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コラム

FPSのeスポーツ種目5選!TPSとの違いやその他の競技ジャンルも紹介

eスポーツにはさまざまな競技があり、それぞれの種目のなかから競技タイトルが選出されます。FPS(ファーストパーソンシューティング)もeスポーツ種目のひとつです。

今回は、FPSがどのようなゲームなのかを紹介します。その他にも、FPSとTPSの違いやFPS以外のeスポーツ競技種目も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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FPSとは

FPSとは、ゲームジャンルのひとつで正式にはFirst Person Shooting(ファーストパーソンシューティング)ゲームのことです。日本ではFirst Person Shooting(ファーストパーソンシューティング)と呼ばれますが、海外ではFirst Person Shooter(ファーストパーソンシューター)と呼ばれることもあります。主に、一人称視点でのシューティングゲームを指し、操作するキャラクターの視界が画面に広がった状態でプレイするゲームです。

キャラクター視点で操作するためリアリティがあり比較的狭い視野のなかでのプレイが求められます。また、戦況を瞬時に判断する頭脳戦や銃の照準を合わせるエイム力が求められるなど、頭脳とテクニックの両方を必要とするジャンルです。

FPSのもつ競技性の高さはeスポーツとの相性が非常によく、世界各国のeスポーツ大会でもFPSタイトルは競技種目として多く採用されていることから、世界的な成長が期待されており、今後より市場が拡大するだろうとの予測もあります。

参考:Market Research Intellect・グローバルFPSゲームの市場規模、トレンド、予測

FPSのゲームの魅力とは?初心者でもハマる5つの理由

FPSのゲームは、ただのシューティングゲームにとどまらない多彩な魅力を持っています。以下の5つは、特に初心者でも感じやすい代表的な魅力です。

  • 臨場感あふれる“自分視点”の世界
  • 反射神経と戦術が試される奥深さ
  • 仲間と連携して勝つ喜び
  • 無料で始められるタイトルが多い
  • 日々の成長が実感できる

それぞれのポイントを詳しく解説していきましょう。

臨場感あふれる「自分視点」の世界

FPS(First Person Shooter)は、自分自身の目線でプレイするため、画面に映るのは手元の武器や視界のみ。まるで自分が戦場に降り立ったようなリアルな没入感が味わえます。

特に近年のFPSはグラフィックや音響が進化しており、視界の揺れ、銃声の反響、足音の方向まで忠実に再現。まさに“仮想体験”ともいえるプレイ感が、他ジャンルにはない魅力です。

反射神経と戦術が試される奥深さ

FPSは瞬時の判断力や正確なエイム(照準合わせ)が問われる、いわば「反射神経ゲーム」ですが、それだけではありません。

マップ構造を活かした立ち回り、味方との連携、敵の心理を読む読み合いなど、戦術面の深さも大きな特徴です。単なる撃ち合いではなく、「どう動くか」「どのタイミングで仕掛けるか」など、頭脳戦としての面白さも詰まっています。

仲間と連携して勝つ喜び

FPSにはチーム対戦型のゲームが多く、勝利には仲間との連携が不可欠です。ボイスチャットで戦略を共有し、タイミングを合わせて攻める――この一体感は、他ジャンルではなかなか味わえません。

うまく連携して勝てたときの喜びや達成感は、まるでスポーツでチームプレーが決まった時のような爽快さがあります。ゲームを通じて新しい友人ができることも多く、コミュニケーションの場としても人気です。

無料で始められるタイトルが多い

「FPS=お金がかかる」というイメージを持っている方も多いですが、最近のFPSは無料でプレイできるものも多数登場しています。例えば『Apex Legends』や『VALORANT』は基本プレイ無料で、課金しなくても十分に楽しめるバランスになっています。

まずは無料で体験してみて、「楽しい」と感じたら本格的にハマる、という気軽なステップが踏めるのも大きな魅力です。

日々の成長が実感できる

FPSは練習すればするほど確実に上達が実感できるゲームジャンルです。

最初はエイムが全然合わなかったり、すぐに倒されてしまうこともありますが、続けていくうちに敵を倒せるようになったり、戦術が身についたりと、自分の「成長」を肌で感じることができます。この積み重ねが楽しさとなり、継続モチベーションにもつながっていきます。

eスポーツ種目に選ばれているFPSゲームタイトル5選

eスポーツではさまざまなFPSタイトルが競技種目として選出されています。今回は、特にeスポーツの大会における種目採用率が高いゲームタイトルを5つ紹介します。

1.カウンターストライク(Counter Strike)

カウンターストライクは、テロリストもしくは対テロリスト部隊のいずれかに所属して戦闘するゲームです。対テロリスト部隊として登場する特殊部隊は、アメリカ海軍のSELSやイギリス軍のSASなど、実在の特殊部隊を使用していることから、ミリタリー好きな人からも高い支持を得ています。

最新作であるカウンターストライク2は世界的に高い評価を得ており、近年のeスポーツ大会では頻繁に競技タイトルに採用されています。

2024年3月には、カウンターストライク2における初のメジャー大会がデンマークのコペンハーゲンで開催されました。世界屈指のeスポーツプレイヤーが集まり、総勢24チームがエントリーしたことでも話題になりました。本大会では、ウクライナのNatus Vincereが初代王座を得ています。賞金総額は$1,250,000(約1億9千万円)にも上る大規模な大会でした。

2.ヴァロラント(VALORANT)

ヴァロラントは、近未来の地球を舞台にエージェントと呼ばれるキャラクターを操作して競うFPSです。ゲーム開発の際にeスポーツとしての競技性を重視して制作されたことから、リリース後すぐにeスポーツタイトルとして起用されるようになり、現在も世界各国のeスポーツ大会の主要競技タイトルとして採用されています。

eスポーツでは5人1チームによるチーム戦のルールを採用されるケースが多く、個人のスキルはもちろん、チームメイトとの連携も求められます。チーム競技を主とするeスポーツタイトルは教育機関とも相性がよく、日本国内の高校eスポーツ部を対象とした大会などで、ヴァロラントを競技タイトルに指定するケースも多いです。

3.オーバーウォッチ(Overwatch)

オーバーウォッチは、未来の地球を舞台に6人1チームで対戦するFPSゲームです。プレイヤーはヒーローと呼ばれるキャラクターを操作し、ゲームモードごとの勝利条件を満たすために戦闘を繰り広げます。

パソコン、PS4、ニンテンドーSwitchなど、さまざまなプラットフォームで展開していることからファンも多く、海外ではオーバーウォッチのプロリーグも存在します。

2024年11月にスウェーデンのストックホルムで開催されたオーバーウォッチチャンピオンシップ ワールドファイナルでは、サウジアラビアの強豪eスポーツチームTeam Falconsが優勝しました。

4.コールオブデューティ(Call of Duty)

コールオブデューティは、世界中に熱狂的なファンを持つ戦争を舞台にしたFPSゲームタイトルです。2003年に1作目がリリースされて以降、毎年新作を発表しており、2024年10月にシリーズ最新作「コールオブデューティ ブラックオプス6」が発売されました。

元々は、ソロプレイ向きのゲームタイトルとして人気を博していましたが、2007年に発売された「コールオブデューティ モダン・ウォーフェア」より、マルチプレイタイトルとして支持されるようになりeスポーツタイトルでも積極的に採用されるようになりました。

FPSタイトルのなかでも特に操作性がシンプルなため、プロeスポーツプレイヤー達のプレイテクニックに会場が驚愕することも少なくありません。プレイする側も観戦する側も手に汗握る局面を楽しむことができるゲームタイトルです。

5.レインボーシックス(Rainbow Six)

レインボーシックスは、特殊部隊の一員としてテロリスト制圧を目指すFPSゲームタイトルです。日本での名称はレインボーシックスですが、海外では「トム・クランシーズ レインボーシックス」というタイトルでシリーズ展開されています。

レインボーシックスはFPSの先駆けとして世界中で高い評価を受けてきたタイトルですが、特に2015年にリリースされたレインボーシックスシージは熱狂的なファンを持つ、eスポーツの定番タイトルとなっています。

2024年11月にカナダ・モントリオールで行われたメジャー大会「BLAST R6 Major Montreal 2024」では、ブラジルのeスポーツチーム・W7Mが4度目の世界王者に輝きました。

FPSとTPSの違い

FPSとよく似たゲームジャンルにTPSがあります。TPSとはThird person shooterの略称で、三人称視点でプレイするシューティングゲームのことです。

操作しているキャラクターの背後に視点があり、キャラクターを含めて画面に表示されるのが特徴です。FPSよりも広い視野でゲームをプレイできます。

シューティングゲームに関しては、視野が広ければ広い程有利になるため、TPSの方が比較的難易度は低いと言えるでしょう。FPSがどうしても苦手だという人は、TPSゲームを選ぶのもおすすめです。

TPSもeスポーツで競技種目として選ばれることが多く、フォートナイトやAPEXレジェンド、PUBGバトルグラウンズ、荒野行動など、さまざまなタイトルがeスポーツ種目に採用されています。

eスポーツ種目に選ばれているTPSゲームタイトル5選

ここでは、eスポーツ種目に選ばれているTPSゲームタイトルを5つ紹介していきます。

  • フォートナイト
  • PUBG
  • 荒野行動
  • スプラトゥーン
  • マーベルライバルズ

フォートナイト(FORTNITE)

フォートナイトはeスポーツになっているTPSで世界的に人気のゲームです。ただ撃ち合うだけではなく、建築という要素があります。エイムや立ち回り以外にも、建築のテクニックが必要なTPSです。

フォートナイトはeスポーツの大会が頻繁に開催されています。様々な世代に人気のTPSのため、全年齢の大会だけではなく、小学生や高校生限定の大会も行われています。そんなフォートナイトの大会に挑戦してみたい人や、上達したい人におすすめなのは、eスポーツスクールのAFRASです。AFRASはプロがフォートナイトのコーチングをしてくれるため、最短で上手くなれます。少しでも気にった方は全国に展開しているeスポーツスクールのAFRASをチェックしてみて下さい。

PUBG(PUBG: BATTLEGROUNDS)

PUBGはバトルロワイヤル系のTPSでバトルロワイヤル系TPSの先駆けのゲームです。リリースされたのは2017年の3月で、長い間、TPSのeスポーツとして親しまれています。現在では、日本国内ではそこまでの人気はありませんが、APEXやVALORANTが流行る前まではかなりの人気がありました。また、国外では現在でもPUBGの人気は高いです。

PUBGにはスマホアプリのPUBG Mobileがあります。PUBG Mobileはスマホで手軽にできる点から、若い世代に人気があるTPSです。PUBG Mobileは日本国内でも人気があり、eスポーツの大会が盛んにおこなわれています。また、PUBG Mobileの世界大会では、賞金が総額300万ドルで開催されたことがあり、PCのeスポーツの賞金からみても非常に高額です。

荒野行動

荒野行動はスマホで行うTPSとして非常に人気があったゲームです。スマホでシューティングゲームをしていた人のほとんどが、荒野行動をしたことがあるくらいです。パソコンやゲーム機でするほどじゃないけど、シューティングゲームをしたいという人に荒野行動は人気があります。ゲームはほとんどしないけど、スマホで荒野行動をするという人は少なくありません。

荒野行動はスマホで行うTPSですが、eスポーツ大会は盛んに行われています。VALORANTやAPEXのプロで、荒野行動からシューティングゲームを始めた人もいるくらいです。スマホでゲームをしたい人に人気のTPSが荒野行動です。

スプラトゥーン

スプラトゥーンやNintendoSwitchで行うTPSです。インクを地面に塗ってエリアを取り合うのを基本にして、様々なルールがあります。NintendoSwitchでできるということもあり、若い世代に人気のTPSです。

スプラトゥーンは小学生に人気で、小学生限定のeスポーツ大会も行われています。他のeスポーツタイトルに比べて、そこまでeスポーツ大会は行われていません。しかし、TPSのゲームとしては非常に人気で、今でもプレイ人口が多いです。また、NintendoSwitch2の発売に伴い、スプラトゥーン4のリリースが期待されています。

マーベルライバルズ

マーベルライバルズは2024年12月に発売された比較的新しいTPSです。マーベルのキャラクターを操作できるため、マーベル好きにはたまらないゲームになっています。また、マーベルの人気から、リリースしてからすぐに人気になりました。ゲーム性はオーバーウォッチにかなり似ていますが、FPSとTPSという点が大きく異なります。

マーベルライバルスは2024年12月リリースの新しいゲームですが、eスポーツ大会はすでに開催されています。また、2025年もすでにeスポーツ大会の開催が予定されています。TPSとして人気のeスポーツタイトルの1つで、国内の大手eスポーツチームが部門を持つほどです。

スマホのeスポーツ種目5選

スマホでプレイできるeスポーツ種目を5つ紹介していきます。eスポーツとして盛んなタイトルを紹介していきますので、参考にしてみてください。

  • PUBG MOBILE
  • FORTNTE
  • Call of Duty®:Mobile
  • League of Legends: Wild Rift
  • 荒野行動

PUBG MOBILE

スマホのシューティングゲームでeスポーツとして人気があるのが、PUBG MOBILEです。大会が頻繁に行われており、eスポーツとしてプロ選手が多くいます。また、PUBG MOBILEは2021年にPUBG MOBILE JAPAN LEAGUEという、日本リーグができています。賞金総額は高額で国内のeスポーツの中でも高いです。

PUBG MOBILEのeスポーツとしての人気は非常に高いです。世界規模でみると、VALORANTやFORTNTEよりも、ピーク時のeスポーツ観戦者数は多くなっています。

FORTNTE

FORTNTEはスマホでもプレイができるeスポーツです。PCやコンシューマーのFORTNTEはプレイヤーが多く、有名です。そんなスマホ版のFORTNTEも手軽で人気があります。FORTNTEではスマホ専用の大会は少ないですが、開催されることがあります。例えば、2023年の7月29日には、Android限定のGalaxyカップが行われているのです。また、翌日にはすべてのプラットフォームで同じイベントが開催されています。

素晴らしい星の巡り合わせがやって来ました。Galaxyカップ 4が間もなく開催です!

2023年7月29日(米国時間)にはAndroidデバイスを使用しているフォートナイト プレイヤーの皆さんが、そして2023年7月30日(米国時間)にはフォートナイトに対応しているいずれかのプラットフォームを使用しているフォートナイト プレイヤーの皆さんが、このイベントで競い合うことができます。

FORTNITE

Call of Duty®:Mobile

Call of Duty:Mobileは有名なFPSである、Call of Dutyのスマホ版ゲームになります。世界大会が行われることがあり、かなり人気のeスポーツです。例えば、2024年にはCALL OF DUTY: MOBILE WORLD CHAMPIONSHIPが行われました。賞金総額が100万ドルを超える世界大会で、各リージョンで予選が行われました。昔から人気のあるFPSのeスポーツを始めたい人に、Call of Duty®:Mobileはおすすめです。

Call of Duty®: Mobile World Championship 2024の開催決定をここに発表いたします! 2024年4月18日(協定世界時)に開幕となり、参加資格を持つ全Call of Duty: Mobileプレイヤーが、エピック武器やオペレーターなどのゲーム内報酬の獲得を目指して戦うことができます。

Call of Duty: Mobile World Championship 2024のOpen Solo QualifierとOpen Team Qualifierは、あらゆるスキルレベル帯のプレイヤーを対象としており、世界中の参加資格のあるプレイヤーが参加可能で、参加登録を行った全プレイヤーは新しいフレームやコーリングカードを受け取れます。

Call of Duty: Mobile World Championship 2024は地域ごとに複数ステージにわたり開催され、Open Solo Qualifierから始まります。

出典:Call of Duty

League of Legends: Wild Rift

League of Legends: Wild RiftはRiotがリリースした、LoLのスマホ版eスポーツです。スマホでプレイができるLoLで、eスポーツの大会が行われています。しかし、日本国内で大きな大会は開かれていないのが現状です。アジア圏では、賞金総額4,000万円以上の大会が開かれています。現状、国内でプロになるのは難しいですが、有名なeスポーツであるLoLを始めてみたい人におすすめです。

荒野行動

荒野行動はスマホでできるTPSで、アジア圏で特に人気のeスポーツです。PCやコンシューマーでゲームをしたことはないけど、荒野行動をプレイしたことがある人がいるくらいです。また、国内に多くのプロチームがいます。2025年の3月現在では、FENNELやSengokuGamingといった、超有名なプロチームが参戦しています。

eスポーツではFPS以外にどんな種目ジャンルがある?

eスポーツではFPS以外にもさまざまなジャンルのゲームタイトルが競技種目として選ばれます。最後に、FPS以外のeスポーツ種目ジャンルや大会などで競技に選出されるゲームタイトルを紹介していきましょう。

RTS

RTSはリアルタイムストラテジーの略称で、リアルタイムに進行するタイプのストラテジー(戦略)ゲームです。

複数のキャラクターを操作してゲーム中の勝利条件を満たすことを目的としたゲームで、主にソロプレイで対戦します。

戦略性や刻一刻と変わる戦況に合わせた判断が求められる頭脳派ゲームといってもよいでしょう。

eスポーツでも主要な種目競技として選ばれることが多く、クラッシュロワイヤルやスタークラフトなどが有名です。

MOBA

MOBAはマルチオンラインバトルアリーナの略称で、RTSのサブジャンルとして知られています。RTSとの違いは、プレイヤーの人数です。RTSはソロプレイなのに対し、MOBAは基本的に複数人でチームを組んでマルチプレイをするのが特徴です。

RTSはプレイヤーが指揮官などの統率者を操作して自軍を操作するのに対し、MOBAではそれぞれのプレイヤーが各キャラクターを操作してゲームを行います。そのため、状況を正確に捉えて次の行動に移す判断力やチームワークなどが求められゲームジャンルです。

競技性の高さからeスポーツで種目競技に選ばれることも多く、リーグオブレジェンドやポケモンユナイトなど、さまざまなMOBAのゲームタイトルがeスポーツ大会の競技タイトルとして採用されています。

格闘ゲーム

格闘ゲームでは、キャラクターを操作し相手キャラクターと戦闘します。日本のゲーム会社がヒット作を題していることも多く、馴染み深いという人も多いのではないでしょうか。

単純に相手のHP(ヒットポイント)を0にすれば勝ちという分かりやすいルールもあって、初心者やeスポーツの観戦を好む人にも人気です。

世界のeスポーツでも鉄拳やストリートファイターは定番の種目タイトルとして選出されています。

スポーツゲーム

スポーツゲームは、実在するスポーツをゲーム化したものです。サッカーや野球など、実在するスポーツを題材にしたゲームは多数あり、eスポーツで競技として採用されているものも少なくありません。

また、近年は架空のスポーツを題材にしたゲームも人気があり、バトルカーと呼ばれる乗り物を操作してサッカーをする「ロケットリーグ」も高い人気を博しています。

eスポーツ種目としては、ロケットリーグやeFootballなどのタイトルが選出されています。

レーシングゲーム

レーシングゲームでは、さまざまな乗り物で速さを競います。部品や車体などのカスタムによって変わるスピードや、コースを自在に走り抜けるドライビングテクニックが求められるジャンルです。

世界的なeスポーツ大会ではグランツーリスモが競技タイトルに選出されることが多いです。また、国内の個人大会などではマリオカートなどを種目としていることも少なくありません。

DCG

DCGとは、デジタルカードゲームの略称です。TCG(トレーディングカードゲーム)がデジタル化したものやゲームオリジナルのカードゲームなどが含まれます。

美しいグラフィックや戦略性の高さなどが注目されており、世界でもジワジワと人気が高まっているジャンルです。

eスポーツ競技としてはハースストーンやシャドウバースなどが人気を博しており、スマホタイトルも多く初心者でも始めやすいでしょう。

パズルゲーム

パズルゲームでは、ゲームそれぞれで設定されている条件に従ってパズルを操作し勝利条件を満たすことを目的としているゲームです。

対戦要素を持っているものも多く、日本で昔から親しまれている「ぷよぷよ」や「テトリス」などもeスポーツ競技として選出されることがあります。

FPSのゲームが難しいと思われている理由

FPSは非常に人気のあるジャンルですが、「難しそう」「自分には無理かも」と感じてしまう人も少なくありません。特に初心者にとっては、いくつかのハードルが高く感じられるポイントがあります。以下のような理由から、FPSに苦手意識を持つ人が多いのです。

  • 操作が複雑で慣れるまでが大変
  • 反射神経やエイム力が求められる
  • 初心者と上級者の実力差が激しい
  • 負けが続くと心が折れやすい

ここでは、それぞれの理由について詳しく解説していきます。

操作が複雑で慣れるまでが大変

FPSの操作は、他のゲームジャンルと比べて直感的とは言い難く、初心者にとって最初のハードルになりがちです。キャラクターの移動、視点操作、ジャンプ、しゃがみ、エイム、射撃、リロードなど、多くのボタン操作を同時に覚える必要があります。さらに、武器によってリコイル(反動)の特性が異なるため、最初は「思った通りに動かせない」「当てたいのに当たらない」といったストレスを感じやすいのです。

反射神経やエイム力が求められる

FPSでは、敵を見つけてから撃つまでの判断と動作がすべてリアルタイムで進行します。そのため、反射神経やエイム(照準を合わせる)精度が問われ、これらに自信がない人は劣等感を抱きがちです。特に、コンマ数秒の差で勝敗が決まるシビアなシーンでは「自分には向いていない」と感じる原因になります。しかし、これらのスキルは練習で着実に上達するものでもあります。

初心者と上級者の実力差が激しい

FPSは対人戦が基本であるため、対戦相手が格上であるほど勝つのは難しくなります。マッチングの仕組みによっては、始めたばかりのプレイヤーが経験豊富な上級者とマッチしてしまうことも珍しくありません。その結果、一方的にやられてしまうケースが続き、やる気を失ってしまう原因に。初心者が安心して遊べる「ビギナーモード」や「BOT戦」を活用するのが良いスタートになります。

負けが続くと心が折れやすい

FPSはチーム戦であることが多いため、個人のミスがチーム全体に影響してしまうこともあります。「自分が足を引っ張っている」と感じてしまい、申し訳なさや劣等感を抱くことがプレッシャーにつながります。また、連敗が続くと「自分にはセンスがない」と思い込み、せっかく興味を持ったのに離れてしまうケースも多いのが現実です。まずは気楽にプレイできる環境を整え、成長を実感できる工夫が大切です。

fpsのゲームが難しいとする口コミ

専門学校に通いながらゲームを学ぶには?通うメリットやデメリットを詳しく解説!

hpsのゲームを難しいと感じている人の、実際の口コミをいくつか紹介します。

https://twitter.com/MR7864208227451/status/1912880414689231138

このように、SNS上でもfpsのゲームを「難しい」と感じている人が多いことが伺えます。

FPSのゲームを上達するためのコツ

FPSは「才能」だけで差がつくゲームではありません。ちょっとしたコツや工夫を意識するだけで、誰でも着実にレベルアップできます。ここでは、特に初心者が実践しやすい上達法を3つ紹介します。

  • 感度調整とエイム練習の重要性
  • おすすめの練習用ゲームモードやツール
  • YouTube・配信・スクールを活用した学習法

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

感度調整とエイム練習の重要性

FPSでまず意識すべきは「マウス感度」や「スティック感度」の設定です。感度が合っていないと、狙いがブレたり反応が遅れたりと、思うようなプレイができません。

プロ選手の設定を真似るのも一つの方法ですが、最終的には「自分に合った数値」を見つけることが重要です。また、エイム(照準合わせ)は地道な練習が上達への鍵。毎日5~10分でもトレーニングを続けることで、明らかな成長を感じられるようになります。

練習用ゲームモードやツール

多くのFPSゲームには、射撃訓練場やカスタムマッチといった練習用モードが用意されています。たとえば『Apex Legends』なら射撃場で自由に武器や距離感を試すことができ、『VALORANT』には専用のボット撃ちモードがあります。

また、『Aim Lab』『Kovaak’s』といった無料・有料の練習ツールも人気。自分の弱点に合わせてメニューを選び、繰り返しトレーニングすることで、無理なく精度を高めていけます。

YouTube・配信・スクールを活用した学習法

実力を伸ばす近道のひとつが「上手い人のプレイを見ること」です。YouTubeにはプロゲーマーや解説者による実践動画や講座が多数アップされています。また、プロに教えてもらえるeスポーツスクールや教室に通うのも手です。

たとえば撃ち合いの立ち回り、マップごとの戦略、キャラ別の使い方など、動画で学べる情報は非常に豊富。TwitchやMildomといった配信サービスでもリアルタイムのプレイを観察でき、質問を投げることも可能です。視覚的に学ぶことで、自分のプレイにすぐ反映しやすくなります。

FPSのゲームの今後

FPSは登場から長い歴史を持ちながらも、今なお進化し続けるジャンルです。PCやコンソールに限らず、スマホやVRといった新たなデバイスの登場により、今後もプレイスタイルは多様化していくと予想されます。また、eスポーツの発展とともに、競技としてのFPSにも注目が集まっています。ここでは、FPSの未来を形づくる主なトピックを見ていきましょう。

  • FPSは今後も人気を維持できるのか?
  • 技術革新がもたらすプレイ体験の進化
  • eスポーツシーンにおけるFPSジャンルの成長性
  • スマホFPSの台頭とカジュアル層への広がり

上記を把握することで、fpsのゲームの「今後」を把握できるはずです。

FPSは今後も人気を維持できるのか?

一部では「FPSは飽きられつつある」「バトロワに押されている」といった声もありますが、根強いファン層と継続的な新作リリースに支えられて、FPSは今後も安定した人気を保つと考えられます。

操作スキルや反応速度が求められるため、プレイヤーにとって「やり込むほどに上達する」という成長実感があり、競技性・中毒性の面でも他ジャンルより優位です。進化するシステムやモードが飽きさせない工夫となり、今後も主力ジャンルとして存在感を放ち続けるでしょう。

技術革新がもたらすプレイ体験の進化

FPSジャンルはグラフィック技術の進化と非常に相性がよく、リアリティの追求は今後ますます加速します。たとえば、レイトレーシングによる光の表現、立体音響による位置把握、さらにはVRやARを活用した没入型FPSの進出も始まっています。

また、AIによる敵挙動の高度化や、カスタムマッチ機能の進化により、自分だけの戦場を作る体験も現実的になってきています。よりリアルで、より自分好みな戦い方ができる時代が、すぐそこまで来ています。

eスポーツシーンにおけるFPSジャンルの成長性

FPSはeスポーツの主要ジャンルのひとつとして、すでに世界的な競技人口と視聴者数を獲得しています。『VALORANT』『CS2』『Call of Duty』など、国際大会が定期開催され、賞金総額は億単位にも上ります。

日本国内でも高校・大学でeスポーツ部が広がりを見せており、FPSが学習やキャリアとしても認知されつつあります。プロを目指す若者にとってはもちろん、観戦を楽しむ文化も定着し、今後さらに注目される分野となるでしょう。

eスポーツについては下記で詳しく解説しているので併せてご覧ください。

eスポーツとは?ゲームやオリンピック、賞金について解説!

スマホFPSの台頭とカジュアル層への広がり

近年、スマホFPSの進化が目覚ましく、『COD Mobile』や『PUBG Mobile』などが世界的な成功を収めています。操作性や通信環境の向上により、かつては敬遠されていたモバイルFPSでも高度な戦術プレイが可能に。これにより、ライト層や学生など新たなプレイヤー層が参入しやすくなっています。

コンシューマやPCで本格的に取り組む層と、スマホで手軽に遊ぶ層の二極化が進む一方で、FPS全体としてはユーザー母数が拡大しており、今後の市場成長にもつながっていくでしょう。

スマホで楽しめるeスポーツ種目については下記でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

eスポーツ種目のスマホタイトル一覧!人気アプリや初心者向けなどジャンル別に紹介

FPSが上手くなりたいならプロに学ぼう

今回はeスポーツで競技タイトルとして選出されるFPSゲームやTPSとの違い、その他のジャンルなどについて紹介してきました。

FPSは一人称視点で視界が狭く、高度なテクニックや反射力、状況判断力が求められる比較的上級者向けのゲームです。上級者向けのジャンルだからこそ、勝利した時の高揚感が高く「FPSにハマってしまった」という人も少なくありません。

しかし、なかには「いくらプレイしてもFPSが上手くならない」「なかなかエイムを合わせられない」など、プレイするなかで壁に当たってしまう人もいるでしょう。

eスポーツは他のスポーツと同様に、高い技術を持つ人に教えてもらうことが上達への近道となります。近年はゲーミングスクールが増えてきており、習い事のようにゲームを学ぶ人も増加傾向にあることをご存知でしょうか。

AFRAS(アフラス)は、プロのeスポーツプレイヤーによるマンツーマンレッスンを受けられるゲーミングスクールです。何故FPSで勝てないのか?どのような練習をすればいいのか?など、それぞれの課題に沿った指導を行います。

FPSをもっと楽しみたい、FPSでeスポーツの大会に出場してみたい、などゲームスキルを上達させたい人は、ぜひAFRASをチェックしてみてください。