Apexの競技シーンにおいて、世界王者を決める大会・Apex Legends Global Series。世界中の猛者が各エリアカップを勝ち抜き、世界最強の座を巡って激闘を繰り広げます。
4シーズン目となる2025年大会の開催地は日本・札幌でした。さらに5シーズン、6シーズンにおいてのChampionshipも札幌での開催が決定しました。
この記事では、ALGS Year4 Championshipの参加チームや結果、合わせて、2026年2027年に開催されてるALGS Year5 Championship、ALGS Year6 Championshipの情報と何故札幌で3年連続ALGS Championshipが開催されるのかなどを詳しく解説します。
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ALGSとは

ALGSは、Apex Legends Global Seriesの略称です。Alex Legendsの競技シーンにおいて世界1位を決める国際リーグであり、以下の4エリアにてリーグが開催されています。
- Americas(南北アメリカ)
- EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)
- APAC North(韓国・日本)
- APAC South(南アジア)
参加できるのはプロリーグへの参加資格を持つ22チーム、およびプレリーグ予選で勝ち上がった8チームの計30チームです。上位20チームが地域決勝戦に進出し、さらに上位10チームがChampionshipへの出場権を獲得します。
ALGS Year4 Championshipの参加チーム

2025年に開催されたALGS Year4 Championshipの参加チームは以下のとおりです。
グループA
グループAは以下の10チームです。
- Moist Esports
- Cloud9
- 100 Thieves
- NRG
- EXO Clan
- Ninjya in Pyjamas
- Shadow3690
- Faze Clan
- Oblivion
グループAでは、アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置く老舗強豪eスポーツチームFaze Clanと躍進が期待される100 Thievesに注目が集まりました。特に、100 Thievesは2029年に解散したApex Legends部門を2021年に再設立したものの、2023年に再解散、さらに2024年に再設立という波乱の経歴があります。
波乱のなか、Americasを勝ち抜いてきた実力がどこまで発揮されるのか期待が寄せられました。
グループB
グループBは以下の10チームです。
- Fnatic
- Guild Esports
- Primis Komanda
- VK Gaming
- Complexity
- Virtus.pro
- GREEN STEGO
- Dragons Esports
- Source Gaming
- Meteor
グループBでは、日本人選手有するFnatic(フナティック)に注目が集まりました。
今回はLykq選手、YukaF選手、Meltstera選手がApex Legends部門としてALGS Year4 Championshipに進出しています。地元日本で栄冠を手にすることが大いに期待されました。
また、神奈川県発のeスポーツチームMeteor(ミーティア)が今回のALGSで大躍進を遂げ、Championshipに出場したことにもファンは注目しています。983kuma選手、Lible_Ace選手、Kuroton選手に加え、ALGS APAC NORTH公式実況者である大和周平氏がコーチに就任したことからも、日本勢の本気度が伺えました。
グループC
グループCは以下の10チームです。
- Gamin Gladiators
- Tema Falcons
- Luminosity Gaming
- Aurora Gaming
- Team Burger
- Noctem Esports
- Orgless and Hungry
- GHS Professional
- REIGNITE
- Eternal
Gamin GladiatorsやLuminosity Gamingなど、世界のeスポーツ競技シーンで活躍する有名チームが集うグループC。日本からはGHS ProfessionalとREIGNITEが参加しています。
GHS Professionalは、1tappy選手、4rufa選手、Taida選手がエントリーしており、1tappy選手は今大会で競技シーンからの引退を宣言していることからもファンからは有終の美を飾る結果が期待されました。
また、Apex Legendsで猛進を魅せるREIGNITEにも、国内大会での日本チームによる活躍が期待されています。2022年にはYeas 2 ALGS Split 2 Playoffsで優勝しており、今回も表彰台を狙って欲しいところです。
グループD
グループDは以下の10チームです。
- Alliance
- Crazy Raccoon
- Loan Sharks
- Team Liquid
- DreamFile
- FURIA Esports
- GoNext Esports
- ENTER FORCE.36
- Srallions
- Supernova
Alliance、Team Liquid、Crazy RaccoonとApex Legends競技シーンの名だたる猛者が集うグループDは死のグループとも呼ばれました。特に、優勝候補とも目される日本チーム・Crazy Raccoonは、Year4初のプレーオフ・ALGS Year4 Split1 Playoffsで優勝するなど、今シーズンの好調さに注目が集まっています。
また、ENTER FORCE.36はプロリーグからのChampionship進出を逃したものの、ALGS Year4 Split1 Playoffsの結果からプレイプポイントによってChampionship参戦のチケットを手に入れました。
負けを知っているからこそ粘り強く堪えられるその強さを、記念すべき日本大会で発揮してくれるのか、ファンは固唾を飲んで見守ります。
ALGS Year4 Championshipの試合形式

ALGS Year4 Championshipは以下の試合形式で行われます。
GUROUP STAGE
- 各グループが10チーム毎に合計36マッチ実施
- 上位20チームがWINNERS ROUND1に進出
- 下位20チームがLOSERS ROUND1に進出
WINNERS ROUND1
- 上位10チームがFINAL ROUNDに進出
- 下位10チームがLOSERS ROUND2に進出
LOSERS ROUND1
- 上位10チームがLOSERS ROUND2に進出
- 下位10チームが敗退
LOSERS ROUND2
- 上位10チームがFINAL ROUNDに進出
- 下位10チームが敗退
FINAL ROUND
- マッチポイントシステム
- 50ポイント以上を獲得した次の試合以降で1位となれば優勝
ALGS Year4 Championshipの結果

ファイナルラウンドに進出したのは以下の20チームです。
- ALLIANCE
- AURORA
- Gaming Gladiators
- FURIA
- LIQUID ALIENWARE
- SHOPIFY ERBELLION
- GONEXT
- Guild Esports
- ENTER FORCE.36
- TSM
- TEAM FALCONS
- VIRTUS.PRO
- COMPLEXITY
- FNATIC
- TEAM BURGER
- NOCTEM
- EXO CLAN
- LG
- VK GAMING
激戦を繰り広げた結果、GONEXT(ギリシャ)が優勝の栄冠を手にしました。序盤ではなかなか火が付かず、HIARKA選手もスロースタートにやきもきしたと後のインタビューで語っています。7試合目でマッチポイントが点灯。しかし、同時にApex Legends強豪チームとして通名なAllianceやTeam Falconsもマッチポイントであったことから、大変なプレッシャーのなか戦い抜きました。
【2026・2027】ALGS Championshipが3年連続札幌で開催決定

ALGS Year4 Championshipを見事成功させた北海道札幌市ですが、2025年6月には2026年に開催されるALGS Year5 Championshipおよび2027年に開催されるALGS Year6 Championshipの誘致に成功したことが発表されました。
主催会社であるElectronic Arts Inc.は、2025年6月24日に札幌市と覚書を締結しています。
これにより、北海道札幌市では3年連続ALGS Championshipが開催されることになり、世界中のApex Legendsファンからの注目を集めることになりました。
どうして北海道・札幌市がALGS Championship開催地に選ばれたの?

世界中でプレイ人口が1億人を超えるとも言われているApex Legends。その最高峰の大会であるALGS Championshipを3期連続で誘致できるというのは類を見ない偉業です。
続いては、なぜ北海道の札幌市はALGS Championshipの誘致に成功したのかを掘り下げてみてみましょう。
ALGS Year 4 Championshipの開催で高い評価を得たから
ALGS ChampionshipはYear1をオンライン開催、Year2をアメリカ・ノースカロライナ州、Year3をイギリス・バーミンガムで開催しています。世界中の都市で開催していることから、Year4の開催地が北海道になったことは何ら違和感のない結果です。
しかし、今大会では類を見ない盛り上がりを見せたと多くのファンが語っています。
ALGS Year 4 Championshipが開催された大和ハウスプレミストドームは、旧札幌ドームです。北海道の主要な国際スポーツ競技会場やアーティストのライブ会場として利用されて
きました。
過去のイベント開催の経験によって、会場を最大限に活用できるデータが摂り揃っており、ALGS Year 4 Championshipにおいても設営、人員誘導、導線作りなどに高い評価が集まりました。実際にALGS Year 4 Championshipに訪れたファンからも「モニターの配置が良く、臨場感のある観戦ができた」「配布されたスティックバルーンで会場が盛り上がり一体感があった」など、絶賛する声が多く聞かれます。
ALGS Year 4 Championshipの大成功がYear5,Year6の開催の決定打になったことは間違いないでしょう。
観光地として人気だから
北海道は日本屈指の観光地のひとつです。雄大な北の自然と触れ合え、国内外問わず常時多くの観光客が足を運びます。
ALGS Year 4 Championshipでは日本人ファンも大勢会場に足を運びましたが「国内での開催だから」という動機以上に「北海道での開催だから」という人も多かったのではないでしょうか。
北海道というグルメ、ウィンタースポーツ、自然を楽しめる観光地だからこそ、「ALGS Year 4 Championshipを見た後に観光もできる」という動機付けに成功したとも言えるでしょう。これに関しては海外ファンに関しても同じです。
ALGS Year 4 Championshipが開催された1月はウィンタースポーツの本番。北海道のパウダースキーは世界的にも評価が高く、例年スノーシーズンには多くの外国人観光客が北海道に足を運びます。そのため、諸外国から北海道へのアクセスがしやすく、ツアーなどが組まれていることも珍しくありません。
全く知らない外国に行くよりも、名前くらいは知っている外国に行く方がハードルが下がるように、「北海道」という観光ブランドがApex Legendsの国内外ファンを多く呼び寄せたと言っても過言ではないでしょう。
札幌市が積極的に誘致しているから
実は、札幌市は日本屈指のゲーム産業が盛んなエリアであり、市内には約70社以上のゲーム会社があると言われています。「ゲームの街・札幌」として地域創成に取り組んでおり、今回のALGS Year 4 Championship誘致に関しても、街を上げて推進していたそうです。
北海道は酪農や観光業に注目が向きがちですが、実はボンバーマンなどでお馴染みにゲーム会社ハドソンの創業地は札幌市です。桃太郎電鉄、天外魔境など一世を風靡したゲームソフトの数々を世に送り出したハドソン。同社で腕を磨いたエンジニアが独立し、札幌市内はあっという間にエンジニアの街となっていったのです。
のんびりとした北海道の風土はIT産業との相性もよく、大都市のIT躍進の陰で確実にIT産業の土台を築いてきました。
そんな札幌市だからこそ、eスポーツという新しいジャンルにも柔軟に対応し、今回の世界規模となる大会誘致に成功したのでしょう。
2026年・2027年のALGS Championship開催スケジュール
ALGS ChampionshipのYear5、Year6のスケジュールは以下のように発表されています。
- ALGS Year 5 Championship:2026年1月
- ALGS Year 6 Championship:2027年1月
両大会共に、実施場所はダイワハウスプレミストドームです。
Apex Legends Gallery + POP UP STOREで今すぐApexの世界観を満喫できる
2026年のALGS Year 5 Championshipが待ちきれないという人は、Apex Legends Gallery + POP UP STOREへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
現在、Apex Legends6周年を記念して、レジェンドの等身大パネルや資料展示、オリジナルグッズ販売などを行っているApex Legends Gallery + POP UP STOREが期間限定展開しています。
6月24日まで札幌PARCOにて行われた同イベントは、7月18日から名古屋パルコ、9月5日からは大阪へと、日本を縦断します。
アメリカンでクールなApex Legendsのキャラクターデザインは、ゲーム未経験の人でも見ているだけで楽しめるでしょう。また、Apex Legendsファンには嬉しい、シリーズの歴史を辿る展示も行われているため、これまでプレイしてきた過去シーズンを振り返るのもおすすめです。
2026年・2027年もApex Legendsの熱い戦いを見届けよう
Apex Legendsにおいて世界最高峰の大会と呼べるALGS Championship。Apex Legendsファン達が手に汗に着ながら見守る戦いをぜひ、2026年・2027年もお楽しみください。
また、日本国内で大会が開催されることで、プレイ経験のない人でも観戦しやすいでしょう。
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