「ゲームプログラミングとは?」
「ゲームプログラミングに必要なものは?」
このように思っていませんか?
そこで、この記事ではゲームプログラミングの概要からゲームプログラミングに必要なものまで詳しく解説していきます。また、ゲームプログラミングを学ぶ方法や初心者でもゲームプログラミングはできるのかどうかも紹介していきます。ゲームプログラミングを始めたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事のコンテンツ
ゲームプログラミングとは?

まずは、ゲームプログラミングについて詳しく解説していきます。ゲームプログラミングという名前を聞いたことがある人は多いですが、実際にどのようなものなのかを知らない場合がほとんどです。
- ゲームをプログラミングする事全般を意味する
- ゲームの基盤からギミックなど様々なものを作る
ゲームをプログラミングする事全般を意味する
ゲームプログラミングとはゲームをプログラミングする事全般を意味します。ゲームを制作するだけではなく、ゲームエンジンの開発や、実際のゲームをプログラミングするためのツールの開発など、ゲームに関するプログラミング全般を指します。そのため、一口にゲームプログラミングと言っても、様々な種類があるのです。
例えば、システムプログラマーやUIプログラマー、サーバープログラマーなど、ゲームの開発に必要なプログラマーは多いです。様々な種類のゲームプログラミングが行われ、最終的に1つのゲームが完成します。ゲームに関するプログラミングすべてを総称してゲームプログラミングと呼んでいます。
ゲームの基盤からエフェクトまで様々なものを作る
ゲームプログラミングではゲームの基盤からエフェクトまで様々な物を作ります。ゲームが動く根柢のプログラムから、スキルのエフェクトまでいろいろなものがゲームには必要です。その1つ1つをつくるため、ゲームを作るには幅広いジャンルのゲームプログラミングを行う事になります。
1人でゲームを作るとなると、様々なジャンルゲームプログラミングを自分でやらなければいけません。また、キャラクターデザインやUIの作成なども行わないといけないため、かなりのスキルが要求されるのです。
ゲームプログラミングに必要な物

ゲームプログラミングに必要なものを解説していきます。これからゲームプログラミングを始めたい人はぜひ参考にしてみてください。
- パソコン
- ゲームプログラミングに関する知識
- 論理的思考力
- 発想力
パソコン
ゲームプログラミングにはパソコンが必要です。どの程度のゲームを制作するのかによって必要なパソコンの性能が変わってきます。簡単なゲームであれば、安価なノートパソコンでも問題なくゲームプログラミングができます。しかし、ある程度のグラフィックや複雑性があるゲームを作ろうと思うと、グラフィックボードやメモリなどの性能が重要になってきます。
特に、3Dのゲームを作ろうと思うと、ハイエンドなPCが必要になります。ただし、ゲームプログラミングを始めてすぐには高性能なパソコンは必要ありません。ある程度ゲームプログラミングに慣れてきて、本格的に行いたくなった場合にハイエンドなパソコンを購入するのがおすすめです。
ゲームプログラミングに関する知識
ゲームプログラミングをするには、もちろんプログラミングに関する知識が必要です。ゲームプログラミングは高校や大学などで学べますが、専門性の高い内容は学びにくいです。本格的にゲームプログラミングを学ぶには、専門のスクールに通ったり、ゲーム開発の会社に勤めたりする必要があります。
また、ゲームプログラミングに関する知識を得るためには、高校レベルの数学・物理の知識が必要になります。ゲームプログラミングと数学・物理は切り離せないため、ゲームプログラミングをしたい人は高校の授業などでしっかりと理解をしておくのがおすすめです。ゲームプログラミングの内容によっては大学レベルの数学・物理が必要になる場合があります。
論理的思考力
ゲームプログラミングをするためには論理的思考力が必要です。プログラミングをしていくのに論理的な思考力は欠かせません。処理の順番や条件などを考えて、プログラムを書いていき、ゲームを作っていきます。論理的思考力が乏しいと、ゲームプログラミングが上手くいかないことが多いです。
ゲームプログラミングをしたい人は、論理的思考力を養いましょう。また、ゲームプログラミングをしていくことで、論理的思考力は養われます。簡単なゲームプログラミングから行っていき、プログラミングに必要な論理的思考力を養ってみてください。
発想力
ゲームプログラミングでは発想力が必要です。ゲームを作るにはアイデアや発想などが欠かせません。どのようなゲームをプログラミングすれば、ユーザーが楽しんでくれるのか、驚いてくれるのかを考えていく必要があります。既存のゲームをなぞるのではなく、独自の発想があるとゲームとして人気が出ていきます。
発想力がないと、何を作ればよいのかが分からくなってしまいます。ゲームプログラミングをしたい人は、発想力を磨きましょう。常にどのようなものを作りたいのか、どのようなものが面白いと感じてもらえるのかを考えていると、発想力が養われます。
ゲームプログラミングを学ぶには?

ゲームプログラミングを学ぶには以下の4つの方法があります。これからゲームプログラミングを始めたい人はぜひ参考にしてみてください。
- 専門学校に通う
- ゲームプログラミングのスクールに通う
- ゲームプログラミングの仕事に就く
- 独学で学ぶ
専門学校に通う
ゲームプログラミングを学ぶには専門学校に通う方法があります。ゲームプログラミングに特化した専門学校であれば、本格的なゲームプログラミングを学べます。専門学校では基本からゲームプログラミングを学べるため、初心者でもとっつきやすいです。
また、ゲームプログラミングの専門学校に通うことで、ゲーム制作会社などへの就職がしやすくなります。専門学校ではゲーミングプログラミングを仕事にするためのスキルを学べます。ゲームプログラミングを仕事にしたい人は、ゲームプログラミングの専門学校を検討してみてください。
ゲームプログラミングのスクールに通う
ゲームプログラミングを学ぶには、ゲームプログラミングのスクールに通う方法があります。習い事としてゲームプログラミングスクールに通うことで、基本から学べます。ただし、ゲームプログラミングスクールによってレベルが大きく異なる点に注意してください。
もし、ゲームプログラミングを本格的に学びたい場合には、個別指導のゲームプログラミングスクールに通うのがおすすめです。集団で受けるタイプのゲームプログラミングでは、自分のレベルに合った授業を受けるのが難しいです。そのため、ゲームプログラミングを本格的に学びたい人は、個別指導のゲームプログラミングを検討してみてください。
ゲームプログラミングの仕事に就く
ゲームプログラミングを学ぶには、ゲームプログラミングの仕事に就く方法があります。仕事としてゲームプログラミングに携われば、実践的なゲームプログラミングを学べます。また、ゲームプログラミングの仕事に就くと、研修や外部の講座などを受講できます。そのため、ゲームプログラミングの仕事に就くことで、ゲームプログラミングに関しての知識を得やすいです。
しかし、ゲームプログラミングの知識が乏しい状況でゲームプログラミングの会社に就職するのは難しいです。ある程度ゲームプログラミングに関する知識を持っていると、ゲームプログラミングに関する企業に就職しやすくなります。
独学で学ぶ
ゲームプログラミンをは独学で学ぶ方法があります。ゲームプログラミングに関する書籍を読んだり、Webでゲームプログラミングの解説記事を読んだりすることで学べます。自分で学ぶことが好きな方は、無理に専門学校に通ったり、ゲームプログラミングのスクールに通う必要はありません。ゲームプログラミングに興味が出てきた人は、独学で挑戦してみるのも1つの手です。
ただし、ゲームプログラミングを独学で学ぶと、途中で挫折しやすいです。独学では分からないことがあった時に行き詰ってしまいます。解決ができずに、途中であきらめてしまう人が多いです。ゲームプログラミングに対して本気で学びたい人は、専門学校やゲームプログラミングのスクールに通うのも1つの手です。
初心者でもゲームプログラミングはできる?

初心者でもゲームプログラミングはできるのかどうかを解説していきます。
- 簡単なゲームプログラミングはできる
- 段階をふんで学んでいくのが良い
- 大規模なゲームを1人で作るのは難しい
簡単なゲームプログラミングはできる
初心者でも簡単なゲームプログラミングはできます。タイピングゲームやブロック崩しなど初心者向けのゲームプログラミングは多くあります。また、簡単なゲームプログラミングには基礎が詰まっているので、1度挑戦をしてみるのがおすすめです。
また、簡単なゲームプログラミングは、スペックが高くないノートパソコンでも十分に行うことができます。ゲームプログラミング用のパソコンを購入する前に、ノートパソコンなどで簡単なゲームプログラミングをしてみてください。簡単なゲームプログラミングに慣れてきたら、ゲームプログラミング用のハイスペックなパソコンを購入するのがおすすめです。
段階をふんで学んでいくのが良い
ゲームプログラミングは初心者でもできますが、最初から精巧なゲームを作るのは難しいです。ゲームプログラミングの基礎を学んで、作るのに慣れておく必要があります。最初から難しいゲームプログラミングに挑戦をすると、上手く動かないことがほとんどです。基本的なゲームプログラミングから学んでいき、徐々に難しいゲームプログラミングに挑戦をしていきましょう。
最初から精巧なゲームを作ろうと、難解なゲームプログラミングに挑戦をすると、途中で挫折をして完成をしないことがほとんどです。ゲームプログラミングを始めようとしたけど、1つも完成させずに辞めてしまう人は多いのです。段階をふんで、1つ1つゲームを作っていってみてください。
大規模なゲームを1人で作るのは難しい
ゲームプログラミングは初心者でもできますが、大規模なゲームを1人で作るのは難しいです。1つのゲームを作るには、ゲームを動かすプログラミングだけではなく、多種多様なプログラミングが必要になります。キャラクターデザインやエフェクト、UIなど色々な要素が組み合わさって1つのゲームができます。当たり前ですが、ゲームの規模が大きくなればなるほど1人で作るのが難しくなっていくのです。
規模の大きいゲームを作りたい人は、ゲームプログラミングのチームを組んでゲーム制作に挑戦をするのがおすすめです。ゲームプログラミングが好きな仲間を集めて、共同で1つのゲーム制作をしましょう。有名になったゲームの中にはメーカーの開発ではない、素人がチームを組んで開発されたインディーゲームが多くあります。大規模なゲームを作りたい人は、チームを組んでゲームプログラミングを行うのを目標にしてみてください。
ゲームプログラミングを学ぶには何から始めればいい?
ゲームプログラミングに挑戦したいと思ったら、最初にどんな準備が必要なのか迷ってしまうものです。ここでは、初心者がまず取り組むべきステップを紹介します。
- まずはPC環境を整えよう
- 初心者向けの言語を覚えておく
- 独学とスクール、どっちがいい?
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
まずはPC環境を整えよう
ゲーム開発にはある程度の性能を持ったパソコンが必要です。2Dゲームであれば一般的なスペックでも可能ですが、3Dゲームを扱う場合は高性能CPU、16GB以上のメモリ、専用GPU(グラフィックボード)などが望ましいでしょう。また、UnityやUnreal Engineなどの開発環境はWindowsでもMacでも動作しますが、将来的にiOSアプリを作る予定があるならMacが有利です。
初心者向けの言語を覚えておく
ゲームプログラミングに使われる代表的な言語としては以下のようなものがあります。
- C#:Unityで使われている言語。2D・3D問わず商用ゲーム開発でも多用され、習得価値が高い。
- Python:文法がシンプルで初学者向け。ゲーム向けライブラリ(Pygameなど)を使えば基礎を学ぶのに最適。
- JavaScript:ブラウザゲームの開発に強みがあり、HTML5と組み合わせて動作する。
最初の一歩としては、目的に応じて言語を選ぶのが重要です。Unityで本格的に学びたいならC#、プログラミングの基礎から気軽に始めたいならPythonが最適でしょう。
独学とスクール、どっちがいい?
独学にもスクールにもメリット・デメリットがあります。
- 独学は費用がかからず自分のペースで進められますが、エラー解決や実践的なノウハウの習得に時間がかかりがちです。
- 一方、スクールではカリキュラムやメンターのサポートがあり、効率的かつ体系的に学べます。ポートフォリオ作成支援や就職サポートがあるスクールも多く、転職や就職を目指す人には特におすすめです。
時間や予算、将来の目標に合わせて、自分に合った学習スタイルを選ぶことが成功の鍵です。
ゲームプログラマーの将来性

「ゲーム業界って不安定じゃないの?」と心配されることもありますが、実はゲーム市場は世界的に成長産業として注目されており、プログラマーの需要も右肩上がりです。特にスマートフォンゲーム、VR・AR、eスポーツ、Web3ゲームなどの分野では新たな開発ニーズが生まれており、スキルさえ身につければ活躍の場は広がっています。
このセクションでは、ゲームプログラマーとしての就職先や仕事内容、そして年収の目安について詳しく解説します。
- 就職先・仕事内容(ゲーム会社、インディー開発など)
- 収入や年収の目安
ゲームプログラミングを職業にと考えている人は参考にしてください。
就職先・仕事内容(ゲーム会社、インディー開発など)
ゲームプログラマーの主な就職先は、大きく以下のように分けられます。
① 大手ゲーム会社(例:スクウェア・エニックス、カプコンなど)
- プロジェクトチームに所属し、大規模なコンシューマーゲームやスマホアプリの開発を担当
- 使用言語:C++、C#、Unity、Unreal Engineなど
② ソーシャルゲーム系企業・スタートアップ
- スマホ向けゲーム開発が中心。開発スピードと運用力が求められる
- 少人数でも裁量が大きく、技術者としての成長機会が豊富
③ インディーゲーム開発者・個人事業主
- 自分でゲームを企画・開発・販売するスタイル。Steamやスマホアプリでリリースするクリエイターも多い
- 副業・フリーランスとして活動する人も増加中
さらに、ゲーム業界に限らず教育・医療・広告などのシミュレーション分野にもゲームプログラミング技術は応用されており、就職の幅は今後さらに広がると見られます。
収入や年収の目安
ゲームプログラマーの年収は、経験や働く企業によって幅があります。
キャリア段階 | 年収の目安 |
---|---|
新卒・未経験 | 約300万〜400万円 |
中堅(3〜5年) | 約450万〜600万円 |
リードプログラマー・技術責任者 | 約700万〜1000万円以上 |
- 大手企業では年収1000万円以上のエンジニアも存在し、特にUnreal Engineや3Dグラフィックに強い人材は高く評価されやすい傾向にあります。
- 一方、フリーランスやインディー開発者は収入が不安定な面もありますが、ヒット作を出せば数千万円以上を稼ぐ例もあり、夢と実力が直結するフィールドとも言えます。
また、ゲーム開発経験を活かしてITエンジニア職やXR領域へキャリアチェンジする人も多く、将来の選択肢が広いのもこの仕事の大きな強みです。
参考:求人ボックス・ゲームプログラマーの仕事の年収・時給・給料
eスポーツを知ってゲームプログラミングに役立てよう!

eスポーツを詳しく知ってゲームプログラミングに役立てましょう。ゲームの動きについて詳しく知ることができれば、ゲームプログラミングの質が上がります。eスポーツに関して学びたい人におすすめなのは、eスポーツスクールのAFRAS(アフラス)です。AFRASに通うことでゲームに関する理解度が上がるため、ゲームプログラミングに役立ちます。少しでも気になった方は全国に展開しているAFRASをチェックしてみてください。