして活躍するためには、技術だけでは難しいということ。東京アニメには「海外研修」がありますが、そこでは世界的に有名なe-sports企業を訪問し、プロチームと対戦したり、企業ブースを見たりと、世界のレベルを肌で感じることができます。また、「産学連携プロジェクト」で企業とのパイプを作ったり、仲間と大会に参加することもできます。ゲームの知識や技術だけでなく、こうした経験ができるのも、専門学校ならではの学びだと思います。
新しい夢が見つかった
Overwatchのチームに所属し、大会にも出場しましたが、プロゲーマーの道は簡単なものではありませんでした。このままアルバイトを続けながらプロゲーマーを目指すという選択肢もありましたが、私の中で気持ちの変化がありました。ゲームの大会で勝利するのはうれしい。でも、自分がここまで熱くなれた「ゲーム」の楽しさを多くの人に知ってもらえることの方がもっとうれしい!そんなことを考えていたところ、GameWithの企業説明会、会社見学会があったので迷わず参加しました。会社見学会では、スタッフの方が自由に働いていて、働きやすい会社という印象を持ちました。何より「ゲームをより楽しめる世界を創る」という理念に共感を覚え、ここなら自分の夢を叶えられると思い、入社を決めました。
ネガティブな口コミは見つけることができませんでしたが、プロになることができなかったとの口コミはありました。この点からも専門学校は「必ずプロになれる」ではなく、あくまでも自分自身の努力次第であることが分かります。
進学前に知っておきたいチェックポイント3選
eスポーツ専門学校が合うかどうかを見極めるには、事前の情報収集が何より大切です。以下の3つのポイントを意識して比較・検討してみてください。
① 競技志向か、業界志向かを見極める
「プロになりたい」のか、「業界で働きたい」のかで、選ぶべき学校やコースが変わります。
② カリキュラムに「裏方」スキルが含まれているか
動画編集、配信技術、イベント運営など、選手以外のキャリアパスにも対応しているか確認を。
③ 実績や提携チームの有無をチェック
卒業生の進路や、実際にプロチームと提携しているかどうかは、信頼性の目安になります。
「ヤバい」は嘘?それとも事実?忖度なしで出した結論

結論から言えば、eスポーツ専門学校が「ヤバい」かどうかは人によります。確かに、なんJで言われているように「なんとなく楽しそうだから行く」といった曖昧な理由では、後悔につながる可能性もあります。
しかし、将来のビジョンを描き、明確な目的を持って通えば、確かなスキルと人脈、そしてキャリアの入口を手に入れられる環境であることもまた事実です。
ここではどんな人に向いているか・向いていないか、そして正しい判断の仕方を整理してみましょう。
向いてる人・向いてない人の特徴とは?
向いている人の特徴
- ゲームを「趣味」ではなく「競技」や「仕事」として真剣に取り組みたい人
- チームで協力しながら高め合うのが好きな人
- 分析力や発信力も活かして、選手以外の道にも興味がある人
- 将来eスポーツ業界で働きたいと考えている人
向いていない人の特徴
- 「楽そう」「遊べそう」といった曖昧な理由だけで選ぶ人
- 練習や努力を避けて、すぐに結果を求める人
- 学ぶ内容よりも「プロになれるかどうか」だけで判断する人
eスポーツ専門学校は「楽して夢を叶える場所」ではなく、「夢に本気で取り組む人のための場所」なのです。
最終的な判断は「情報の取り方」にかかっている
ネット上の意見や噂を鵜呑みにするのではなく、自分の目で見て、耳で聞いた情報をもとに判断することが大切です。
例えば以下のような情報収集は、判断の精度を大きく高めてくれます。
- オープンキャンパスや体験授業に実際に参加してみる
- 卒業生や在校生のリアルな声を調べる(SNS・動画・学校公式の体験談など)
- カリキュラム内容や講師陣、提携チームの実績を比較する
「不安だから調べない」ではなく、「不安だからこそ調べて納得する」という姿勢が、後悔のない選択につながります。
ネットの声に惑わされず、自分で「調べて、動く」
なんJを含む匿名掲示板では、強い言葉や極端な意見が目立ちます。
確かに、それらの声から気づけるリスクもありますが、最終的にあなたの人生を決めるのは“スレッドの中の誰か”ではありません。
情報が溢れる時代だからこそ、「自分で行動して確かめる力」=本当の判断力が求められています。自分の夢や将来に関わる進路だからこそ、信頼できる情報と自分の目を信じて、一歩を踏み出してみる価値はあるはずです。
まとめ|「叩かれている=ダメ」じゃない。自分の目で見て判断を
eスポーツ専門学校は、なんJをはじめネット上で「ヤバい」「やめとけ」と言われることも少なくありません。確かに、ゲーム=娯楽という固定観念を持ったまま進学すれば、現実とのギャップに戸惑う場面もあるでしょう。
しかし、本気でeスポーツを仕事にしたい、ゲームの技術を軸に自分のキャリアを築きたいという想いがある場合、決して間違った選択ではありません。
むしろ、プロ選手だけでなく、ストリーマー・動画編集者・イベント運営など、さまざまな進路が広がっている今だからこそ、専門学校での学びが大きな武器になる時代とも言えます。
だからこそ、まずは自分で情報を集めて、体験して、判断しましょう。そして、もし少しでも「やってみたい」と思ったなら、その気持ちを大切にしてください。
一方で、専門学校ではなく「eスポーツスクール」という選択肢もあります。スクールの場合、専門学校のように毎日通うのではなく、自分の好きなペースで通うことができるので、目的に合わせて通うことができます。
AFRAS(アフラス)の場合、月2回のコースから用意されているので、忙しい社会人でも「興味があるのでまずはスクールに」足を運ぶことができます。
そんなAFRASはゲームの基礎から戦略・思考力まで、実践的に学べるカリキュラムが用意されており、「通ってよかった」と思える環境の下、学べるものも多々あります。
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