この夏休み、自由が丘校の無料体験レッスンには、多くの小学生・中学生とその保護者の方が来てくださいました。自由が丘駅から徒歩3分という場所柄、電車で2〜3駅の方はもちろん、歩きや自転車で通えるご近所の方にも参加いただき、「こんな教室が近くにあったんですね」と声をかけていただくことも増えました。
体験レッスン中、画面に向かう子どもたちの表情は、驚くほど真剣でした。学年に関係なく、みんな夢中になってプレイする姿には、私たちスタッフも思わず見入ってしまうほどです。
その様子を見ていて、ふと思いました。「これだけ真剣に取り組めるなら、勉強との両立も、ちょっとした工夫次第で変わるのかもしれない」と。
ちょうど新学期を迎えるこの時期、保護者の方からもこんな声をよく聞きます。
「夏休みは、毎日のようにゲームをしていた……」
「新学期が始まったけれど、このままゲーム中心の生活にならないか心配」
「勉強もしてほしい。でも、『ゲームをやめなさい!』ばかり言うのも……」
そこで今回は、ゲームが好きな小学生・中学生のご家庭に向けて、時間の使い方とルール作りについて、いくつかの調査データも交えながら、できるだけ肩の力を抜いてお伝えできればと思います。
🎮 「ゲームが好き」は悪いことではありません
まずお伝えしたいのは、「ゲームが好き」ということ自体は、決して悪いことではないということです。
好きなことに夢中になる。もっと上手くなりたいと思う。何度も挑戦する。「次はどうすればできるかな」と考える。自由が丘校に来る子どもたちを見ていても、ゲームの中にこうした経験がたくさん詰まっているのがよく分かります。
もちろん、「あと少し」「あと1回だけ」とつい続けたくなってしまうのもゲームらしいところ。気づいたら予定していた時間を過ぎていた、なんてこともありますよね。
だから、「ゲームをする・しない」ではなく、「ゲームと上手に付き合う方法」を考えること。これが、新学期の生活を整える第一歩になるのかもしれません。
📊 「ただ減らす」だけでは変わらない、というデータもあります
「ゲームの時間を減らせば、その分勉強するはず」——そう考えるのは、とても自然なことだと思います。
ただ、教育経済学の分野では、少し意外な結果も報告されています。慶應義塾大学の中室牧子教授らの分析によると、テレビやゲームの時間を1時間減らしても、増える学習時間はごくわずかなのだそうです。それよりも効果が大きかったのは、親や周りの大人が学習に関わり、そばで支えることだったといいます。
つまり、「ゲームを取り上げること」だけをゴールにしてしまうと、思ったほどの変化にはつながりにくいのかもしれません。
生活リズムの面では、日本小児科医会が「子どもとメディア」に関する提言の中で、就寝の1時間前にはメディアの使用を終えることや、1日の中で使う時間帯をあらかじめ決めておくことをすすめています。
こうした知見を踏まえると、大切なのは「ゲームをゼロにすること」ではなく、次のような視点なのかもしれません。
・いつ、どれくらいの時間なら生活に影響が出ないか
・その時間を、家族としてどう見守り、関わっていくか
⏰ まずは「1日の時間」を親子で見てみよう
ゲームのルールを作るとき、「ゲームは1日1時間」と、最初から時間だけを決めてしまうことはありませんか。
もちろん時間を決めることも大切です。でもその前に、一度「1日の中で、どんなことにどれくらい時間を使っているか」を親子で見てみるのもおすすめです。例えば、
・🏫 学校
・📚 宿題・勉強
・🍚 食事
・🛁 お風呂
・😴 睡眠
・🎮 ゲーム
・📱 YouTubeなど
・⚽ 運動や遊び
を書き出してみると、「思ったよりゲームの時間が長い」「宿題を始める時間が遅い」「寝る時間が少しずつ遅くなっている」など、これまで気づかなかったことが見えてくるかもしれません。
ポイントは、ゲームの時間だけを見るのではなく、1日全体を見てみることです。
📚 「ゲームの前に勉強」だけが正解ではない?
「宿題が終わるまでゲーム禁止」というルールを作るご家庭も多いと思います。それも一つの方法です。
ただ、先ほどの調査結果からすると、大切なのは「どうすれば学校生活とゲームを両立できるか」を考えることかもしれません。例えば、
・「学校から帰ったら宿題をする」
・「少し休憩してから宿題をする」
・「夕食前にゲームをする」
など、お子さまによって合う方法は違います。「ゲームを禁止する」のではなく、やるべきことと楽しみの時間をどう組み合わせるか。親子で試しながら、自分に合った方法を見つけていけたらいいですね。🌱
🤝 家庭のゲームルールは「親子で一緒に」
家庭でゲームのルールを決めるとき、「ゲームは○時間まで」「○時になったら終わり」と、保護者の方が先に決めてしまうことも多いと思います。
もちろん、それも必要なことです。ただ、小学校高学年や中学生になってくると、「なぜこのルールなのか」を一緒に考えてみるのもいいかもしれません。例えば、
・💬「何時までなら、宿題や睡眠に影響しないかな?」
・💬「ゲームを始めるのは何時がいいと思う?」
・💬「どうしたら約束の時間にやめられそう?」
と聞いてみると、「宿題を先にやった方がいい」「夜はやめた方がいい」「1時間ならできそう」など、子ども自身から意見が出てくることもあります。
保護者向けの調査でも、ルールは一方的に決めるより、子どもと話し合って納得のうえで決める方が長続きしやすい、という見解が多く見られます。機器の利用時間を制限する機能などを使って「終わりの時間」を仕組みにしておくと、親子どちらにとっても気持ちが楽になるようです。

🧠 「守らせるルール」から「自分で考えるルール」へ
ルールを作る目的は、子どもを管理することだけではありません。少しずつ、「自分で時間を考える」「自分で予定を立てる」「決めたことを振り返る」という経験につなげていけたらいいですよね。
もしルールを守れなかったとしても、「約束を守れなかった!」で終わらせず、「どうして守れなかったんだろう?」と一緒に考えてみましょう。
「ゲームを始める時間が遅かった?」「宿題に時間がかかった?」「1時間では長すぎた?」原因が分かれば、次の方法が見えてきます。
ルールは一度決めたら終わりではありません。実際の生活に合わせて、親子で見直していけたらそれで十分です。🔄
🎯 「ゲームをする時間」にも目的を持ってみよう
eスポーツという視点から考えると、もう一つ大切なことがあります。それは、「ゲームをする時間にも目的を持つ」ということです。例えば、
・🎯「今日はこの操作を練習してみよう」
・🎯「昨日できなかったことを1つできるようにしよう」
・🎯「今日は周りをよく見てプレイしてみよう」
・🎯「終わったら、今日できたことを振り返ってみよう」
というように、ただ長時間プレイするのではなく、「何をする時間なのか」を決めてみる。これは、スポーツや楽器の練習にも似ていますね。
「好きだからやる」という気持ちを大切にしながら、「何となく続ける」から「目的を持って取り組む」へ。少しずつ、ゲームとの向き合い方を変えていくことができます。
🔄 それでも「ゲームをやめられない」ときは?
「時間を決めても、なかなかやめられない……」そんな場合もありますよね。特に「あと少しで勝てそう!」「もう1回やればできそう!」となると、時間通りに終わるのは意外と難しいものです。そんなときは、
・⏰ 終了時間を事前に確認する
・⏰ タイマーを使う
・🎮 区切りのよいタイミングを決めておく
・📚 ゲームの前に宿題などを終わらせておく
・🌙 就寝の1時間前にはメディアの利用を終える
など、「やめるための仕組み」を親子で考えてみるのも一つの方法です。最後の項目は、日本小児科医会の提言でも生活リズムを整えるポイントとして挙げられているものです。
うまくいかなかったときは、「どうしたら次はうまくできるかな?」くらいの軽い気持ちで振り返ってみてください。
🌱 ゲームとの付き合い方も、少しずつ身につけていく
時間管理やルール作りは、一度教えたらすぐにできるようになるものではありません。小学生のうちは保護者の方が一緒に考え、「今日は何をする?」「何時までに終わらせる?」「どうすれば時間を守れそう?」と問いかけていく。
そして成長するにつれて、自分で考えて、自分で調整できるようになっていく。そのための経験を、日々の生活の中で少しずつ積み重ねていけたらいいですね。
ゲームの時間を「ただ減らす」のではなく、「自分の時間をどう使うかを考える機会」として捉えてみる。それだけでも、見え方が変わってくるかもしれません。
🎮 ゲームを「学びの機会」として捉える、という視点
ここまでお話ししてきた「目的を持つ」「振り返る」「自分で考える」というプロセスは、実はスポーツや音楽の練習と共通する部分がたくさんあります。
この夏、自由が丘校の体験レッスンで見た子どもたちの真剣な表情も、まさにそれでした。私たちAFRASでは、ゲームの操作方法やテクニックだけでなく、「プレイする → 考える → 挑戦する → 振り返る → 次にどうするか考える」というサイクルを、レッスンの中で大切にしています。ゲームが好きという気持ちを否定せず、その延長線上に「自分で考える力」や「成長を実感する経験」があると考えているからです。
もしご家庭だけでのルール作りに悩んだときは、こうした関わり方も一つの選択肢として、頭の片隅に置いていただけたら嬉しいです。自由が丘校は駅から徒歩3分。近隣2〜3駅圏内はもちろん、徒歩や自転車で通ってくださっている生徒さんも多い教室です。
🎒 新学期だからこそ、親子で「ゲームのルール」を見直してみませんか?
新学期は、生活リズムを見直すちょうどいいタイミングです。夏休みにゲームをたくさん楽しんだご家庭も、ぜひこの機会に「これからゲームとどう付き合っていこうか?」と、お子さまと話してみてはいかがでしょうか。😊
大切なのは、「ゲームをやめさせる」ことではありません。そして、「ゲームを好きなだけやらせる」ことでもありません。
🎮 「ゲームが好き」という気持ちを大切にしながら、学校生活と上手に両立する。そのために、
・⏰ 時間を考える
・📚 優先順位を考える
・🤝 家族でルールを決める
・🔄 うまくいかなければ見直す
そして少しずつ、「自分で時間を管理する」ことにつなげていく。そんな新学期のスタートにしてみませんか?🌱

自由が丘校では、無料体験レッスンをいつでも受け付けています。お近くにお越しの際は、ぜひ気軽にお立ち寄りください。
📖 参考にした情報
・中室牧子『「学力」の経済学』(ディスカヴァー携書)における教育経済学的な分析
・日本小児科医会「子どもとメディア」に関する提言
・ベネッセこども基金・進研ゼミ小学講座による保護者向けコラム
※上記は一般的な知見を参考にまとめたものです。お子さま一人ひとりの状況に合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてください。
