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コラム

VALORANTのおすすめPCスペック!予算別ゲーミングPCも紹介

FPS(APEXなど)

「VALORANTを快適に遊ぶには、どれくらいのPCスペックが必要なのか」
「プロはどんなPCを使っているのか」

このように感じていませんか。
VALORANTは軽いといわれる一方で、FPSを安定させようとするとPC性能の差が結果に出やすいゲームです。この記事ではVALORANTに必要なPCスペックの基準を整理し、最低要件と推奨環境の違い、プロが高性能PCを使う理由まで解説します。

予算別の構成例や選び方も紹介するため、自分に合ったPCを探している人はぜひ参考にしてみてください。

VALORANTに必要なPCスペックとは?

区分目標fpsCPU例GPU例メモリ補足
最低30fpsIntel i3-540 / AMD Athlon 200GEIntel HD 4000 / Radeon R5 2204GBVRAMは1GBが目安
推奨60fpsIntel i3-4150 / AMD Ryzen 3 1200GeForce GT 730 / Radeon R7 2404GB対戦の基準にしやすい
ハイエンド144fps以上Intel i5-9400F / AMD Ryzen 5 2600XGTX 1050 Ti / Radeon R7 370 / Intel Arc A3104GB144Hz運用の土台

VALORANTのPCスペックは「起動できる最低ライン」と「対戦で困りにくいライン」を分けて考えるのが大切です。最低スペックは30fpsを目標にした基準なので、撃ち合いの場面で画面が遅れて負ける原因になりやすいと言えます。

まずは推奨スペック以上を目安にしつつ、モニターのリフレッシュレートに合わせて144fps以上も狙っていきましょう。公式の基準を先に確認して、いまのPCがどこで詰まっているか整理してみてください。

出典:https://playvalorant.com/ja-jp/specs/

最低スペックと推奨スペックの違い

最低スペックは「遊べる」基準で、対戦で勝つ基準ではありません。30fps付近だと視点移動がカクつき、ピークや撃ち合いの瞬間にズレが出やすいでしょう。

一方で推奨スペックは60fpsを想定しているため、敵の見え方や反応の遅れが減り、操作のストレスも下がります。まずは推奨を超えるかどうかを確認し、足りない部品だけを段階的に強化してみてください。

CPU・GPU・メモリ・ストレージの基準値

パーツは「fpsに直結する順」で見ると失敗しにくいです。VALORANTは軽めの部類ですが、対戦中の安定感はCPUとメモリの影響も受けます。さらにWindows 11ではTPM 2.0とUEFI Secure Bootが必要になるため、古い構成だと起動以前に詰まることがあります。まずは公式のOS要件も含めて土台をそろえ、そこから目的のfpsに近づけていきましょう。

出典:https://playvalorant.com/ja-jp/specs/

内蔵GPUでも動く?限界と注意点

内蔵GPUでも起動はできますが、対戦で安定させるのは難しくなりがちです。スモークや人数が多い場面でfpsが落ち、照準がズレて撃ち負ける原因になります。さらにノートPCは冷却が弱いことがあり、温度で性能が下がるケースも出ます。

まずは解像度とグラフィックを下げて挙動を確認し、厳しいと感じたらディスクリートGPU搭載の構成へ切り替えてみてください。公式でも専用GPUを使う場合はVRAM 1GB以上が必要と案内されています。

プロが求めるスペックはなぜ高いのか

プロは勝敗が「一瞬」で決まるため、平均fpsよりも最悪値の落ち込みを嫌います。240Hzや360Hzのモニターに合わせるなら、ゲーム内だけでなく配信ソフトや録画、通話アプリも同時に動くことが多いでしょう。その結果、CPUの処理余力とメモリ容量を厚くし、フレームが落ちる原因を減らす方向になります。

まずは自分の運用を整理し、プレイ専用か配信もするかで必要スペックを分けて考えてみてください。基準の出発点は公式のハイエンド(144fps以上)を土台にすると判断しやすいです。

VALORANTが快適に動くスペックの目安と選び方

VALORANTが快適に動くスペックの目安と選び方は以下の点を注視しましょう。

  • CPUの選び方
  • GPUの選び方
  • メモリは何GB必要か
  • ストレージはSSD必須?読み込み速度の影響
  • 電源・冷却の重要性

CPUの選び方

VALORANTはfpsが高くなるほどCPUの影響が出やすく、GPUだけ強くしても伸びないことがあります。目安としては公式のハイエンドCPU(例:i5-9400FやRyzen 5 2600X)を起点にし、配信や録画もするなら世代の新しいCPUで余力を持たせると安定します。

購入前は「シングル性能が高いか」「冷却と電源が足りるか」をセットで確認しましょう。いまの環境でfpsが落ちる場面をメモして、CPU使用率が張り付くならCPU強化を検討してみてください。

GPUの選び方

GPUは「狙う解像度」と「fpsの下振れ」を基準に選ぶと迷いません。フルHDで競技設定ならミドル帯でも144fpsは狙えますが、安定させたいならVRAMに余裕があるモデルが安心です。内蔵GPUで厳しい場合は、まずはエントリーのディスクリートGPUへ移行し、次に高Hzモニターに合わせて段階的に上げるのが安全でしょう。

メモリは何GB必要か

公式では4GBが示されていますが、実戦で安定させるなら16GBを基準にした方が困りにくいです。ブラウザやDiscord、録画ソフトを同時に動かすと、メモリ不足でカクつきが出ることがあります。

8GBでも動く場面はありますが、ランクを回す時間が長い人ほど安定性の差が出るでしょう。まずはタスクマネージャーで使用量を見て、プレイ中に8割を超えるなら増設を検討してみてください。

ストレージはSSD必須?読み込み速度の影響

SSDはfpsを直接上げる部品ではありませんが、起動やマップ読み込み、アップデートの体感を変えます。HDDだと読み込み待ちが増え、バックグラウンド更新と重なるとプレイ開始直後が重くなることもあります。

容量が少ないSSDは空きが減るほど速度が落ちやすいので、空きを確保する運用も大切です。VALORANTを入れるドライブはSSDにし、空き容量も定期的にチェックしてみてください。

電源・冷却の重要性

電源と冷却が弱いと、性能の高いCPUやGPUを積んでも本来の力が出ません。温度が上がるとクロックが下がり、試合の途中でfpsが落ちることがあります。電源は容量だけでなく品質も重要で、将来のアップグレードも考えるなら余裕を持たせると安心でしょう。冷却はエアフローとファン構成で変わるので、ケース内部の風の通り道を意識して組んでみてください。

プロが使用するPCスペックと一般向けスペックの違い

観点プロ寄り一般プレイヤー寄り
目標240〜360fpsの維持144fps以上を安定
考え方下振れを減らす費用対効果を重視
優先CPU余力と冷却推奨〜ハイエンド基準

プロ環境は「高fpsを出す」だけでなく「ずっと落ちない」設計になっています。一般向けは費用とのバランスが大事なので、目標fpsを決めて必要十分に止めるのがコツです。まずは違いを表で整理し、どこまで寄せるべきか判断してみてください。

プロの平均スペック例

プロの構成は世代の新しいCPUと上位GPUが多く、配信や録画を同時に回してもfpsが落ちないように組まれます。ただし、これは競技や配信が仕事だから成立する面もあります。

自分がフルHDの競技設定で遊ぶなら、公式ハイエンド相当を土台にして、足りないところだけ足す考え方が合います。まずは公式が示す144fps以上の例を起点にし、モニターに合わせて上げるか決めていきましょう。

240fps〜360fpsを出すための条件

240fps以上を安定させるには、CPUの処理余力、メモリ容量、冷却の3つがポイントです。GPUだけで押し切るより、競技設定で負荷を下げてフレームの下振れを減らす方が現実的でしょう。さらにWindowsやドライバー更新、バックグラウンド停止など、環境面の整備も積み重ねになります。まずは144fps以上を安定させ、そのうえでモニターを240Hzにするか判断してみてください。

プロの設定が一般プレイヤーに合わない理由

プロ設定は「勝つための最短」に寄せているので、見やすさや好みよりフレーム安定を優先します。そのまままねると、画面が見づらくなったり、感度が合わずにAIMがブレたりすることがあります。さらにPCスペックやモニターが違うと、同じ設定でも体感が変わるでしょう。設定は参考にしつつ、自分の環境で撃ちやすい形に微調整していくのが近道です。

プロPCスペックと費用を比較する

プロ相当の構成はパーツ代が上がりやすく、周辺機器も含めると負担が大きくなります。一般プレイヤーはまず「推奨以上+16GBメモリ+SSD」を土台にして、モニターに合わせて段階的に強化する方が失敗しにくいです。144Hzならハイエンド基準を狙い、240Hz以上は必要性を見てから投資すると納得感が出ます。まずは目標fpsと予算を決め、いま足りない部分から埋めていきましょう。

予算別に選べるゲーミングPC構成例

VALORANTは設定次第で軽く動くため、予算に応じた構成が組みやすいタイトルです。大切なのは「狙うfps」と「将来の拡張」を先に決めることです。ここでは価格帯ごとに現実的な構成例を整理します。

10万円台でできる構成

項目構成例
CPUCore i5 / Ryzen 5
GPUGTX 1660クラス
メモリ16GB
ストレージSSD 500GB

10万円台はフルHDで60〜144fpsを目指す現実的なラインです。中古や型落ちを活用すると選択肢が広がります。CPUはCore i5やRyzen 5クラス、GPUはGTX 1660前後が目安になります。メモリは16GB、ストレージはSSDを優先してください。設定を軽くすればランクマッチも問題なく遊べます。まずVALORANTを快適に始めたい人向けの構成です。

15万円台で快適に遊べる構成

項目構成例
CPUCore i5 第12世代以降 / Ryzen 5
GPURTX 3060
メモリ16GB
ストレージNVMe SSD 1TB

15万円台になると、144fpsを安定させやすくなります。CPUは世代の新しいCore i5やRyzen 5を選び、GPUはRTX 3060クラスが目安です。配信や通話を同時に行っても余裕が出ます。モニターを144Hzにしている人は、この価格帯がバランス良い選択と言えるでしょう。

20万円台で240fpsを狙う構成

項目構成例
CPUCore i7 / Ryzen 7
GPURTX 3070以上
メモリ32GB
ストレージNVMe SSD 1TB

240fpsを狙う場合、CPU性能と冷却が重要になります。GPUはRTX 3070以上、CPUはCore i7やRyzen 7が目安です。競技設定前提であればフルHD環境で240Hzを活かしやすくなります。fpsの下振れを減らしたい人向けの構成です。

将来を見据えてアップグレードしやすいPCの選び方

長く使うなら、電源容量とマザーボードの拡張性を重視しましょう。最初はGPUを抑え、後から交換する選択もあります。ケースの冷却性能も重要です。将来240Hzを使う可能性がある人は、CPUに余力を持たせておくと後悔しにくいでしょう。

PC環境を整えても勝てない理由とスキル面の改善

PC環境が整っても勝てない場合、原因はスキル面にあります。fpsは土台であり、勝敗を決めるのは判断と再現性です。ここでは環境以外で見直すべきポイントを整理します。

AIMが安定しない根本原因

AIMが安定しない原因は感度だけではありません。マウス操作の再現性が低いと、毎回狙いがずれます。さらに、撃つタイミングが早すぎる癖も影響します。止まって撃つ意識と、同じ距離での反復練習が重要です。fpsが安定した環境では、AIMの差が結果に直結します。

視点移動とプリエイムの基礎不足

視点移動が遅いと、どれだけfpsが出ても先手を取れません。プリエイムは敵が出てきそうな位置に照準を置く考え方です。この習慣がないと、反応勝負で不利になります。角を曲がる前にクロスヘアの高さと位置を意識してみてください。

撃ち合いで勝てるポジション取り

撃ち合いは場所選びで有利不利が決まります。人数差やカバーの有無を考えずに戦うと負けやすいです。遮蔽物を使い、引ける位置で戦う意識を持ちましょう。立ち回りが変わるだけで勝率は上がります。

プロが重視する習慣と練習法

プロは毎回同じ準備とルーティンを大切にします。ウォームアップ、設定確認、振り返りを欠かしません。負けた理由を言語化する習慣も重要です。練習の質を上げることが、上達への近道になります。

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ここまでPC構成や設定、スキル面の改善について解説してきました。VALORANTは環境を整えるだけでは勝てず、正しい考え方と練習が必要です。自分の弱点を一人で見つけるのは難しいと感じる人も多いでしょう。

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