近年、パソコン向けのゲームタイトルが人気を博しており、「パソコンでゲームをしてみたいな」と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、初心者がパソコンでゲームをするのはハードルが高く、さまざまなことを調べる必要があります。
そもそも、自宅にあるパソコンでゲームができるのか?何が必要なのか?どうやってゲームを買えばいいのか?など、疑問に思っていませんか?
この記事では、パソコンでゲームをしたい人に向けて必要なものやゲームの買い方、おすすめのタイトルなどを紹介します。
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パソコン用ゲーム市場が急拡大

ゲームの歴史は100年以上前から始まり、1912年にスペインで開発された「エル・ヘドレシスタ」というチェス機械が、世界で初めて作られたコンピューターゲームと言われています。
日本ではソニーや任天堂がゲーム開発事業で躍進したことから、PlayStationやゲームボーイ、Nintendo64、Wii、Nintendo Switchなど家庭用ゲーム機(コンシューマーゲーム機)の普及が急速に広がったこともあり、「ゲーム=家庭用ゲーム機」といった印象が強い傾向にあります。
しかし、ゲームはコンシューマーゲーム機だけでなくパソコン用タイトルも多く、世界ではパソコン用ゲームも同様にメジャーゲームとして扱われています。特に、eスポーツの普及によってパソコン向けゲームの浸透は急速に広がったと言えるでしょう。
日本でも世界の流行に合わせてパソコン用ゲーム市場が急拡大しており、Apex LegendsやLeague of Legends、VAROLANTなど、eスポーツ向けパソコンゲームのプレイ人口も急激に増えてきています。
パソコンでゲームをするメリット

家庭用コンシューマーゲーム機ではなく、敢えてパソコンでゲームをするメリットには以下が挙げられます。
- ハイクオリティなゲーム体験ができる
- 無料で遊べるゲームが多い
- ハードの世代交代がない
- パッケージ版よりも低価格
- サブスクで利用できるサービスもある
- コンシューマータイトルのパソコン移行が増加中
ゲーミングパソコンをはじめとしたパソコンのスペックは、基本的に家庭用のコンシューマーゲーム機を遥かに凌駕します。美しい映像やモーション、音楽でこれまでにないクオリティのゲーム体験をできるのが、パソコン用ゲームの一番の魅力と言えるでしょう。
また、基本プレイが無料でできるものが多いのもパソコン用ゲームの特徴です。代表的な基本無料のタイトルにApex Legends、FORTNITE、VALORANT、League of Legendsなどが挙げられます。
その他にも、パソコンというハードを用いているため、ハードが新機種へ世代交代する心配がないことや配信サービスを利用しパッケージ版を作成しないことで低価格でゲームを購入できることもメリットのひとつと言えるでしょう。配信プラットフォームによってはサブスクでさまざまなタイトルをプレイできるサービスも提供しています。
パソコンでゲームをするために必要なもの

パソコンでゲームをするためには、ゲーミングパソコンが必要だと考えている人が多いですが、これは厳密に言えば誤りです。
ゲーミングパソコンとは、パソコン用ゲームがプレイできるだけのスペックを有するパソコンであり、ゲーム専用パソコンという訳ではありません。動画編集やプログラミングなど、ハイスペックなパソコンを必要とする仕事をしている人のなかには、仕事に使うパソコンとしてゲーミングパソコンを使用している人も多くいます。
つまり、ゲームに必要なのはプレイしたいゲームタイトルに必要なスペックがあるパソコンだということです。一般的なパソコンであってもスペックが高ければゲームはプレイできます。
ただし、パソコンについて詳しくなければ、ゲームに適したスペックなのか判断するのは難しいでしょう。ゲーミングパソコンは一般的にゲームに必要とされるスペックを備えているものを指すため、これからパソコンを購入するのであればゲーミングパソコンを選ぶのが無難です。
その他、ゲームをする際には以下のものがあればよりゲームを楽しみやすくなります。
- ヘッドフォン
- マイク
- コントローラー
必要に応じて用意するとよいでしょう。
ゲーム用パソコン(ゲーミングパソコン)の選び方

パソコンに詳しくなければ、スペックを判断するのは難しく、どのようなパソコンを選べばよいのか迷ってしまうでしょう。
まず、さまざまなタイトルをプレイしたいというのであれば、可能な限りハイスペックなゲーミングパソコンを選ぶのがよいでしょう。特に、「Portal with RTX」「Kerbal Space Program 2(KSP2)」「Starfield(スターフィールド)」「Battlefield 2042(バトルフィールド2042)」「モンスターハンターワイルズ」「Citys Skyline2」などが選択肢に入る場合、高いスペックのパソコンが必要なので注意してください。
「このゲームをプレイしたい」というタイトルが決まっている場合は、タイトルの推奨環境に合わせたスペックのパソコンを選ぶのもよいでしょう。ここで注意すべきなのは「推奨環境」を参考にするという点です。
推奨環境とは、そのゲームタイトルをスムーズにプレイできるスペックを表しているため、決して低スペックにはならないでしょう。そのため、推奨環境を参考にしておけば、上記に示した「特にハイスペックな環境を必要とするタイトル」以外であれば、問題なくプレイできることが多いです。最初に決めたタイトル以外のゲームでも、問題なくプレイできる可能性が高いでしょう。
一方で、最低限の環境を参考にしてしまうと、他のタイトルをプレイする際に支障がでてしまう可能性があります。せっかく購入したゲーミングパソコンを無駄にしないためにも、購入の際には専門知識を持つ人に相談しながらプレイしたいタイトルの推奨環境を参考にマシンを選んでみてください。
パソコンでゲームをする方法

パソコンでゲームをするには、タイトルを購入しインストールする必要があります。パソコンゲームはパッケージ版とオンライン版の2種類があり、パッケージ版は実際に店頭などでソフトを購入するタイプのものを指します。
オンライン版は各ネットストアでデータを購入して直接パソコンにダウンロード・インストールしてプレイするものです。
近年、オンライン版の普及が広がり、パッケージ版を販売していないタイトルも少なくありません。まずは自分のプレイしたいタイトルをどのような方法で入手するのか検討してみるとよいでしょう。
パソコン向けゲーム配信プラットフォーム

パソコン用ゲームをオンラインで購入する場合は、配信プラットフォームを利用します。以下は、国内で利用できる主なゲーム配信プラットフォームです。
Epic Game Store
Epic Games(エピックゲームズ)は、自分自身でゲーム開発をしたい人などが使うゲームエンジンとして有名なUnreal Engineの供給元としても知られています。
Epic Gamesの開発した有名なゲームといえばFORTNITEやロケットリーグ・Fall Guyなど挙げられます。その他、他社が開発したゲームでもVAROLANTやDead by Daylight、Barrlefield6なども配信されているのでチェックしてみてください。
Steam
Steam(スチーム)は、Valve Corporation社が運営するゲーム配信プラットフォームです。配信されているタイトル数が多いため、国内では圧倒的シェアをもっています。Steamはコンシューマータイトル(家庭用ゲーム機用タイトル)のPC版も多く配信しているため、モンスターハンターワイルズやMETAL GEAR RISING: REVENGEANCE、ストリートファイター6などをプレイしたい人はSteamをチェックしてみてください。
尚、話題になったミステリーゲーム「8番出口」を配信しているのもSteamです。
DMM Games
DMM Gamesは、合同会社DMMが運営するゲーム配信プラットフォームです。基本的に海外の会社が運営していることが多いゲーム配信プラットフォームですが、国内企業が運営していることもあって利用しやすさ見やすさが抜群に良いのが特徴です。日本人が利用しやすい作りになっています。
基本的には国内のゲームタイトルが多いため、日本のゲームで遊びたい人はDMM Gamesをチェックしてみてください。The Elder Scrolls ONLINE、Ysシリーズ、シノビライジングなどの他、恋愛シミュレーション系のゲームタイトルも多く配信されています。
Origin
Origin(オリジン)はエレクトロニック・アーツが運営するゲーム配信プラットフォームです。BattlefildやThe Simsなど、エレクトロニック・アーツが配信しているゲームをプレイしたいならOriginをチェックしてみてください。
Battle.net
Battle.net(バトルネット)は、ブリザードエンターテイメントが運営するゲーム配信プラットフォームです。スタークラフト、ディアブロ、オーバーウォッチ、ハースストーンなど、世界的にプレイ人口が多いタイトルが多数配信されています。そのほか、Call of Dutyシリーズも配信されている、比較的パソコン用ゲーム中級者以上向けのプラットフォームとも言えるでしょう。タイトル数は多くありませんが、コアなファンが多いタイトルを多く取り扱っています。
UBISOFT Connect
UBISOFT Connect(ユービーソフトアイコネクト)は、UBISOFTは運営するゲーム配信プラットフォームです。Rainbow 6 Sigeやアサシンクリードシリーズ、Far Cryシリーズなどを配信しており、海外製のコアなタイトルをプレイできるのが魅力です。国内タイトルはほとんどないため、コアなパソコン用ゲームファンにおすすめのプラットフォームと言えるでしょう。
Amazom Prime Gaming
Amazom Prime Gaming(アマゾンプライムゲーミング)は、Amazonが運営するゲーム配信プラットフォームです。基本的にはプライム会員であれば無料で利用できるため、Amazonプライムに加入しているのであればチェックしてみるとよいでしょう。とは言え、基本的にはインディーズタイトルのため、メジャータイトルはほとんどありません。未知のゲームから隠れた名作を発掘したい人におすすめのプラットフォームです。
パソコン用ゲームはどうやって買える?

パソコン用ゲームをオンラインで購入する場合、決済方法も基本的に電子決済になります。プラットフォームによって異なるものの、基本的にはクレジットカード決済や電子マネー決済などが共通して利用できるため、未成年のプレイヤーは保護者などに決済してもらうとよいでしょう。
また、クレジットカード決済や電子マネー決済ができなくても、プリペイドカード決済が利用できる場合もあります。プリペイドカードは家電量販店やコンビニなどでも購入できるため探してみてください。
パソコンでゲームをもっと楽しもう!
これまでPlayStationやNintendo Switchなど、家庭用ゲーム機でしかゲームをプレイしたことがない人にとって、パソコン用ゲームは未知の領域のように感じている人もいるでしょう。しかし、根本的なハード(パソコン)を用意して、タイトルを購入する工程は同じで、一度利用してみれば「こんなに簡単にパソコンでゲームができるんだ」と思う筈です。
家庭用ゲーム機では味わえない感動や臨場感をぜひ体験してみてください。
またeスポーツに興味をもってパソコン用ゲームのプレイを始める人も近年急増中です。Apex LegendsやFORTNITE、VALORANT、League of Legendsなど、競技シーンでスポーツとして楽しむ人も増えてきました。
AFRAS(アフラス)はeスポーツを学べるゲーミングスクールです。eスポーツを初めてみたいと考えている人やパソコン用ゲームについて詳しい人に教えてもらいたいと考えている人は、ぜひAFRASで学んでみてはいかがでしょうか。
AFRASでは、自習や自己練習でも校舎の設備が利用できるため、通いながら自宅でどのようなゲーム環境を作るのか考えてみるのもよいでしょう。これからパソコンでゲームを始める人には、特におすすめです。
まずは、お気軽に無料体験にご参加くださいね。