コンピューターゲームを用いて勝敗を競うeスポーツ。他のスポーツとは違って体は動かさないものの、高いスキルや戦略などを用いた競技性の高さから新たなスポーツとして認める動きが強まっています。
しかし、eスポーツを競技として成り立たせるためには、eスポーツに適した競技タイトルとなるゲームソフトが必要です。eスポーツはどのようなゲームでも成り立つものではありません。eスポーツの競技として適したゲームソフトと適さないゲームソフトがあります。
この記事では、eスポーツの競技タイトルとして使用されるゲームソフトを一覧で紹介します。合わせて、PC、コンシューマー、スマホなど、使用するハード別にゲームタイトルや特徴なども解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
この記事のコンテンツ
eスポーツの競技ゲームタイトル一覧
eスポーツではさまざまなゲームタイトルが競技種目として採用されています。今回は日本eスポーツ協会の認定種目の他、eスポーツ大会で使用されることの多いゲームタイトルも合わせて紹介します。
日本eスポーツ協会プロライセンス認定競技ゲームタイトル一覧
日本eスポーツ協会では、対象となる競技タイトルにプロライセンスを発行しています。
- UNDER NIGHT IN-BIRTH(アンダーナイト インヴァース)
- eFOOTBALL(eフットボール)
- GUILTY GEAR(ギルティ ギア)
- GRANBLUE FANTASY Versus(グランブルーファンタジー ヴァーサス)
- GRANBLUE FANTASY VERSUS RISING(グランブルーファンタジー ヴァーサス ライジング)
- STREET FIGHTER6(ストリートファイター6)
- DNF DUEL(ダンジョンアンドファイター デュエル)
- TEKKEN8(鉄拳8)
- DEAD OR ALIVE6(デッド オア アライブ6)
- TEPPEN(テッペン)
- Virtua Fighter esports(バーチャファイター eスポーツ)
- パズドラ
- BLAZBLUE CENTRALFICTION(ブレイブルー セントラルフィクション)
- BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(ブレイブルー クロス タグ バトル)
- ぷよぷよ
- モンスターストライク
- リアルタイムバトル将棋
- RAINBOUSIX SIEGE(レインボーシックス シージ)
その他のeスポーツで使用されている競技ゲームタイトル一覧
日本eスポーツ協会の認定プロライセンスタイトル以外にも、さまざまなゲームが国内外のeスポーツ大会で競技タイトルに指定されています。
続いては、国内外のeスポーツ大会で競技タイトルに指定されているゲームを見ていきましょう。
- 伝説対決-Arena of Valor-(アリーナ オブ ヴァラー)
- eBASEBALL パワフルプロ野球(eベースボール パワフルプロ野球)
- eBASEBALL プロ野球スピリッツ(eベースボール プロ野球スピリッツ)
- VALORANT(ヴァロラント)
- Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- OVER WATCH(オーバーウォッチ)
- Counter Strike(カウンターストライク)
- THE KING OF FIGHTERS(キング オブ ファイターズ)
- CLASH ROYALE(クラッシュ ロワイヤル)
- GRAN TURISMO(グランツーリスモ)
- 荒野行動
- Call of Dutyシリーズ(コールオブデューティー)
- THE FINALS(ザ・ファイナルズ)
- SAMURAI SPIRITS(サムライ スピリッツ)
- Shadowverse(シャドウバーズ)
- Zwift(ズイフト)
- Star Craft(スタークラフト)
- SPRATOON(スプラトゥーン)
- 太鼓の達人
- 大乱闘スマッシュブラザーズ
- Dota2(ドーター2)
- Hearthstone(ハースストーン)
- PARAVOX(パラボックス)
- PUBG:BATTLEGROUNDS(ピーユービージー:バトルグラウンズ)
- PUBG Mobile(ピーユービージーモバイル)
- FIFAシリーズ(フィファ シリーズ)
- FORTNITE(フォートナイト)
- FALL GUYS(フォールガイズ)
- Braw Stars(ブロスタ)
- Vainglory(ベイングローリー)
- Pokémon Treading Card Game Pocket(ポケモン トレーディング カード ゲーム ポケット)
- Pokémon UNITE(ポケモン ユナイト)
- LEAGUE OF LEGEND(リーグ・オブ・レジェンド)
- ROCKET LEAGUE(ロケットリーグ)
中でも、以下のゲームタイトルは海外のeスポーツ大会でメジャーなタイトルとして競技に指定されています。
- STREET FIGHTER6(ストリートファイター6)
- TEKKEN8(鉄拳8)
- RAINBOUSIX SIEGE(レインボーシックス シージ)
- 伝説対決-Arena of Valor-(アリーナ オブ ヴァラー)
- VALORANT(ヴァロラント)
- Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- OVER WATCH(オーバーウォッチ)
- Counter Strike(カウンターストライク)
- THE KING OF FIGHTERS(キング オブ ファイターズ)
- Call of Dutyシリーズ(コールオブデューティー)
- Star Craft(スタークラフト)
- Dota2(ドーター2)
- PUBG:BATTLEGROUNDS(ピーユービージー:バトルグラウンズ)
- PUBG Mobile(ピーユービージーモバイル)
- FORTNITE(フォートナイト)
- LEAGUE OF LEGEND(リーグ・オブ・レジェンド)
これらのゲームタイトルの多くは、2024年7月~8月に開催されたeスポーツワールドカップなどでも、競技タイトルに使用されています。
【ジャンル別】eスポーツPC(パソコン)ゲームタイトル
PC(パソコン)ゲームとは、PCをハードとして使用し、プレイするゲームを指します。PCの高スペックな環境を利用しているものが多く、美しいグラフィックや軽快なアクションを楽しめます。
代表作として、Apex Legends(エーペックスレジェンズ)、Counter Strike(カウンターストライク)、OVER WATCH(オーバーウォッチ)、LEAGUE OF LEGEND(リーグ・オブ・レジェンド)、FORTNITE(フォートナイト)などが挙げられます。
CS(コンシューマー)ゲームやスマホゲームとしても配信されクロスプレイが可能なものもありますが、高い技術が求められるeスポーツシーンでは動作環境も重視されます。そのため、マルチプレイができるものであっても、高スペックで良好な動作環境を保ちやすいPCでプレイされるケースが多いでしょう。
以下では、魅力的なPCゲームをいくつか紹介します。
LEAGUE OF LEGEND(リーグ・オブ・レジェンド)
LEAGUE OF LEGEND(リーグ・オブ・レジェンド)は、基本プレイ無料でライオットゲームズから配信されているMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームです。
2012年には世界で最もプレイされたゲームに選出されるなど、多くのユーザーから支持されています。
チームバトルで勝敗を競うLEAGUE OF LEGENDはeスポーツとの相性が非常に良く、国内のeスポーツ大会はもちろん世界大会なども定期開催されています。
2025年には国内でジャパンリーグが開催されることも決定しており、さらに注目が集まっています。
FORTNITE(フォートナイト)
FORTNITE(フォートナイト)は、エピックゲームズから配信されているTPSゲームです。PCだけでなく、CSやスマホなどさまざまなハードでプレイすることができ、マルチプラットフォームを持つ代表的なゲームタイトルとも言えます。
タワーディフェンス系のサバイバルゲームとして遊べる「世界を救え」モードや、最大100人が参加でき最後の1人になるまで戦う「バトルロワイヤル」モードなど、さまざまな遊び方ができるのもFORTNITEが幅広い年代で好まれる理由のひとつです。
eスポーツでは、主にバトルロワイヤルモードを用いることが多く、エイム力を初めとするテクニックと地形や配置によって作り出す戦略で戦う競技タイトルとして、多くのeスポーツ大会で使用されています。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)は、FORTNITEに対抗するゲームソフトとしてリスポーンエンターテイメントが開発しました。PCの他にもPlayStation5、PlayStation4、Xbox、NintendoSwitchなどのCSでもプレイできます。
スマホ向けのモバイル版も配信されていましたが、こちらは2023年にサービス終了しました。
タイタンフォールのスピンオフ作品として制作されたApex Legendsは、基本プレイ無料で遊べるFPSゲームです。世界中のeスポーツ大会でもメジャーな競技タイトルとして用いられており、世界大会やリーグ戦なども行われています。
【ジャンル別】eスポーツCS(コンシューマー)ゲームタイトル
PlayStationやNintendo Switchなどの家庭用ゲーム機のことをCS(コンシューマー)ゲームと呼びます。日本ではPCゲームよりも主流なゲームハードとして扱われてきた歴史が長く、現在も根強い人気を保っています。
代表作としてSTREET FIGHTER6(ストリートファイター6)、GRAN TURISMO(グランツーリスモ)、大乱闘スマッシュブラザーズ、Splatoon(スプラトゥーン)などが知られています。
以下では、魅力的なCSゲームをいくつか紹介します。
Splatoon(スプラトゥーン)
Splatoon(スプラトゥーン)は、Wii U・NintendoSwitch用のアクションシューティングゲームです。
イカもしくはタコのキャラクターを操作して、ステージを自陣の色で塗っていく「ナワバリバトル」という斬新なシステムが一気に人気を博しました。
スプラトゥーン甲子園やスプラトゥーン3ワールドチャンピオンシップなど、最新作のリリースから早2年が経過しても未だ人気は衰えず、さまざまな大会が開催されています。
STREET FIGHTER6(ストリートファイター6)
STREET FIGHTER6(ストリートファイター6)は、PlayStation5、PlayStation4、XboxなどのCSハードでプレイできるゲームタイトルです。
カプコンから発売され、日本では古くからメジャーな格闘ゲームとして人気を博してきました。現在も、世界のさまざまなeスポーツタイトルで競技に選定されています。
相手のHPが0になるまで戦うという単純な仕様ながらも、テクニックや駆け引きの要素が強くeスポーツとの相性がとても良いゲームとして人気です。
【ジャンル別】eスポーツスマホゲームタイトル
eスポーツでは、スマホやタブレット用として配信されているゲームタイトルからも競技を選定することがあります。特に、近年はスマホゲームの発展が著しく、メジャーな競技タイトルとして採用されているゲームも多くあります。
代表作には、PUBG Mobile(ピーユービージーモバイル)、パズドラ、CLASH ROYALE(クラッシュ ロワイヤル)などが挙げられます。
以下では、魅力的なスマホゲームをいくつか紹介します。
PUBG Mobile(ピーユービージーモバイル)
PUBG Mobile(ピーユービージーモバイル)は、iOSとAndroidで配信されているスマホゲームです。人気バトルロワイヤルゲームPUBGのモバイル版ですが、世界のeスポーツ大会では敢えてPUBG Mobileが競技タイトルに採用されることもあります。
本作はeスポーツワールドカップの競技タイトルとしても使用されていました。
CLASH ROYALE(クラッシュ ロワイヤル)
CLASH ROYALE(クラッシュ ロワイヤル)は、iOSとAndroidで配信されているスマホゲームです。リアルタイム対戦型のカードゲームで、緻密な戦略が求められます。
世界中でリーグ戦も開催されており、国内でも高校生を対象とされるeスポーツ全国大会「ステージ0」で競技タイトルに指定されたこともあります。
気になるゲームでeスポーツを始めてみよう!
今回は、eスポーツで競技タイトルに指定されているゲームを紹介ました。なかには、「このゲームならプレイしたことがある」といったタイトルもあったのではないでしょうか。
eスポーツは、極限まで磨き上げたスキルや戦略を駆使するスポーツです。家庭でリラックスしてプレイする楽しさとは違った刺激を受けることもできるでしょう。
ぜひ、気になるゲームタイトルでeスポーツに挑戦してみて、魅力を体感してみください。
AFRAS(アフラス)は、ゲームを専門に学べるゲーミングスクールです。習い事のようにゲームを学ぶことができるため、これからeスポーツを始めてみたいという人にも最適でしょう。eスポーツをしてみたい、ゲームが上手くなりたいという人は、ぜひAFRASを検討してみてください。