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コラム

eスポーツ関連の会社13選!上場企業やスポンサー企業・イベント運営会社も紹介

eスポーツに関わる仕事をしたいと考えている人のなかには、専門的な知識や技術を持たないからと諦めている人も多いのではないでしょうか。

eスポーツに直接的に関わらなくても、協賛企業やスポンサー企業に勤めることで間接的にeスポーツ業界と関わっていくことはできます。

今回は、eスポーツ関連企業を紹介します。ぜひ、eスポーツに関わる仕事をしたいと考えている人は最後までチェックしてみてください。

eスポーツ業界に参入する会社とは?どのような事業?

eスポーツに関わる会社に就職したいと求人情報などを探している方のなかには、闇雲に「eスポーツ」というKWにかかる会社を探しているケースも少なくありません。

しかし、eスポーツに関わるといっても、その形態がさまざまなです。eスポーツ業界にはさまざまな仕事があり、それに応じて多くの関連企業があります。

最初にeスポーツに関わる会社について事業内容などを紹介していきます。

チーム運営

eスポーツ選手やスタッフを雇用するチーム運営企業はeスポーツ業界にとって欠かせない存在です。チームに所属する選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、チームの土台となる会社です。

充分な資産を持つ大企業も多く、特にeスポーツ分野ではIT関連企業などがeスポーツチームを所有しているケースが多いです。一方、eスポーツの普及や今後のメディア展開なども見据えて、他業種からもeスポーツチーム運営に参入する会社が増えつつあります。

コンテンツ制作

eスポーツに使用するゲームタイトルやゲーミングパソコン、周辺機器などを製作する会社もあります。その他、eスポーツに関連するグッズ作成など、今後の市場拡大も期待されている分野です。

イベント運営

eスポーツ大会などのイベントを行います。収益の多くはスポンサー広告やチケット、グッズ販売などです。世界的なイベントでは高額の賞金などが設定されることもあります。日本国内でもeスポーツ大会の規模拡大が進んできており、高額賞金が設定されるイベントも増えてきました。

スポンサー

eスポーツチームや開催されるイベントのスポンサーとして出資する企業があるからこそ、チーム運営やイベントが成立するケースも少なくありません。

eスポーツはファン層であるZ世代をターゲットとした企業が多く、自社製品・サービスの周知拡大を目的に広告などを出します。

教育

eスポーツを教育分野に活用する動きも近年活発になってきています。実際に公立教育機関でもeスポーツを授業の一環として取り入れ始めていることで、ゲームタイトルや機器の需要も高まっています。

合わせて、学校で取り扱うからという理由で、学習塾などでもeスポーツを導入するケースが増えてきており、ゲーミングスクールなどの需要も増加傾向にあります。

地方創成

地方創成の一環としてeスポーツを導入するケースも増えてきています。自治体が独自にeスポーツ導入を行う他、ゲーミングスクールやeスポーツチームを運営する企業などに外注して行うケースもあります。地方創成事業においては今後も市場拡大が期待されており、幅広い年代の人にeスポーツを知ってもらうことで、スポンサー企業の増加や周辺機器等の需要増加なども見込めるでしょう。

eスポーツ関連の会社13選

続いては、実際にeスポーツに関連した事業に取り組んでいる会社を紹介していきます。

eスポーツチームを運営している会社

eスポーツには欠かせないプロ選手が所属するeスポーツチーム運営に関わる会社を紹介します。eスポーツ選手やマネージャー、コーチ、その他スタッフなど、チーム運営に深く関わりたいと考える新卒や就活生などは以下の会社をチェックしてみるのがおすすめです。

1.アミューズ

大手芸能プロダクションとして知られるアミューズは、2018年頃からeスポーツ関連事業に参入、同年世界的eスポーツチーム「Team Liquid」との戦略的パートナーシップ契約を締結したことでも話題になりました。また、2023年には大阪北摂エリアから発するプロeスポーツチームAPOLLO SOLdiersを設立。2025年に開催される大阪万博に合わせて学生向けeスポーツ大会ステージ・ゼロが開催されることもあり、同チームにも大阪万博でのeスポーツを通して地域に貢献できるよう活躍の期待が寄せられています。

2.吉本興業

芸能事務所として有名な吉本興業ですが、2018年にeスポーツを扱う部門としてよしもとゲーミングを設立しました。プロeスポーツ選手を多数抱える他、国内LoLリーグの運営にも参加している同社に業界からは大きな期待が寄せられています。

国内のみならず海外チームともマネジメント契約を締結しており、世界的なシーンでも活躍が期待されています。吉本興業の強みであるお笑い芸人のなかにも、eスポーツに親しみ深い人材が多いこともあり、若手選手の育成やeスポーツとお笑いの融合、イベント運営など、今後eスポーツ業界の発展に大きく寄与するであろうとして注目されている企業です。

3.Cygames

モバイルゲーム会社として広く知られる株式会社Cygamesはeスポーツに広く関わる企業として有名です。eスポーツでも競技タイトルとして扱われるShadowverseやグランブルーファンタジーの開発の他、大会運営やチーム運営なども行っています。

近年はeスポーツを引退したプロ選手と企業をマッチングするセカンドキャリア事業なども展開しており、業界の発展に大きく貢献している会社と言えるでしょう。

4.デジタルハーツ

ゲームソフトのデバックサービス(不具合を検出するサービス)を提供しているデジタルハーツは、創業時からゲームに深く関連している会社です。これまでの事業を活かし、特にeスポーツに関心があり高い技術を持つ従業員を集めてeスポーツチームとしてデジタルハーツゲーミングを設立しました。

5.REJECT

国内eスポーツチームの多くは、大手企業などがeスポーツを支援する形でチーム運営に携わる形が多いですが、国内外で目覚ましい活躍を見せるREJECTは、プロゲーマ―集団が自チームを設立しさまざまな事業を展開しています。

現在はeスポーツの他にアパレル業界などにも進出しており、法人代表が現役eスポーツ選手としてPUBG MOBILEの世界大会進出を果たしている点でも注目を集めている会社です。

eスポーツ大会を運営している会社

国内外の選手向けにeスポーツ大会を開催している会社はそう多くありません。続いては、eスポーツ大会を主催、運営している会社を紹介します。

6.コカ・コーラ

高校生のeスポーツ大会として広い知名度を誇るStage:0(ステージ・ゼロ)を開催しているのが、人気飲料水メーカーであるコカ・コーラです。Z世代に対するスポンサー効果だけでなく、Stage:0を幅広い学生たちに周知させることに成功し、今や全国の高校eスポーツ部にとって目標とすべき大会になっています。

7.Cygames

eスポーツチームの運営をしていることでも紹介したCygamesですが、同社はイベント運営の点でもeスポーツ業界から注目を集めている会社のひとつです。グランブルーファンタジーのeスポーツ大会「GBVS Cygames Cup」やShadowverseのリーグ戦「Shadowverse University League」などを実施しています。

8.NTTドコモ

携帯電話などの通信キャリアとして知られるNTTドコモにもeスポーツ部門があります。過去に、PUBG MOBILEのリーグ戦「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON1」、R6Sの国内リーグ「Rainbow Six Japan League2021」を開催した実績があります。

現代のオンライン型eスポーツに欠かせない通信環境として、自社の通信技術を用いてそのサービスをアピールする狙いがあるようです。

9.DMM.com

インターネットコンテンツの配信サービスを提供しているDMM.comではPUBGの国内プロリーグ戦であるPUBGジャパンシリーズを運営しています。2018年から開催された同大会は2021年にPUBGジャパンチャレンジに改名され、2024年度のリーグも白熱した対戦が繰り広げられました。

10.RAGE

RAGEはCyberZ、エイベックス、テレビ朝日が3社合同で協業運営しているeスポーツエンタテイメント会社です。VALORANTやShadowverse、ストリートファイター、APEXなどのタイトルで大会を運営し、その他さまざまなeスポーツ関連イベントを開催しています。これまでにない形で協業運営しながらeスポーツを持ちあげる事業形態は、eスポーツ業界からも特に注目されています。

eスポーツのスポンサーをしている上場企業

eスポーツは今後益々成長していくことが期待されている業界です。そのため、さまざまな可能性を感じた大企業が続々とeスポーツ業界へ参入してきています。最後に、eスポーツのスポンサー企業のなかから株式上場企業を紹介していきます。

11.日清食品

カップヌードルで知られる日清食品は、元々スポーツ振興に積極的な企業です。プロスポーツに限らず学生スポーツ大会のスポンサーなども務めており、バスケットボールや陸上競技など、さまざまなスポーツシーンで見かけることが多いです。

そんな日清ですが2016年からはeスポーツのイベント協賛に参入。最も大規模なもので言えば、LoLの世界リーグ大会「Logicool G CUP 2016」などで、協賛企業としてその名を連ねています。

日清食品としては若者達に好まれる即席麺の広告効果に手応えを感じており、今後もZ世代へのアピール効果が高いeスポーツ協賛に力を入れていくだろうと予想されます。

12.ロート製薬

ロート製薬は、いち早くeスポーツ振興に向けて各チームやイベントへの協賛を始めた会社のひとつです。プロチームへの協賛のみならず、個人選手ともスポンサー契約を行うなど、業界の発展に大きく貢献している企業とも言えるでしょう。

ロート製薬の主力製品である目薬はeスポーツとの相性が非常に良く、高い広告効果を得ていると言われています。さらに製薬会社として展開しているスキンケア商品なども、eスポーツを通してZ世代へのアピールが成功していると言われ、今後もeスポーツ業界の発展、拡大を期待している会社の一つといえます。

13.本田技研工業株式会社

自動車メーカーHondaで知られる本田技研工業株式会社。同社は海外の有名eスポーツチーム「Team Liquid」のスポンサー企業としても世界で広く知られています。

段々と世の中の若者達が車離れしていくなか、eスポーツを通してHondaを知った若者達が初めて購入する車としてHonda製の自動車を選ぶなど、その効果は絶大です。スポンサー企業として頻繁に見かけることで「車のメーカーと言えばHonda」という認識が生まれたことが、ブランディングとしての成功事例として度々紹介されます。

eスポーツ業界を盛り上げる会社はたくさんある

eスポーツは、プレイヤーと観客だけではなく、そこに関わる多くの会社の力によっても成り立っています。これは他のスポーツも同様で、たくさんの会社が協賛してくれるからこそ、業界が発展していけるといってもよいでしょう。

eスポーツ業界はまだまだ成長途中です。今後もさまざまな会社の力を借りて、国内外で大きく成長していくことが見込まれます。eスポーツに関わる仕事に就きたいと考えている人は、ぜひ今回紹介した会社をチェックしてみてください。

直接的にeスポーツに関わる仕事でなくとも、あなたの働きによって会社がeスポーツ業界を支援し発展させていくことに繋がるケースもあるでしょう。

AFRAS(アフラス)を運営する株式会社アグニスもeスポーツに関連する会社のひとつです。eスポーツの普及、新興を促進し多くの人にeスポーツの素晴らしさや楽しさを知ってもらう事業の一環としてeスポーツスクールを運営しています。

初心者からプロ志望まで、多くの人にeスポーツに親しんでもらうことで、今後ますます業界が発展していけるよう尽力しています。