リーグオブレジェンド(LOL)はパッと見のルールの分かりにくさに定評があります。最近では配信者らのLOL実況も増えてきましたが、何をやってるのか分からない方も多いのではないでしょうか。ルールが分かれば観るだけの方でももっとLOLを楽しめるはずです。
ここでは、LOLとはどのようなゲームで、どんな魅力があるのかを解説していきます。
LOLとはそもそもどんなゲーム?
LOLとはMOBAと呼ばれるジャンルのゲームで、5vs5で戦います。サモナーズリフトと呼ばれるマップ上に配置されたキャラクターを操作して、相手の拠点を破壊するのが勝利条件です。
MOBAと呼ばれるジャンルのゲーム
リーグオブレジェンド(LOL)は、Multiplayer Online Battle Arena(MOBA)というジャンルのゲームです。5vs5の対人ゲームで、相手の拠点(ネクサス)を破壊することが勝利条件となっています。
基本無料でプレイでき、課金によって強くなる要素は全くありません。プレイヤーは召喚者(サモナー)となって、160体以上のプレイヤブルキャラクター(チャンピオン)から1体を操作して戦います。
ゲームは終始見下ろし視点です。基本的な操作としては、マウスの右クリックで移動と通常攻撃、キーボードのQWERで4つのスキルを使用します。
サモナーズリフトと呼ばれるマップの中で戦う
LOLのサモナーズリフトとは競技マップのことを意味します。LOLのメインゲームモードで戦場となるサモナーズリフトは、3本の道(トップレーン、ミッドレーン、ボットレーン)とそれらの間に位置する中立地帯(ジャングル)で構成されます。自陣と敵陣は川(リバー)を挟んで向かい合う形となっており、マップ全体に様々なオブジェクトが配置されています。ここで、オブジェクトとはLOLにおける構造物やモンスターの総称です。
レーン
レーンには防衛施設であるタワーが一定間隔で配置されています。敵のタワーに近づくと手痛いダメージを受けてしまい、このままでは敵の拠点を攻められないため、このタワーを1つずつ破壊し、味方が自由に動ける範囲を広げていくことがゲーム序盤の目標です。
ネクサスはミニオンと呼ばれる兵隊達を一定間隔で放流します。ミニオンはレーンを通って敵の陣地に向かっていき、敵タワーの破壊を試みます。しかし、敵のミニオンも全く同じ数、同じ強さなので、そのままではタワーの破壊は進みません。
プレイヤーの操作するチャンピオンが敵のミニオンを攻撃してこの均衡が崩れると、ミニオンがタワーを攻撃するようになります。ミニオンにはタワーの攻撃からチャンピオン達を守る役割もあり、ミニオンがタワー攻撃のターゲットになっている間、チャンピオンはターゲットされません。この間にタワーを攻撃することでタワー破壊が容易になります。
各レーンのタワーを3本壊すと、その次はインヒビターというオブジェクトを攻撃できるようになります。このインヒビターを破壊すると、自陣から強力なミニオンが登場するようになり、攻勢が加速します。ここまで来ればネクサス破壊は目前です。
ジャングル
レーンとレーンの間には中立地帯であるジャングルが広がっています。ジャングルには敵でも味方でもない中立のモンスター達が生息しており、攻撃すると反撃してきます。このジャングルモンスターは倒せば経験値とお金の他、有利な効果(バフ)を獲得できるものもいます。
この中立オブジェクトの中でも特に重要なものがドラゴンとバロンです。
ドラゴンはボットレーンとミッドレーンの間のドラゴンピットという地形に出現するオブジェクトで、これを倒すと永続的なバフを獲得できます。バフの効果は倒したドラゴンの種類によって様々ですが、攻撃力アップや持続的なHP回復、移動速度アップなどがあります。
また、ドラゴンは先に4つ獲得したチームが「ドラゴンソウル」を獲得できます。これは通常のドラゴンバフよりも一段強力なバフで、ドラゴンソウルを獲得したチームは8~9割の試合で勝利しています(※)。それほど強力なバフです。
これに対し、ミッドレーンを挟んでドラゴンピットと反対側のリバーには、ゲーム後半でバロンと呼ばれるオブジェクトが出現します。バロンバフはドラゴンバフと違って効果時間が決まっていますが、この間はチャンピオンとミニオンが強化されるため、タワー破壊に対して特に効果的です。
これら重要なオブジェクトは勝敗を左右するため、中立オブジェクトを巡って熾烈な奪い合いの戦いが起きます。全ての中立オブジェクトに共通することですが、これらの経験値やバフを獲得できるのは、最後の一撃(ラストヒット)を与えたチームのみ。負けているチームでも、ドラゴンやバロンのラストヒットを取ることができれば逆転の目が見えてきます。
LOLでは担当する場所(ロール)が決まっている
LOLは5人で1つのチームとなって戦うゲームですが、それぞれの担当する場所(ロール)が決まっています。基本的には、トップレーンとミッドレーンに1人ずつ、ボットレーンに2人、そしてジャングルに1人という構成です。
各レーンに配置されたプレイヤーは敵チャンピオンと対面しながらタワー破壊を目指します。一方、ジャングルを担当するプレイヤーは中立モンスターを倒してお金と経験値と稼ぎ、時折レーンで敵を奇襲し、レーンの手助けをします。
ボットレーンは2人が担当しますが、片方はチームの火力を担い、片方はそれをサポートする役割を担うことが多いです。
LOLでは全員がレベル1からスタートする
LOLでは全キャラクターがレベル1からスタートします。経験値やお金を集めてキャラクターを強化していき、戦闘を有利に進めます。
全てのチャンピオン(キャラ)がレベル1からスタートする
LOLではゲームが始まると全てのチャンピオンがレベル1からスタートし、経験値を獲得することで最高レベル18まで成長します。
レベルが上がるとチャンピオンの基礎ステータスが向上し、同時にスキルポイントを獲得できます。レベル1~5の間はQ、W、Eスキルのどれかにスキルポイントを割り振り、スキルを成長させることが可能です。レベル1時点ではスキルはQ、W、Eのどれかだけしか獲得できませんが、レベル2時点でスキル2つ、レベル3時点でスキルが3つにできます。スキルの数が1つと2つでは戦力に大きな差があるので、最序盤は敵より早くレベルを上げ、レベル差で敵を圧倒することが重要です。
また、レベルが6になるとアルティメットスキルを獲得できます。アルティメットスキルはどれも強力なので、相手がレベル6、自分はレベル5という状況では無理に戦わないことも大切になります。
お金を稼いでアイテムを購入して強くなる
チャンピオンを強化するもう1つの方法は、お金を稼いでアイテムを購入することです。
お金の稼ぎ方は幾つかありますが、ミニオンや中立モンスターのラストヒットによる金策がメインになります。試合中はBキーで拠点に戻り、Pキーを押すとショップを開いてアイテムの購入や売却が可能です。
アイテムには様々な種類があり、どれを購入すればいいか迷いますが、はじめの内はおすすめされるアイテムを買っておけば大丈夫でしょう。アイテムの中には割り当てられたキーを押すことで発動する効果を持つものや、1回使い切りのアイテムもあります。ゲームに慣れてきたら自分が使うアイテムの効果も少しずつ覚えていかねばなりません。
スキルやアイテムの獲得順に迷ったら、統計サイトで強いビルドを探すこともできます(※)。更に慣れてくれば、味方の構成や敵の種類に合わせて自分でビルドを組めるようになるはずです。
(※)LoL チャンピオン – LeagueOfGraphs
LOLには視界というシステムがある
他のゲームジャンルに無く、MOBAに特有なシステムとして、「視界」があります。
LOLでは味方チャンピオンや味方ミニオン、タワーが持つ視界は全て共有されますが、それ以外の場所は暗く表示され、敵がいても見つけることができません。不用意に敵のジャングルに近づくと、敵複数人から思わぬ奇襲を受けてしまいます。
そこで重要になるのが「ワード」と呼ばれるアイテムです。ワードは監視カメラのように、一定時間視界を確保してくれます。ワードを使って敵を発見できれば、その敵から奇襲を受けることはありませんし、逆にその敵の不意をついて襲いかかることができます。
ワードには、無料でもらえる「トリンケット」と有料で購入できる「コントロールワード」があります。視界情報は自分の身を守るだけでなく、味方全体の有利に繋がるので、ワードを積極的に活用していきましょう。
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LOLについてざっくり説明しましたが、これだけでも覚えることが多く、非常に奥が深いゲームであることが伝わったのではないでしょうか。この奥深さはLOLの魅力であるとともに知識が必要なため、プレイしていて、なぜ負けたのか、どうやったら勝てていたのかが分からなくなることは多々あります。
そのような場合はコーチングを受けるのも一つの手です。コーチングは客観的な視点からのプロのアドバイスによって、今より一段上の思考に至るきっかけを与えます。
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