Apex Legendsにおいて、2025年8月19日から9月9日までの期間限定で開催される「ギャラクティックゲーム」イベントは、これまでのバトルロイヤル体験を大きく変革する内容を含んでいます。既存の「ワイルドカード」モードに加え、プレイヤーの戦略性と個性を拡張する新要素が多数追加され、これまでにない多様なバトル展開が実現可能となっています。
新システム「ワイルドカード」クラフトとは?
イベントの目玉となるのが、新たに導入された**“ワイルドカード”クラフトシステム**です。
ラウンド1から3の開始時にスロットが順次解放され、最大で3つのワイルドカードを装備可能。これにより、レジェンド固有アビリティに加えて追加の能力を持ち込むことができ、試合ごとに異なるカスタマイズが楽しめます。
代表的な能力には以下のようなものがあります。
- ウォールラン:壁を走ることで立体的な移動を可能にし、敵の意表を突く戦術に最適。
- ダッシュ:短距離の高速移動で、攻防どちらにも有効。
- 近接ダメージ強化:素手やバットなどの近接攻撃を強化し、肉弾戦で優位を取れる。
- ノックバック強化:攻撃ヒット時に敵を大きく吹き飛ばす。
- 敵ノック時の位置表示:倒した際に周囲の敵の場所を可視化。
- 能力チャージ高速化:戦術・アルティメットをより頻繁に使用可能。
これらの組み合わせ次第で、従来のレジェンドの枠を超えた自由度の高い戦闘スタイルが構築できます。
イベント限定武器「グランドスラムバット」
さらに注目すべきは、イベント限定の近接武器**「グランドスラムバット」**です。
これはケアパッケージから入手可能なユニバーサル武器で、全レジェンドが使用可能。通常の近接よりも高威力で、3連続ヒット後には敵を大きくノックバックさせる追加効果を持ちます。乱戦や狭いエリアでの戦闘において大きなアドバンテージとなり、近接戦の存在感を一段と高めています。
バトルの新しい景色 ― 進化と混沌の融合
「ギャラクティックゲーム」イベントは、従来の戦闘テンポを一気に加速させる要素を数多く導入しました。ワイルドカードによる能力拡張、グランドスラムバットによる近接の強化は、既存の戦略に新風を吹き込みます。その一方で、あまりに自由度が高いがゆえに、一部のレジェンドの存在感が相対的に薄れてしまう可能性も指摘されています。
しかし、イベントはあくまで期間限定。常設化される要素と、今後の改善の参考とされる要素が仕分けされることで、Apex Legendsの新たな進化の方向性が見えてくるでしょう。
まとめ
「ギャラクティックゲーム」イベントは、Apex Legendsにおける大胆な実験の場です。ワイルドカードの自由なカスタマイズと限定近接武器グランドスラムバットは、プレイヤーに新たな戦術を提示すると同時に、ゲーム全体の可能性を広げています。このイベントが今後のシーズンやモードにどのような影響を与えるのか、大きな注目が集まっています。