「VALORANTの振り向きの決め方は?」
「VALORANTの振り向きができない時の対処法は?」
このように思っていませんか?
そこで、この記事ではVALORANT(ヴァロラント)の振り向きについて詳しく解説をしていきます。VALORANTの振り向きの決め方や振り向きの計算方法も紹介していきます。
VALORANTの振り向きについて詳しく知りたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事のコンテンツ
VALORANTの振り向きとは?

まずは、VALORANTの振り向きについて解説をしていきます。
- 180°後ろを向くこと
- 振り向けるまでの距離を指すことがある
180°後ろを向くこと
VALORANTの振り向きとは、180°後ろを向くことです。マウスを動かして真後ろに視点が移動することを意味しています。VALORANTだけではなく、他のシューティングゲームでも振り向きという用語が同じ意味で使われます。
意図していないタイミングで、VALORANTでは後ろから敵が出てくることがあります。そのため、振り向きやすい感度に調整をしておくことで、圧倒的に不利な撃ち合いに勝てる可能性が出てきます。感度を決める際には、振り向きやすいかどうかもチェックしておきましょう。
振り向けるまでの距離を指すことがある
VALORANTで「振り向き○cm」ということがありますが、これは振り向くまでの距離を表しています。振り向く際に動かしたマウスの距離を振り向き○cmと言います。例えば、180°視点を動かすためにマウスを20㎝動かしたのであれば、振り向き20㎝という様に使われる言葉です。
振り向き○cmという言葉で、感度の高さや低さを表現することがあるのです。振り向き距離が大きければ大きいほど感度が低く、小さいほど感度が高いことになります。
cm/360°の意味と、振り向きの重要性
「cm/360°」とは、マウスを実際に何センチ動かせば画面上で1回転(360度)できるかを示す数値です。
この数値は、プレイヤーのマウス操作とエイム精度のバランスを測る重要な指標であり、DPI(マウスの解像度)とゲーム内感度の組み合わせによって決まります。
たとえば「25cm/360°」なら、マウスを25cm動かすとゲーム内で1回転するという意味です。低い数値は高感度、つまり少ない動きで大きく視点を変えられる設定。
逆に高い数値は低感度で、繊細なエイムがしやすくなります。自分に合ったcm/360°を把握することで、狙いやすさや快適な操作感を得られ、安定したプレイにつながります。
VALORANTの振り向きの決め方

VALORANTの振り向きの決め方を紹介します。VALORANTの感度を決める際に、振り向きは1つの指標になります。ここで紹介している方法を参考に、振り向きを決めてみてください。
- プロの感度を参考に調整をする
- 振り向きを基準に感度を決めるのは非推奨
プロの感度を参考に調整をする
VALORANTの振り向きを決めたい場合は、プロの感度を参考にするのがおすすめです。自分が使っている感度に近いプロの感度を真似してみて、微調整をしていきましょう。また、好きなプロや強いプロの感度を真似するのも1つの手です。プロの感度を参考にして、
VALORANTでは振り向きで感度を決めるのは非推奨
VALORANTでは振り向きを基準に感度を決めるのはおすすめしません。VALORANTはキルタイムが早く、他のFPSよりも後ろからの敵に打ち勝てる可能性が限りなく低いです。そのため、振り向きで相手を倒せるように感度を決めるのではなく、実用的なフリックがしやすいような感度に決定するのがおすすめです。
VALORANTの振り向きの計算方法

VALORANTの振り向きの計算方法を解説していきます。VALORANTの振り向きを計算することで、自分の感度が高いのか低いのかの1つの指標になります。振り向きがどのくらいか分からない人は、ここで紹介している計算方法で算出してみてください。
6532÷eDPIが振り向き
VALORANTの振り向きは、eDPIで6532を割った数値になります。厳密には、もう少し細かい数値なのですが、eDPIを6532でわれば十分に精度の高い振り向き距離が分かります。
例えば、マウスのDPIが800でゲーム内感度が0.25の場合、eDPIは200なので、振り向きは6532÷200で33.66㎝となります。この計算式から分かる通り、eDPIが高ければ高いほど振り向きは短くなります。
eDPIとは
eDPIとはマウスのDPIにゲーム内感度をかけたものを意味します。例えば、マウスのDPIが800で、ゲーム内感度が0.25の場合、eDPIは800×0.25で200となります。このeDPIを用いることで、マウスのDPIに対応したゲーム内感度に調整することができます。
計算サイトを使う
VALORANTの振り向きは計算サイトを使うことでも分かります。振り向き計算サイトにゲーム内感度やDPIを入力することで、振り向きが算出されます。どの計算サイトを利用しても出る結果は変わらないので安心してください。
また、他のFPSとの変換ができる計算サイトもあります。振り向きを同じに調整することで、他のゲームタイトルでも、同じ感覚でプレイができます。
初心者におすすめのDPIと振り向き設定は?

振り向き計算を始めたばかりの初心者にとって、DPIや感度をどう設定すれば良いのかは悩みどころです。いきなりプロの設定を真似ても、自分の手や環境に合わなければ逆に不便に感じることも。ここでは、誰でも取り入れやすく、安定感のあるおすすめのDPIや振り向き距離の目安を紹介します。
まずはDPI800×感度0.5の「安定型」がおすすめ
初心者に最もおすすめなのは、DPI800×ゲーム内感度0.5という組み合わせです。多くのゲーミングマウスのデフォルトDPIは800に設定されており、ソフトウェアの導入や複雑な設定変更が不要なため、導入が非常に簡単です。
感度0.5を合わせると、だいたい25〜35cm/360°程度の振り向き距離になり、手元の動きが素直に反映される「中感度」に収まります。高すぎず低すぎないこの感度帯は、エイムの精度と素早い反応の両方をバランスよく学べるため、まずはこの設定から試し、自分の操作感に合うか確認するのが良いスタートになります。
机の広さ・モニター解像度で調整する方法
マウス感度を決める際には、プレイヤーの体格やデバイス環境も重要な要素です。特に、机の奥行きが狭い場合やマウスパッドが小さいと、低感度にしても十分な操作空間を確保できず、かえってストレスが溜まってしまうこともあります。
また、フルHD・WQHD・4Kといったモニター解像度によっても、視点移動の体感速度が微妙に変わるため注意が必要です。机の幅が60cm未満なら中〜高感度寄り、80cm以上あれば低感度も試しやすい環境といえます。
こうした物理環境と照らし合わせながら、自分に合った感度帯を探ると、より快適なプレイが可能になります。
最初に試すべき振り向き距離は何cm?
振り向き距離(cm/360°)の目安としては、30cm前後が初心者にとって最も扱いやすいとされています。この数値は、1回のマウススライドでちょうど1回転できる感覚を掴みやすく、マウスの動きと画面上の視点移動のバランスがとりやすいためです。
20cm以下の高感度では細かいエイムが難しくなり、逆に40cm以上の低感度では大きな動作が必要になるため、プレイの安定性を欠くことがあります。
まずは25〜35cmの範囲で試し、自分の体格やマウス操作スタイルに合うかどうかを確認してみましょう。振り向き距離を一定に保ちながら、少しずつ微調整していくのが上達への近道です。
初心者向け|DPI・感度・振り向き距離の目安早見表
項目 | 内容 | 補足・ポイント |
---|---|---|
おすすめ初期設定 | DPI800 × 感度0.5 | 約30cm/360°の中感度で、安定感が高く調整しやすい |
机やマウスパッドが小さい場合 | DPI800 × 感度0.7〜1.0 | 振り向き距離が短くなり、高感度寄りになるため小スペース向き |
机が広く、精密エイムを重視したい場合 | DPI400〜800 × 感度0.3〜0.5 | 振り向き距離は35〜45cmほど。トラッキングエイム向き |
初心者が最初に試すべき振り向き距離 | 25〜35cm/360° | 一般的に中感度とされ、動作とエイムのバランスがとりやすい |
モニター解像度との関係 | 高解像度ほど感覚的に視点移動が遅く感じる傾向あり | 感度設定を変更せずとも操作感が変わる場合あり、要調整 |
VALORANTの振り向きができない時の対処法

VALORANTの振り向きができない時の対処法を解説していきます。
- 感度を上げる
- マウスパッドを広げる
- キーボードを小さくする
- 高速でマウスを2回振る事を意識する
- 超ローセンシはそもそも振り向きが難しい
VALORANTではそこまで振り向きを気にする必要はありませんが、振り向く練習をしておくと、役に立つシチュエーションが稀に訪れます。ここで紹介している対処法を参考にして、VALORANTで振り向けるようにしてみてください。
感度を上げる
VALORANTの振り向きができない時は、感度を上げるのが1つの選択肢です。感度を上げる事で、振り向きに必要なマウスの距離が短くなります。その結果、振り向きやすくはなります。しかし、感度を上げる事で、正面の撃ち合いに負けやすくなる可能性があるので注意してください。
感度を上げて振り向きをしやすくすることは簡単です。しかし、振り向きをしないといけないシーンは1試合に1回もないことが多いです。VALORANTでは基本的に後ろから先に撃たれた場合は、ハイセンシの人でも振り向くまでに負けてしまいます。そのため、感度を上げるよりも、振り向くことをある程度諦めるほうが良いです。
マウスパッドを広げる
VALORANTで振り向きができない場合は、マウスパッドを広げるのがおすすめです。振り向きが30㎝くらいの場合は、マウスを置く場所から左右に30㎝以上の幅を取るようにしてみてください。そうすることで、腕を振っての振り向きがしやすくなります。その分デスクの広さも必要になります。マウスを振って振り向けるだけのスペースが必要になるため、VALORANTに最適な環境を整えたい場合は、ある程度広いデスクを選ぶようにしてください。
キーボードを小さくする
VALORANTの振り向きができない時には、キーボードを小さくするのが1つの手です。左回りの振り向きの場合、キーボードが大きいと、キーボードにあたってしまい、マウスが振れない場合があります。キーボードにマウスが当たってしまう人は、キーボードを小さくしてみてください。
ゲームに特化した60%や80%キーボードを使うことで、デスクのスペースを確保できます。また、天キーレスのキーボードを使うことで、かなり短くなるのでおすすめです。もし、VALORANT以外でテンキー付きのキーボードを使いたい場合は、複数のキーボードを用意して使い分けるのがおすすめです。
マウスやキーボードの選び方については下記でも詳しく解説していますので併せてご覧ください。
小学生のためのゲーミングデバイス講座 – eスポーツスクールからの初心者向けキーボード&マウス選びのポイント
高速でマウスを2回振る事を意識する
VALORANの振り向きができない時は、高速でマウスを2回振る事を意識するようにしてみてください。1回で上手く振り向けない場合は、2回のマウス移動で振り向くのが1つの方法です。当たり前ですが、2回マウスを振るのは、1回で振るよりも時間がかかります。また、どうしても精度が落ちてしまうので、振り向きでの撃ち合いに勝つ確率がさらに低くなってしまいます。
可能であれば、マウスパッドや机を広げて、1回のマウス移動で振り向けるようにするのがおすすめです。撃ち合いに勝つのは難しいですが、振り向きができるようになるとリコンスキルなどの破壊がしやすくなります。感度がかなり低く、振り向きが難しい場合はマウスを2回振るようにして、振り向きができるように練習してみてください。
超ローセンシはそもそも振り向きが難しい
VALORANTの超ローセンシはそもそも振り向きが難しいです。感度を低くすることで、マイクロフリックはしやすくなりますが、その分とっさに振り向くことができなくなります。感度がかなり低い人だと、振り向きが50㎝以上のことがあります。そのような場合、とっさに振り向くことが難しく、後ろにすぐにエイムを合わせることができません。
超ローセンシにしていると、プロでも振り向きやリコンの破壊を諦めているほどです。プリエイムである程度のカバーはできますが、とっさに振り向かないといけないシーンでの勝率は格段と落ちてしまいます。超ローセンシやローセンシの場合は、振り向きを諦めてプレイするのも1つの選択肢です。そもそも打ち勝つことが難しい振り向きにこだわるのではなく、感度を低くして、フリックの精度を上げるほうが勝ちやすくなります。
振り向き感度の「沼」にハマらないための3つの心得

振り向き計算を意識し始めると、「もっと良い感度があるのでは?」と設定を次々と変えてしまいがちです。これがいわゆる「感度沼」。感度が定まらないまま練習を続けても、エイム精度や立ち回りは安定しません。
以下の3つの心得を意識することで、自分に合った振り向き設定を見つけやすくなります。
- 1週間は同じ設定でプレイしてみる
- トラッキング練習で感度の合う・合わないを判断
- 参考にするなら「プロの振り向き距離」が基準
それぞれ詳しく解説していきましょう。
1週間は同じ設定でプレイしてみる
感度を調整する際の鉄則は、「一定期間は同じ設定を使い続けること」です。感度を変えるたびに脳と手の動きのリンクがリセットされてしまい、結果的にエイムが不安定になります。
特に初心者は感度の変化に身体が順応するまでに時間がかかるため、少なくとも1週間、できれば10時間以上のプレイ時間を確保するのが理想です。毎試合のように設定をいじるのは逆効果。まずは「慣れる」ことを意識しましょう。
トラッキング練習で感度の合う・合わないを判断
自分に合った感度を見極めるには、トラッキング(動く敵を追う)エイムの練習が効果的です。高感度すぎると敵を行き過ぎてしまい、低感度すぎると追いきれない。
そうしたズレを感じることで、今の振り向き距離が自分に合っているかを確認できます。AIM練習ツール(例:Aim Lab、Kovaak’s)などを活用し、振り向き距離を数cmずつ変えながら検証すると、最適なポイントが見つかりやすくなります。
参考にするなら「プロの振り向き距離」が基準
振り向き距離を考える際の出発点として、プロゲーマーの設定を参考にするのも有効です。たとえば、ApexやValorantのトッププレイヤーはおおむね25〜35cm/360°の範囲に設定しています。
もちろん完全に真似る必要はありませんが、彼らの設定は反復練習と実戦の中で最適化された実績のある数値。プロの距離感を基準に、自分の体格や机の広さに合わせて微調整していくことで、感度迷子になるリスクを大きく減らせます。
VALORANTプロの振り向きを紹介

VALORANTプロの振り向きを紹介していきます。ここでは、VCT2025Stage1の高レーティング選手からピックアップしていきます。
傾向として、チーム内デュエリストをメインで扱っている選手は、振り向きが短い(感度が高い)です。ネオンやジェットなどはどうしても感度が低いと扱いづらいため、感度がある程度高くなっています。
RieNs選手
ゲーム内感度 | 0.27 |
---|---|
DPI | 800dpi |
eDPI | 216 |
振り向き | 30.24cm |
Team HereticsのRieNs選手の振り向きは30.24㎝です。イニシエーターメインのロールでプレイしていて、スタッツが高いという、撃ち合いの強さに定評がある選手です。振り向きは30㎝弱と、VALORANTプロに多い数字になっています。
t3xture選手
ゲーム内感度 | 0.45 |
---|---|
DPI | 800dpi |
eDPI | 360 |
振り向き | 18.14cm |
t3xture選手はGenGEsportsに所属している、撃ち合いが強い選手です。世界大会優勝経験があるt3xture選手の振り向きは18.14㎝と高めになっています。
Wo0t選手
ゲーム内感度 | 0.5 |
---|---|
DPI | 500dpi |
eDPI | 250 |
振り向き | 26.13cm |
Wo0t選手はTeamHereticsに所属している撃ち合いが強い選手です。振り向きは26㎝弱と、若干高めの感度になっています。
Aspas選手
ゲーム内感度 | 0.4 |
---|---|
DPI | 800dpi |
eDPI | 320 |
振り向き | 20.41cm |
VALORANTの競技シーンを見ている人であれば、撃ち合いの強い選手に名前があがるAspas選手の振り向きは20.41選手です。eDPIが320と、撃ち合いが強い選手の中でも高めになっています。プロの中では高めの感度にも関わらず、綺麗なエイムが特徴的です。
Zekken選手
ゲーム内感度 | 0.175 |
---|---|
DPI | 1600dpi |
eDPI | 280 |
振り向き | 23.33cm |
Zekken選手はAmericasStage1で2位のSentinelの絶対的エースです。そんなZekken選手の振り向きは23.33㎝と、プロの中ではやや高めになっています。
振り向き計算に関するFAQ

FPS初心者から中級者まで、振り向き計算に関してよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。
Q1:DPIと感度のどちらを変えると振り向き距離が変わりますか?
A:DPI(マウスの解像度)とゲーム内感度のどちらも、振り向き距離に影響します。
振り向き距離は「360° ÷(DPI × 感度)」で求められるため、どちらかが上がれば振り向きは短くなり、どちらかが下がれば長くなります。
Q2:おすすめの振り向き距離(cm/360°)ってありますか?
A:プレイスタイルによりますが、ApexやValorantでは25〜35cm/360°が中感度の目安とされています。
エイムの安定性を重視するなら30cm以上、反応速度を重視するなら20cm以下の高感度が選ばれがちです。
Q3:毎回同じ振り向き距離になるようにするには?
A:DPIとゲーム内感度を記録しておき、環境を変えるときは必ず同じ数値を設定しましょう。
また、マウスパッドの大きさや解像度設定が変わると感覚も変わるため、できるだけ同じデバイスと解像度を使うことが大切です。
【まとめ】VALORANTの振り向き

VALORANTの振り向きについて解説をしてきました。VALORANTの振り向きとは、180°後ろを向くことで、必要なマウスの距離を「振り向き○cm」という事があります。また、振り向きの計算方法は、6532÷eDPIです。この数字が180°振り向くために必要な長さ(cm)です。
VALORANTでは振り向きを基準に感度を調整するのはおすすめしません。振り向きを基準にするのではなく、正面の敵を倒しやすい感度に調整をする方が良いです。この記事を参考にして、振り向き方や振り向きを計算してみてくださいね。
振り向き計算をもっと深く理解したいなら
振り向き計算は、FPSで勝つための基礎知識であり、エイム力や立ち回りの精度にも直結する重要な要素です。しかし、DPIや感度、cm/360°の調整には個人差があり、独学では限界を感じることも少なくありません。
もし「自分に合った感度設定がわからない」「プロのような精度を身につけたい」と感じているなら、プロ指導が受けられるeスポーツスクール「AFLAS」での学習がおすすめです。実戦形式のフィードバックを受けながら、振り向きやエイムの技術を最短で習得できます。気になる方は、ぜひ一度スクールの無料体験や相談会をチェックしてみてください!