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コラム

愛知県でeスポーツが盛んな理由とは?アジア競技会開催でも注目される愛知の魅力

eスポーツ全般

2026年にアジア競技会が開催される愛知県。実はeスポーツが盛んな都道府県である事をご存知でしょうか。この記事では、愛知県でeスポーツが盛んな理由やおすすめのeスポーツスポットなどを紹介します。

世界中で人気急上昇中のeスポーツですが、日本では知名度が低く世界ほどeスポーツについての理解が進んでいる訳ではありません。

そんななか、愛知県ではeスポーツに関する取り組みが県政の推進の元行われていることをご存知でしょうか?

この記事では、2026年アジア競技会の開催地としても注目されている愛知県とeスポーツの関係性について紹介します。合わせて、愛知県のおすすめeスポーツスポットなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

愛知県で2026年アジア競技大会が行われる

2024年夏に行われたパリオリンピックの興奮も冷めやらぬなか、愛知県では2年後に控えたアジア競技大会に向けて着々と準備が進められています。

2026年に開催される第20回アジア競技大会は愛知県名古屋市で2026年9月19日から10月4日までの期間に行われることが決定済みです。

アジア版オリンピックとも呼ばれているアジア競技大会(通称アジア大会)ですが、知らないという人も少なくないでしょう。まずは、アジア競技大会がどのような競技会なのかについて紹介します。

アジア競技会とは

アジア競技会とは、アジア諸国で行われるスポーツ競技会です。通称アジア大会とも呼ばれ、ルーツは1913年から1934年まで行われていた日本、中国、フィリピンの極東選手権競技大会とされています。

競技種目はオリンピックとほぼ同様ですが、以下のようなアジア発祥の競技などが含まれているのが特徴です。

  • ソフトテニス
  • 囲碁
  • シャンチー(象棋)
  • カバディ
  • セパタクロー
  • 空手など

オリンピックでは見られないテーブルスポーツなども種目に含まれる点が大きな違いと言えるでしょう。

主催はアジアオリンピック評議会が行っています。アジア圏限定の競技会ですが、近年アジア諸国の競技レベルが向上している事も合わせ、オリンピックに引けを取らない世界記録レベルの競技会として注目が集まっています。

2022年大会よりeスポーツが種目に追加

囲碁などのテーブルスポーツも正式種目として行われてきたアジア競技会ですが、2022年に行われた杭州大会ではeスポーツが種目に追加されたことでも大きな話題となりました。

これまで「スポーツか否か」という点でさまざまな議論を巻き起こしてきたeスポーツにおいて、スポーツ競技会の正式種目に採用された事は大きな意味を持ちます。

2022年アジア競技会で採用されたeスポーツタイトル

2022年のアジア競技会で種目タイトルに選定されたのは以下のとおりです。

  • 伝説対決―Arene of Valor-
  • Dota2
  • Dream Tree Kingdoms2
  • FC Online by EA SPORTS
  • ハースストーン
  • League of Legends
  • PUBG Mobile
  • ストリートファイターⅤ

世界のeスポーツ競技会でも用いられるタイトルが多く、ハイレベルな競技が繰り広げられ、サポーターも多いに盛り上がりました。

日本代表選手はLeague of Legends、PUBG Mobile、ストリートファイターⅤのタイトル種目に出場しました。残念ながら上位入賞は果たせなかったものの、自国開催となる2026年大会で雪辱を果たす事が期待されます。

2026年に開催される第20回アジア競技会でのeスポーツ種目タイトルは未定です。自国開催という事もあり日本メーカーから開発されたタイトルが多く採用される事が期待されています。

愛知県名古屋市はeスポーツ先進自治体?

2026年に愛知県名古屋市でアジア競技会が開催される事になりましたが、自治体では新種目であるeスポーツ競技の認知拡大、推進に力を入れています。

日本でも徐々に盛り上がりを見せているeスポーツですが、愛知県名古屋市は特にeスポーツ事業の推進に力を入れている自治体です。

そのため、他の競技と同様にアジア競技会を通してeスポーツを多くの人に知って貰い、観戦してもらえるよう盛り上げるための取り組みを行っています。

愛知県の取り組みその1.現職知事が質権eスポーツ連盟名誉会長に就任している

愛知県では現職県知事である(2024年9月時点)大村 秀章県知事が一般社団法人愛知eスポーツ連合名誉会長を兼任していることもあり、県政として積極的にeスポーツの認知拡大を行っています。

2024年6月に行われた愛知・名古屋eスポーツ研究会でも以下のように発言しています。

「愛知県として産業面、スポーツ面、福祉の面でも注目している」

大村知事はこれまでも2023年世界コスプレサミットでコスプレを披露するなど、サブカルチャーへの関心を見せている事から、愛知県で今後ますますeスポーツ推進が進められるのではないかと期待されています。

愛知県の取り組みその2. eスポーツプレイヤー育成を推進

日本の若いeスポーツプレイヤーを支援する取り組みを行っているのも愛知県の特徴です。

愛知県eスポーツ連合では高校のeスポーツ部を支援する取り組みも行っており、eスポーツ部を有する強豪校が多いことでも注目されています。

2020年に行われた愛知県高校eスポーツ部支援プロジェクトでは、高校等の部活としてeスポーツ部を設立する際に最もネックとなるゲーム設備に支援しました。Wi-FiルーターやゲーミングPCなど、eスポーツを行う上で欠かせない設備を1年目無料で提供するなど、初期投資の支援を行ったことで多くの高校生がeスポーツを始めるチャンスを得る事ができたと言われています。

同取り組みはアジア競技会の誘致成功に伴い6年後に有力選手が育つことを目的として行われました。現在、愛知県にはeスポーツ部を有する高校が多数あり、プロジェクトの成果が見え始めています。

愛知県の取り組みその3. eスポーツの福祉活用

愛知県ではeスポーツの福祉活用についても自治体、民間企業共に積極的な姿勢を見せています。

民間では、プロeスポーツチームの「BLUE BEES(ブルービーズ)」が名古屋を中心に障害福祉事業を手掛けるバウムカウンセリングルームと業務提携し、障害福祉施設へのeスポーツサービスの導入事業を始めた事が大きな話題となりました。

また愛知県に本拠地を置くedges(エッジス)では、eスポーツを通して障害児・不登校児支援などの取り組みを行い、年齢や性別、障害の有無に左右されず対等に楽しめるeスポーツの魅力を発信しています。

eスポーツを用いた地域創成の取り組みが進む愛知県は、eスポーツにおける「愛知モデル」になり得る可能性を持っていると言えるでしょう。

愛知県でeスポーツ部のある公立高校

eスポーツ部と言えば、施設の充実した私立高校や専門学校などで設立されているケースが多いですが、愛知県には公立高校のeスポーツ部も少なくありません。2020年に行われた愛知県高校eスポーツ部支援プロジェクトをきっかけに創部した学校も多く、高校eスポーツ部が大きな盛り上がりを見せています。

愛知県の公立高校でeスポーツ部がある高校の一部を紹介します。

  • 愛知県立一宮起工高等学校
  • 愛知県立小牧工科高等学校
  • 愛知県立豊明高等学校
  • 愛知県立大府東高等学校
  • 愛知県立犬山総合高等学校

なかでも愛知県立小牧工科高等学校は、地元企業の協賛を得て最新の設備を取り揃えています。その結果、大会で優秀な成績を収める強豪校のひとつに成長しました。2021年に開催された第2回ぷよぷよフューチャーカップでは優勝を収めています。

eスポーツをクラブ活動として行うためには、学校のeスポーツに対する理解や周辺設備などの環境が求められます。その点、県政でeスポーツを推進している事が追い風となり、他県に比べて私立・公立ともに愛知県はeスポーツ部を有する学校が比較的多いです。

愛知県でおすすめのeスポーツスポット

最後に、愛知県でおすすめのeスポーツスポットと紹介します。愛知県では、eスポーツを体験できるさまざまなスポットがあるため自宅に十分なeスポーツ環境が整っていない人でも本格的なeスポーツを体験できます。

リーズナブルな価格で利用できるスペースも多いため、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

コミュファeSports Stadium nagoya

中部テレコミュニケーションが運営しているコミュファeSports Stadium nagoyaでは、最新のゲーム設備とハイスペックな通信環境が整っています。イベント用のスペース貸サービスも行っているため、同店舗でeスポーツの大会が行われることも珍しくありません。

愛知県の繁華街にある名古屋パルコ東館7Fにあり、アクセスしやすいのも魅力のひとつです。

住所愛知県名古屋市中区栄3-29-1名古屋パルコ東館7F
営業時間11~20時(最終受付19時)
電話番号052-870-7023

NTP Esports PLAZA

2022年にオープンしたeスポーツスペースNTP Esports PLAZAは、名古屋のeスポーツの拠点となることを目指しています。

同施設では最高峰のeスポーツ環境でプレイができます。スクールとして展開しているフロアもありますが、3Fのプレイフロアは時間貸しているため一般の人やスクール制以外でも気軽に利用可能です。

ただし、プレイルームの利用には予約が必要なので事前登録・事前予約を忘れないようにしましょう。

住所愛知県名古屋市中区栄2丁目1-15
営業時間10時~21時
電話番号052-211-2500

e-sports café NeG

愛知県はeスポーツと飲食物を提供しているeスポーツカフェが多くあります。そのなかでも特に注目を集めるのがe-sports café NeGです。

コンセプトは「プロゲーマ―によるゲーマーのためのNeG」。

その名の通り、有名eスポーツプレイヤーやアマチュアゲーマーなどが足しげく通うお店と言ってもよいでしょう。

料金は2,000円と他のお店に比べると高額に感じますが、実は1日使い放題で当日は何度でも再入場可能です。もちろん、PC利用料金は含まれており、料金のなかにドリンクバーもついているので長時間でも快適に過ごすことができます。

基本はセルフサービスで店内でもさまざまなルールがあるため、マナーとルールを守って利用してください。

住所愛知県名古屋市千種区仲田2丁目19-8サンシャイン5階
営業時間10時~23時

GOLD STAY 名古屋eスポーツルーム

ゴールドトラスト株式会社が運営するAPARTMENT HOTEL GOLD STAYは、宿泊施設です。しかし、近隣施設とのコラボルームや女性限定のレディースルームなど、上質な宿泊体験ができるとして人気を集めています。

その中でも、名古屋 栄店と大須店にあるeスポーツルームでは、最新鋭のゲーミングデバイスと超高速通信環境が整っており、夜通しeスポーツで白熱したい人から注目されています。

eスポーツを体験してみたい人の他、プロやアマチュアのeスポーツプレイヤーが合宿に利用する事もあるようで、名古屋に宿泊するならおすすめのホテルです。

栄店

住所愛知県名古屋市中区栄四丁目9-22
営業時間チェックイン15時/チェックアウト10時
電話番号052-261-00110

大須店

住所愛知県名古屋市中橘一丁目4-35
営業時間チェックイン15時/チェックアウト10時
電話番号052-331-0010

AFRAS

本格的にeスポーツについて学びたいと考える人はスクールや教室に通ってみるのもよいでしょう。名古屋にはさまざまなeスポーツスクールがありますが、プロeスポーツプレイヤーによるマンツーマン授業を受けてスキルを伸ばしたいならAFRAS(アフラス)がおすすめです。

カフェのようなオシャレな空間に、最新鋭のゲーム環境が取り揃えられています。自分の都合に合わせて授業を組み完全マンツーマンレッスンが受けられるため、時間を無駄にせずにeスポーツに打ち込みたい社会人の方にも人気です。

駅からのアクセスも良く、通勤通学の途中に通いやすいのもポイントです。今や、eスポーツは独学ではなく学び効率的にスキルを伸ばす時代と言えます。本気でeスポーツプレイヤーを目指す人や趣味のひとつとしてeスポーツを始めたい人におすすめです。

住所愛知県名古屋市千種区四谷通り1-23アルファランドビル地下1階
営業時間10時~22時

今後もeスポーツで盛り上がる愛知県に注目

2026年のアジア競技会を控え、今後の盛り上がりが期待される愛知県。特に、eスポーツ関連においては、全国に先駆けてさまざまな取り組みが行われておりeスポーツ自治体とも言えます。

eスポーツの新たな可能性を引き出してくれる愛知県に、今後もぜひご注目ください。

愛知県でeスポーツを始めたいという方は、ぜひ本記事内でも紹介しているAFRAS(アフラス)をご検討ください。実績のあるeスポーツプレイヤーによるマンツーマン授業や同じ目標を持つ仲間との出会いにより、「eスポーツってこんなに面白かったんだ」と思える体験ができるでしょう。AFRASで素敵な講師・仲間と共にお待ちしています。