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コラム

ゲーム用語としてのAoEの意味をジャンル別に徹底解説

eスポーツ全般

ゲームをプレイしていたり、ゲーム情報を調べたりしているなかで「AoE」という言葉を聞いたことがありませんか?

AoEはゲーム用語のひとつです。AoEの意味を知ることで、よりゲームを奥深く楽しむことができるようになるでしょう。

この記事では、ゲーム用語としてのAoEが持つ意味やゲームジャンルによって異なるAoEの要素について詳しく解説します。

AoEの意味を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

ゲーム用語の「AoE」とは

ゲームにおけるAoEは、Area of Effectの略語です。

特定のエリアに効果をもたらす攻撃やバフ・デバフなどを総合してAoEと呼びます。

読み方は「エーオーイー」です。

AoEについて、より詳しくみていきましょう。

基本的には範囲攻撃という意味で使われる

AoEは、基本的に範囲攻撃という意味で使われることが多いです。

敵1人を指定する攻撃や敵複数人を指定する攻撃ではなく、範囲を指定してエリア内にいる相手を攻撃するのが特徴と言えるでしょう。なかには、敵味方関係なく攻撃、デバフ、バフなどをかけてしまうものもあります。

プレイヤーではなく、範囲を指定するため、範囲外のキャラクターには干渉できないのが特徴です。

固有名詞としてのAoE

AoEは固有名詞として使われることもあります。

Age of Empires

Age of Empires(エイジ オブ エンパイア)は、1997年にリリースされたRTS(リアルタイムストラテジー)ゲームです。頭文字をとってAoEと表記される場合があります。

歴史を題材にしたRTSゲームとして話題を呼び、1997年末にはアメリカで17.8万本を売り上げました。その他にも、ドイツ、オーストラリア、スイス、韓国などで爆発的ヒットを呼び、2000年までに世界累計300万本を売り上げた名作です。

最新作のAge of EmpiresⅣは2017年にリリースされています。

RTSを語るうえで欠かせないゲームタイトルなので、RTSやMOBAジャンルについて話している最中に使われるAoEは、Age of Empiresを指している場合があるでしょう。

AMATEUR OCEANIC ESPORTS

AMATEUR OCEANIC ESPORTS(アマチュアオセアニックイースポーツ)を、省略してAOEと呼ぶこともあります。

AoEは、「o」を小文字にするのに対し、AMATEUR OCEANIC ESPORTSの表記をする際には「AOE」として全て大文字にすることが多いです。

AMATEUR OCEANIC ESPORTSは、オセアニアのローエンドeスポーツ団体です。オーバーウォッチの世界大会AAOLやRise Up Invitationalなどを開催していることでも有名です。

【賛否両論】スプラッシュダメージの意味で使われるケースもある?

スプラッシュダメージとは、ある攻撃によって特定の相手に与えたダメージが波及し、範囲内に居る他のプレイヤーやNPCにもダメージを与える効果のことを言います。

メインの攻撃によるダメージよりも大幅に低下するものの、特定の範囲にいる敵を巻き込みダメージを与えることができます。

特定範囲に作用するためAoEの一種と言えるという考え方と、範囲を指定できていないのであればAoEではないという意見があります。

これらの考え方については、賛否両論あるため話の流れでスプラッシュダメージをAoEと捉えているのかどうか判断してみてください。

また、スプラッシュダメージと類似した攻撃にスプリットダメージがあります。スプリットダメージとは複数の対象を指定して攻撃するアクションです。

敵を指定して攻撃しているため、AoEとは別物として考えられるので注意しましょう。

AoEと反対の意味を持つゲーム用語

ゲームをより理解するにあたって、AoEとは反対の意味を持つ言葉についても押さえておきましょう。

AoEの反対の意味を持つ言葉として「対象指定効果」が挙げられます。

AoEがエリアを指定するのに対し、対象指定効果では効果を与える対象を指定します。

つまり、一般的な攻撃などの多くは対象指定効果に分類されるということです。

ジャンル別のAoEの意味

ゲームのジャンルによってもAoEの意味は異なります。続いては、主要なジャンルにおけるAoEの意味について紹介します。

FPSやTPSにおけるAoEの意味

FPS(First Parson Shooter:一人称型シューティングゲーム)やTPS(Third Parson Shooter:三人称型シューティングゲーム)におけるAoEは、主に味方と連携して用いることが多いです。

チーム戦を採用しているFPS・TPSジャンルで実装されていることが多く、単発でAoEによる攻撃を狙った場合、対象指定効果に比べてダメージが低くなる傾向にあるため、不利になりやすく返り討ちに遭うリスクが圧倒的に高くなります。

そこで、味方と協力して敵プレイヤーを誘導し、自身は死角からAoE攻撃を繰り出す戦術が用いられます。

人気FPS「オーバーウォッチ2」では、ラマットラのアビリティ「貪欲な渦」がAoE攻撃にあたります。範囲内の敵にダメージを与えるだけでなく、移動スピードを低下させるデバフもかけることができるため、味方と協力し動きが鈍くなった敵キャラクターを撃破しましょう。

【lolなど】RTSやMOBAにおけるAoEの意味

RTS(Real time Strategy:リアルタイムストレテジー)やMOBA(Multiplayer Online Battle Arena:マルチバトルオンラインアリーナ)ジャンルにおいて、特定のエリアを指定して攻撃できるAoEは非常に重要です。

これらのジャンルでは、相手チームの本拠地を破壊するという共通の目的があります。

AoEアクションを実装しているキャラクターは限定されているケースが多く、何体自陣に配置するか、どのタイミングでAoEを発動させるかが戦局を握っていると言えるでしょう。

eスポーツの主要なタイトルとしても人気のMOBA「League of Legends(lol)」では、AoEを使用できるチャンピオンの使用がゲーム展開に影響します。

なかでも最強のAoEと呼ばれるチャンピオンが「オリアナ」です。オリアナは、指定地点に異動させたボールによる直接攻撃と攻撃対象となった敵を起点として指定範囲に魔法ダメージを与えることができます。

また、指定した地点にフィールドを展開してAoE攻撃をすることもでき、AoE技のバリーエーションの豊富さや攻撃力の高さでも人気です。

【シャドバなど】DCGにおけるAoEの意味

DCG(Digital Card Game:デジタルカードゲーム)において、AoEは一発逆転の鍵を握る攻撃となるケースも多いです。

戦闘に出ていない、控えのカードにもダメージやデバフをかけることができるため、カードの能力値によっては戦局をひっくり返すこともできるでしょう。

一方、AoE攻撃が可能なカードは警戒されやすいです。どのタイミングでベンチに出すのかを判断する能力も求められ、DCGをより面白くする要素として人気があります。

人気DCG「Shadow verese(シャドウバース:通称シャドバ)においても、AoEスキルをもつカードが複数あります。

  • エルフ
  • ロイヤル
  • ウィッチ
  • ドラゴン
  • ナイトメア
  • ビショップ
  • ネメシス
  • ニュートラル

この他にもさまざまなAoE技を持つカードがあるため、戦局を見極めて効果的な攻撃を狙ってみてください。

MMORPGにおけるAoEの意味

MMORPG(Massively Multiplayer Online Role Playing Game:マッシブリーマルチオンラインロールプレイングゲーム)とは、大規模多人数同時参加型RPGです。

本来、ソロプレイ向きに制作されているRPGをオンラインかつマルチプレイヤー仕様にすることで、プレイヤー同士が協力もしくは敵対してメインストーリーと共にマルチな楽しみ方ができるようになります。

MMORPGにおけるAoEは、RSTやMOBAと同じく特定のキャラクターやジョブに実装されていることが多いです。主に、中距離アタッカーやヒーラーがAoE攻撃やデバフ、バフなどを使えることが多い傾向にあります。

また、MMORPGでは敵NPCがAoE攻撃を使用する点も特徴のひとつとして挙げられます。特に、AoEによる回復やデバフなどを用いるケースが多くみられます。AoE攻撃を使用する敵NPCの存在は非常に厄介です。率先して倒すのが無難でしょう。

【例文あり】AoEを使った会話

ゲームについて話をするなかで、AoEがどのように用いられるのかも理解しておきましょう。最後に、例文を交えてAoEの会話中での使い方を紹介します。

AoE来るよ!

敵チームのプレイヤーがAoE攻撃をしかけようとしている状況で使われます。AoE攻撃の準備をしている予兆があるため、自チームの味方に対して警戒を呼び掛けています。

このボスを攻略するにはAoE対策が必要だ

MMORPGなどで、AoE攻撃を多用する敵NPCに対して、対策の必要性を訴えています。MMORPGにおいては、AoE対策として攻撃範囲の把握や予備動作後の高速移動などが挙げられます。

このチームに加入するならAoEで申請して

チームへの加入条件としてAoEスキルが使えるキャラクターの使用を求めています。AoEスキルが利用可能なキャラクターを使用して参加申請をしましょう。

AoEやろうよ

AoE(Age of Empires)のプレイを促している可能性があります。前後の文脈から読み取りましょう。

その大会の主催はAOEだよ。

AOE(AMATEUR OCEANIC ESPORTS)を指している可能性が高いです。前後の文脈から意味を読み取りましょう。

ゲーム攻略の鍵となるAoEを理解しよう

ゲームをプレイするなかで、AoEは重要な役割を果たす場面が多々あります。意味を理解し、前後の文脈からどのようなニュアンスで使われているのか判断しましょう。

特にMOBAやFPSにおいて、AoEはチームに必要とされるシーンも少なくありません。AoE攻撃が可能なキャラクターの使い所や定石を理解し、チームプレイに徹することでその影響力を最大限に生かすことができます。

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