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コラム

ゲームで頭が良くなるって本当?要因と身につく能力を解説

ゲームは一般的に単なる遊びであると考えてる方が多いのではないでしょうか。しかし ゲームをプレイすることによって知的能力が向上する可能性があります。ゲームは年々複雑化しており、レベル上げたりクリアしたりするためには勉強と同じように試行錯誤しながら取り組むことが必要です。 

またチームプレーが必要になるゲームにおいては、コミュニケーション能力が養われ、 ゲームをプレイすることによってさまざまなスキルが身につく場合があるでしょう。本記事ではゲームが私たちの脳に与えることや どのような能力を育むのか、具体的なゲームタイトルを交えながら紹介していきます。 

ゲームで頭が良くなるといわれる要因

ゲームで頭が良くなる要因として次の点が挙げられるでしょう。

  • ゲームによって脳が活性化される
  • 新しい発見や創造性を刺激する
  • 空間認識能力や注意力を高める

ゲームによって脳が活性化される

ゲームをプレイしてるとアドレナリンが分泌されることから、頭の回転速度が上がると言われています。 特にアクションゲームやパズルゲーム、シューティングゲームなど素早い判断力や問題解決能力が必要とされるゲームでは、脳が活性されやすくなります。

さらに、ゲームを進行させて目標を達成するために、戦略を立案したり計画を立てたりするプロセスにおいても思考力が鍛えられる場合があるでしょう。 他にも集中力や記憶力が必要となるケースがあり、 ゲームを続けることで脳の活性化につながります。

新しい発見や創造性を刺激する

優れたゲームは、プレイヤーに新しい発見や創造性をもたらしてくれます。多くのゲームにはバリエーションの豊富なストーリーや特徴的なアイテムが用意されており、プレイヤーはまずそれらを理解することが必要です。その上で効率的にゲームを進めるために戦略を練っていきます。

目標達成するための攻略法が複数存在するゲームが多く、プレイヤーはさまざまな試行錯誤を重ね、自分なりの最適な方法を見つけ出すことで、問題解決能力や理論的思考力が身につきます。

また、マインクラフトをはじめとする自由度の高いゲームでは、自分なりの遊び方を見つける楽しみもあるでしょう。 自発的な探究心を刺激することで創造性を育む機会が得られます。チームプレイが求められるゲームでは、他のプレイヤーの考え方やゲームの進め方などを参考にすることで新たな発見を生み出す可能性もあります。

ゲームでより良い結果を残すために試行錯誤を重ねることは、新たな発見につながり創造性が豊かにすることができます。 

集中力を高める

ほとんどのゲームでは、集中力が重要になります。特に一人称視点(FPS)や三人称視点(TPS)のシューティングゲームをプレイするにあたって、常に敵の動きや状況変化を把握した上でプレイを進めなければいけません。

集中力が散漫だと正しくプレイを進めることができず、視野を広く持っていないと他の敵が襲ってくることや状況の変化に気づけない可能性があります。そのため、画面上のさまざまな情報を適切に処理することが求められます。フォートナイトなど、小学生や中学生などの子どもに人気なゲームにおいても、集中力、視野の広さ、情報処理能力が大切になります。 

近年のゲームではこのように様々な能力が求められ、ゲームのプレイやeスポーツを続けることで能力を高めることができます。

頭がよくなる?ゲームと勉強の共通要素

一般的にゲームは娯楽であると捉えられがちですが、以下のように勉強との共通点が見られます。

  • 継続的な練習意欲
  • 目標設定と計画性
  • 試行錯誤

継続的な練習、努力意欲

楽しくゲームを続けることで、継続的な練習、努力意欲を保つことができます。また、ゲームは次のステージに進むためにレベルアップを図ったり、新しいアイテムを獲得したりするなどさまざまな形で小さな成功体験を積み重ねることができます。

 成功体験によって喜びを感じることで、さらなる練習、努力意欲を高めることができるのです。 ゲームを通じて目標達成したり、努力が報われる感覚を感じたりを繰り返すことで、学習に対するポジティブな感情を育むことが期待できます。

目標設定と計画性

多くのゲームには、明確なクリア条件や目標が設定されています。 プレイヤーはこれらの目標を達成するためにどのようにゲームを進めていくべきか考え、計画を立てることが必要です。 例えばRPGであれば特定のボスを倒すために必要なスキルやアイテムを把握した上で、アイテム収集やレベル上げなどの準備をしなければいけません。

目標を明確にした上で計画を立てることは、学習分野だけでなくビジネスの領域においても非常に重要です。試験で良い成績を取るためには、目標を設定してそこから逆算して毎日の学習範囲やスケジュールを立てる必要があります。また、ビジネス面でも、KPIを設定しそれをどうクリアしていくかトライ&エラーを繰り返すことで、成功に導くことができます。ゲームを通して、自然と目標に向けた計画性が身につくのです。

試行錯誤

先ほど述べたようにゲームでは目標に対して計画を立てることが多いですが、必ずしもうまくいくわけではありません。思ったようにレベルが上がらなかったり、条件をクリアできなかったりする場合もあり、その都度解決策を探っていくことが必要になります。綿密な計画を立てても、敵やライバルを倒せない場合もあるでしょう。

場合によっては計画を変更してアイテムや戦術の見直しをするほか、また1人では無理と判断し他のプレイヤーとの協力が必要な場合もあります。試行錯誤しながらゲームを進めることで、忍耐力が身につくほか、うまくできない理由を分析して次の行動に活かせる問題解決能力が身につくのです。

ゲームで身につく能力とは

近年多種多様なゲームがあり、条件をクリアしたり、スコアをあげるためにはさまざなな能力が必要となります。そのため、ゲームを続けることによって、下記の能力を身に付けることができます。

  • ロジカルシンキング
  • 問題解決能力
  • コミュニケーション能力
  • 空間を認知する能力
  • 想像する能力
  • デジタルリテラシー

ロジカルシンキング

ビジネス界隈でも頻繁に言及されるロジカルシンキングは、ゲームをプレイするにあたっても重要です。ロジカルシンキングとは物事を道筋立てて考えることをいいます。複雑なゲームにおいては、ただ漠然とプレイしていても、クリアやライバルに打ち勝つことはできません。

そこで、ゲーム内で起きている状況の全体像を把握したうえで、ロジカルに考える能力が必要になります。物事を論理的に分析したうえで、必要な対処法を見つけ出す力が身につけば、ビジネスや日常生活でも活躍することができます。

問題解決能力

複雑なゲームが増えているため、クリアするためにはさまざまな問題の解決が必要です。次に進めない、相手に勝てない状況のとき「どのようにすれば良いのか」と考えトライ&エラーを繰り返すことは、問題解決能力の向上につながるでしょう。

コミュニケーション能力

オンラインやオフライン問わず、チームでプレイするゲームも多く、チームワークが求められます。相手の意見や得意な部分などを理解して、自身の意見も相手に伝える必要があります。ゲームをスムーズに進めるためには、コミュニケーション能力が必要不可欠になるのです。

コミュニケーション能力が身につけば、学校生活やビジネス面においてもチームでの課題た業務、上司、部下、クライアントなどと円滑な関係を構築するうえで役立ちます。

空間を認知する能力

ゲームによっては空間を認定する能力が身につきます。 空間認知能力とは、空間にある状態を素早く明確に把握することです。 空間認知能力が身についていると算数・数学を始め、さまざまな教科に役立ちます。

想像する能力

ゲームによっては、自分でストーリーを組み立てたり、フォートナイトのように建物を組み立てたりする場合があります。 また近年では使える能力やアイテムなどが豊富に揃っており、 自分で戦略を立ててゲームを進めていくことが必要です。

そのため、ゲームを進めることで想像力が身につき、新しいアイデアを生み出すこともできるようになります。 学校での課題をはじめとして、社会人になっても主にクリエイティブな業務で必要とされる能力です。

デジタルリテラシー

IT化が急激に進む現代社会において、コンピューターやインターネットを正しく使いこなすデジタルリテラシーの重要性が高まっています。ゲームをプレイするプロセスにおいてコンピューターの操作に慣れるほか、インターネット上で情報を収集したり仲間と交流したりする場合もあるでしょう。

そのため、情報処理能力が向上するだけでなく、デジタルツールを適切に扱う方法やルールなども身につけられます。今後学校や社会に出た後もデジタルの活用は必要不可欠であり、ゲームによって養った能力を活かせるようになります。

頭が良くなるゲーム

近年のゲームは複雑化しており、状況を判断したうえで適切な対応が必要です。また、戦略を立てたり、情報処理をしたりさまざまな能力が求められます。その中でも頭がよくなるといわれているゲームをご紹介します。

フォートナイト(FORTNITE)

フォートナイト(FORTNITE)は、100人のプレイヤーが島に上陸して戦うバトルロイヤルゲームです。移動しながら武器やアイテムなどを集める必要があるだけでなく、常に他のプレイヤーの動向に注意することが重要です。そのため、情報処理能力を高められるでしょう。また、建築要素もあるため、空間認知能力、クリエイティブ力も養われます。

マインクラフト(MINECRAFT)

マインクラフトはブロックを組み合わせて建築物などを作るゲームです。指定されているルールはほとんどなく、ユーザーによって目的もさまざまであるため発想力や想像力が身につきます。また、自分が思ったような街にするためにはプログラミング的思考も必要となります。

シンプルなゲームであるため、年齢制限はありません。そのため、初めてゲームをする未就学のお子様にもおすすめのゲームです。

ぷよぷよeスポーツ

ぷよぷよはシンプルなルールながらもパズル感覚が必要なゲームです。そのため、普段ゲームをしない人や高齢者にも推奨されています。コンピューター相手にプレイするほか、他のプレイヤーとの対戦も楽しめます。

自分の画面だけでなく相手の動きも気にしないといけないので、頭の活性化ができるゲームになります。eスポーツは決して若い人向けのみではなく、ゲームに慣れていない人や高齢者向けのゲームもあります。

ゲームで頭をよくするための注意点

ゲームで頭をよくするためには、やみくもに進めれば良いわけではありません。次の点に注意することも必要です。

  • やりすぎに注意する
  • ルールを守る
  • 能力を高められるゲームを選ぶ

やりすぎに注意する

ゲームはコツコツと進める必要がありますが、やりすぎはよくありません。脳や目が過度に疲れたり、学校や普段の生活に支障がでたりしないように、時間を適切に設定してプレイしましょう。健康に悪影響がないように気を付けながら、楽しくプレイすることが大切です。

ルールを守る

ゲームによって年齢制限が設定されています。すべてのゲームが子供向きとは限らないので保護者の方は十分に注意しましょう。また、課金しすぎることがないように、親御さんがしっかりと管理するようにしてください。

他にもゲームによって異なるルールがあります。プレイヤー全員が気持ちよくプレイするためにもルールを守ることが重要です。

能力を高められるゲームを選ぶ

ゲームをプレイすることで頭を良くするためには、能力を高められるようなゲームを選びましょう。基本的にはプレイヤーが好きなゲームを選ぶべきですが、受動的にプレイするよりも能動的にプレイできるゲームの方が、能力を高めることができます。 

また、どのようなゲームであっても、考えながらプレイするようにしてください。試行錯誤しながらプレイを続けることで、脳の活性化につながります。楽しみながら脳を活性化させられる点も、eスポーツの魅力の1つであるといえるでしょう。

まとめ

お子さんがゲームをやりすぎて 困っている親御さんは多いのではないでしょうか。 確かにゲームのやりすぎは決していいことではありませんが、 一方でゲームをしている子は頭が良くなるといったデータも出てきています。複雑化したゲームをクリアするためにはさまざまな能力が要求されるため、ゲームを続けることで頭が良くなったり能力を鍛えることができるのです。

しかし、「どのようなゲームをさせたらいいのかわからない」、「親御さん自身がゲームについて詳しくない」など不安を感じる場合はeスポーツスクールのAFRAS(アフラス)でコーチングを受けてはいかがでしょうか。

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