LINE
名古屋本山校のブログ

【2025年版】予算別:eスポーツPC・デバイスの選び方(5万円/10万円/15万円〜)|小中学生&保護者向けガイド(名古屋)

「まずは遊べる最低ライン」から「大会・上位帯を目指す実用ライン」まで、名古屋市内の小中学生に合わせた予算別の現実解をまとめました。対応タイトルは APEX/Fortnite/VALORANT/LoL。PC本体だけでなく、**勝敗に直結する周辺機器(モニター・マウス・ヘッドセット)**まで優先順位で整理します。

0) 最初に決めること(失敗しない三原則)

  1. 解像度とフレームレートの目標
    • 目安:LoL=1080p/60–144fps、VALORANT・Fortnite・APEX=1080p/144fps(理想は200fps前後)
  2. タイトルの優先度(例:APEX最優先→Fortnite→VALORANT→LoL)
  3. 据え置き or ノート(小中学生は据え置き+親の見守りが運用しやすい)

FPSタイトルはフレームレート>画質。迷ったらまず144Hz以上のモニター確保を。

5万円コース:まずは遊べる“スターター”

  • 想定スタイル:中古やリファービッシュのデスクトップに補助電源なしGPU、または軽め設定でのプレイ。
  • 狙う体験:LoLは1080p/60fps安定。VALORANTは低設定で60〜100fps。APEX/Fortniteは低設定で60fps前後を目標。
  • 推奨スペック感
    • CPU:旧世代クアッド〜6コア級
    • メモリ:**16GB(8×2)**に必ず増設
    • ストレージ:SSD 500GB以上(NVMeでなくてもOK)
    • GPU:省電力・ロープロ対応の入門dGPU(中古想定)
  • 周辺機器
    • 既存の60Hzモニターを流用。マウス・キーボードは手のサイズに合う軽量系を優先。
  • この価格帯のコツ
    • 中古は返品可・初期動作保証ありを選ぶ。
    • 電源の容量・品質を軽視しない(400〜500Wのブロンズ以上を目安)。
    • いきなり出費せず、操作と習慣作りに投資(感度・姿勢・ルール整備)。

できること/できないこと

  • 〇:基礎練、LoL/VALの入門、Fortniteゼロビルド軽設定
  • ✕:APEXやFortniteの144fps安定、競技配信の同時実行

10万円コース:競技入門“ちゃんと戦える”

  • 想定スタイル:BTOのエントリー新品デスクトップ or 良質な中古デスク+エントリー〜ミドルGPU
  • 狙う体験:VAL/LoLは1080p/144fpsが視野。Fortnite/APEXは設定調整で100〜144fpsを狙う。
  • 推奨スペック感
    • CPU:現行〜1世代前の6コア級
    • メモリ:16GB(8×2)(できれば3200MHz以上のデュアル)
    • ストレージ:NVMe 1TB
    • GPU:現行エントリー〜下位ミドル(VRAM 8GB前後)
  • 周辺機器
    • **144Hzモニター(24〜25インチ・IPS系)**を導入。
    • マウス:60〜70g台/形状が手に合うことを最優先。
    • ヘッドセット:軽量+遮音適度(長時間で痛くならない装着感)。
  • この価格帯のコツ
    • 10万内に収めるなら、本体優先→後からモニターでもOK。
    • GPUはVRAM 8GBを目安(今後の低設定運用でも余裕が効く)。
    • ケースのエアフローCPUクーラーを軽視しない(温度=性能と静音)。

できること/できないこと

  • 〇:VAL/LoLの144Hz運用、Fortnite/APEXの100〜144fps帯
  • ✕:APEXの終盤ファイトで常時144fps、240Hz運用の安定

15万円〜コース:大会・上位帯“ガチ運用”

  • 想定スタイル:最新ミドルクラス構成+240Hzモニターで、エイム練〜ランク〜大会まで。
  • 狙う体験:VAL/LoL=240Hzを活かす運用、APEX/Fortniteは設定最適化で144〜200fps台をキープ。
  • 推奨スペック感
    • CPU:最新6〜8コア(高クロック重視)
    • メモリ:32GB(16×2)(配信/録画も視野)
    • ストレージ:NVMe 1TB+追加SSD(録画用)
    • GPU:現行ミドル(“xx60”〜“xx70”クラス相当)
  • 周辺機器
    • 240Hzモニター(応答1ms級)
    • マウス:軽量ワイヤレス+低遅延ドングル
    • キーボード:リニア軸+吸音・安定板で入力精度重視
    • パッド派(Fortnite/多タイトル兼用)なら低遅延BT/2.4GHz
  • この価格帯のコツ
    • 電源650〜750W・80PLUSゴールド級で余裕を確保。
    • Wi-Fiより有線LAN(Cat6以上、ONU〜ルーター〜PCまで配線)。
    • 将来のGPU換装を見据え、ケースは前面吸気が強いものを。

できること/できないこと

  • 〇:競技設定での高fps運用、録画+プレイ、簡易配信
  • ✕:超高解像度や最高画質での常時240fps

タイトル別・設定の考え方

  • VALORANT:低〜中設定+VSync Off/Reflex On。クロスヘアと感度は固定
  • APEX:描写は低寄り、FOV広め、影とアンチエイリアスを切ってfps確保。
  • Fortnite:競技プリセット+可変解像度Off、**DLSS/FSRは“品質寄り”**で文字潰れを回避。
  • LoL:高fps重視でも可。視界・ピン・設定マクロの最適化が優先。

いずれもモーションブラーOff/被写界深度Off、入力遅延を増やすフィルターは切る。

どこまで“デバイス”に投資するか(優先順位)

  1. モニター:60→144→240Hzの順で“世界が変わる”。
  2. マウス手に合う形状と重量がエイムを決める。
  3. ヘッドセット:長時間でも痛くない+定位感。
  4. マウスパッド滑りと止まりの好みでパフォーマンスが安定。
  5. キーボード:押下荷重が合うリニア軸は学習コストが低い。

買い方のコツ/よくある罠

RGBピカピカ=強い」は誤解。冷却・電源・モニターが先。

ノートは熱で性能が落ちやすい。持ち運び必須でなければデスクトップ推奨。

中古は**GPUの使用歴(マイニング等)**を確認。ショップ保証のある個体を。

回線はPingとジッタが命。ルーターの置き場所・配線で改善することが多い。

Windowsの電源プラン=高パフォーマンス、GPUドライバはクリーンインストール

家庭内ルールと安全(小中学生向け)

就寝時刻から逆算してプレイ時間を固定。

テスト前は**座学(戦術・マナー・状況ノート)**に切替。

ペアレンタルコントロールスクリーンタイムを設定。

20分ごとに20秒の遠くを見る休憩、椅子は膝90°、モニターは目線やや下。

すぐ使えるチェックリスト(店頭・購入前)

目標:1080p / 144fps(APEX・Fortnite・VAL)

メモリ16GB以上(できれば32GB)/NVMe 1TB

GPUは現行エントリー以上/VRAM 8GB前後

電源容量と認証(最低ブロンズ、推奨ゴールド)

144Hz以上のモニターを確保

有線LANで接続できるか(配線ルート)

保証・返品の条件を確認(中古は特に)

名古屋市内スクールのサポート(CTA)

当スクールでは、体験レッスン時に機材相談が可能です。

  • 予算別の見積もりテンプレ
  • ご家庭のスペースに合わせた配線・設置アドバイス
  • タイトル別の競技設定プリセット配布
    → サイト内「体験」ページからお気軽にご予約ください。→『https://afras.jp/trial/