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コラム

DirectXとは?バージョンの確認方法や更新方法を詳しく解説!DirectX11と12のどちらが良い?

eスポーツ全般

「ゲームやeスポーツで目にするDirectXって何?」

「DirectXのバージョン確認方法や更新方法は?」

DirectXについてこのように思っていませんか?

この記事ではDirectXの概要から、バージョンの確認・更新方法まで詳しく解説をしていきます。また、DirectX関連でゲームが起動しない時の対処法や、DirectX11と12のどちらがeスポーツによいのかも解説していきます。

DirectXについて知りたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

DirectXとは?

まずは、DirectXがどのようなものなのかを解説していきます。

  • ゲームやメディアアプリケーションを処理する
  • Microsoftが開発したAPIの集合
  • Xboxでも使用されている

eスポーツを始めとした、PCゲームを遊んでいると、DirectXを目にすることがあります。そもそもDirectXはどのようなものなのかを知ってみてください。

ゲームやメディアアプリケーションを処理する

DirectXとはPCゲームやメディアアプリケーションを効率よく処理するために使われています。3Dグラフィックスを描画したり、音声周りのコントロールを行ったりと、多岐にわたる機能があります。また、ゲーム以外でも動画関連を始めとしたメディアアプリケーションでも活用されているのです!

Microsoftが開発したAPIの集合

より詳しく解説をすると、DirectXはMicrosoftが開発したAPI(Application Programming Interface)の集合です。ゲームをする上では、品質が高いレンダリングを可能にしたり、効率化を行いCPUの負担を減らしたりする役割があります。

もともと、DirectX1.0はゲーム開発用のAPI群として発表されました。その後、進化を経て、最新のDirectX11やDirectX12ではマルチコアCPUに対応した処理やdirect2Dのという2DグラフィックのAPIが含まれています。また、DirectX12ではCPUのオーバーヘッドが軽減されています。

DirectXのバージョン確認方法

DirectXのバージョン確認方法を解説していきます。PCゲームをプレイしたいけど、インストールされているDirectXのバージョンが問題ないか確認したい際の参考にしてみてください。

DirectX診断ツールで調べる

DirectXのバージョンを確認するには、診断ツールを使います。

具体的には、以下のような手順でDirectX診断ツールを利用します。

  1. Windowsキーを押して、dxdiagを検索してDirectX診断ツールを起動する
  2. 「システム」 タブで、「DirectX バージョン」行に表示されている DirectX のバージョンを確認する
  3. 各タブでDirectXのファイルバージョン情報を確認する
  4. ファイルのバージョンの確認が終わったら、「終了」 をクリックする

上記はWindows11での確認方法になります。Windows11以前の場合は、以下の方法でdxdiag診断ツールを見つけてみてください。

  1. 「スタート」をクリックして、「ファイル名を指定して実行」 をクリックする
    もしくは、「Windowsキー+R」でファイル名を指定して実行を開く
  2. 「dxdiag」と入力して 「OK」 をクリックする

後は、最初の手順と同じようにシステムタブや他のタブでDirectXのバージョンを確認してください。

診断ツールが使えない場合はDirectXをインストールする

DirectX診断ツールが上手く起動しない場合や、見つからない場合はDirectXのバージョンが古い可能性があります。DirectX5.0以前がインストールされている場合は、DirectX診断ツールを利用できません、そのような場合は、DirectXを直接インストールしましょう。

基本的にDirectXはWindowsに搭載されていて、WindowsUpdateによって、更新されます。そのため、古いDirectXがインストールされている可能性は低いですが、環境によっては手動での更新が必要な場合があります。

DirectXの更新方法

DirectXの更新方法を解説していきます。

最新のDirectXを利用したい場合や、あるバージョンのDirectXを利用したい場合はここで紹介している方法を参考にしてみてください。

WindowsUpdateで最新のDirectXをインストールする

DirectXはWindowsUpdateによって、最新のものがインストールされます。Windows10やWindows11を使っている場合は、DirectXをインストールする必要はありません。

WindowsUpdateを行っていなくて、DirectXのUpdateが必要な場合は、WindowsUpdateを行ってしまうのが簡単でおすすめです。

Windows11の場合は以下の手順でWindowsUpdateを確認できます。

  1. 「設定」をクリック
  2. 「ホーム」をクリック
  3. 画面右上のWindowsUpdateをクリック
  4. 「更新プログラムのチェック」を行う
  5. 確認してダウンロードとインストールを行う

また、Windows10の場合は更新とセキュリティから、WindowsUpdateの確認や更新が行えます。

DirectXを直接インストールする

古いバージョンのDirectXや手動でDirectXをインストール必要がある人は、ここで紹介している方法を参考にしてみてください。

  1. DirectXエンドユーザーランタイムインストールページを開く
  2. 言語を選択してダウンロードする
  3. ダウンロードしたファイルを起動する
  4. 画面に従ってインストールを行う

特に、古いゲームをプレイしたい場合に、D3DX9やD3DX10などが必要になる場合があります。もし、プレイしたいゲームでD3DX9やD3DX10などを要求されたら、DirectXエンドユーザーランタイムをインストールしてみてください。

DirectX関連でゲームが起動しない時の対処法

ゲームを起動しようとしたけど、DirectX関連のエラーが表示されて起動しない時があります。そのような時の対処法を解説していきます。

グラフィックボードのドライバーを最新にする

グラフィックボードのドライバーが最新でないと、DirectXと互換性が無く、ゲームが起動しない場合があります。まずは、グラフィックボードのドライバーを最新に更新してみてください。

NVIDIAの場合は、GeForceExperienceを利用して更新するのが簡単でおすすめです。また、AMDの場合はAMDSoftware:AdrenalinEdition™アプリケーションを利用するのが簡単でおすすめです。NVIDIAもAMDのどちらもドライバーを直接インストールすることもできます。

WindowsUpdateを行う

WindowsUpdateを行う事で、最新のDirectXをインストールすることができます。ゲームが起動できない時のDirectX関連のエラーは原因が多岐にわたります。WindowsUpdateを行うことで、解決する場合があるため、試してみてください。

グラフィックボードがDirectXをサポートしていない

グラフィックボードによっては、新しいDirectXに対応していない場合があります。例えば、「インテル® HD グラフィックス 2000/3000」はDirectX10.1までしか対応していません。そのため、DirectX11や12が必要なゲームを起動できないのです。

もし、グラフィックボードが利用したいDirectXに対応していない場合は、グラフィックボードの交換を行う必要があります。また、一体型やノートパソコンの場合は、買い替えを検討しなければいけません。自分が利用しているグラフィックボードが、どのDirectXまで対応しているかを確認してみてください。

インテル® グラフィックスでサポートされている API

AMDグラフィックス仕様

ゲーム側の問題の場合は修正を待つ

ゲームでDirectX関連のエラーが出るけど、ユーザー側ではどうしようもない場合があります。ゲーム側の問題で、修正を待たなければいけないことがあるのです。SNSや掲示板などで、同じようなエラーが出ている人がいないかを確認しましょう。

DirectX11と12のどちらがeスポーツに良い?

DirectX11と12のどちらがeスポーツに適しているのかを解説していきます。

  • 基本的にDirectX12の方がパフォーマンスが良くなる
  • eスポーツや環境によってはDirectX11の方が良いことも
  • どちらが良いかテストしてみるのがおすすめ

基本的にDirectX12の方がパフォーマンスが良くなる

基本的には、DirectX11よりもDirectX12の方が、eスポーツのパフォーマンスが良くなります。DirectX12はマルチコアを使用したレンダリングを行えます。また、グラフィックスを保存して、使用することで、負荷を低減する機能もあるのです。そのため、DirectX12の方がeスポーツをよりプレイしやすくなります。

ただし、DirectX12は要求されるスペックが高く、もし、低めのスペックのPCを使っている場合はDirectX11の方が良いこともあります。

以下でDirectX11の方が良い点を紹介していきます。

eスポーツや環境によってはDirectX11の方が良いことも

DirectX11の方が、eスポーツタイトルや環境によってはDirectX12よりも良い場合があります。DirectX11の方が低いスペックのパソコンでも安定してプレイができたり、eスポーでの不自然なクラッシュや不具合が少なかったりします。

DirectX12がリリースされた当初はDirectX11の方が優れているという声が多かったのですが、現在ではDirectX12が最適化されていき、DirectX12の方が優れている場面が多いです。

古いPCを使っている場合や、昔のゲーム・eスポーツをプレイしたい場合以外は、DirectX12を利用するのがおすすめです。

どちらが良いかテストしてみるのがおすすめ

DirectX11と12のどちらが良いかは、eスポーツのタイトルや環境で変わります。そのため、実際にプレイをしてみて、テストをしてみましょう。1日だけのプレイではなく、最低でも数日以上の期間プレイしてみるのがおすすめです。実際に自分の環境でどちらのDirectXが良いのかを試してみてください。

【まとめ】DirectXを知ってゲームをより楽しもう!

DirectXについて詳しく解説をしてきました。ゲームやeスポーツとDirectXは切っても切れない関係があります。この記事を参考にして、DirectXの理解を深めて、よりゲームやeスポーツを楽しみましょう。

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