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コラム

マーケティング能力はゲームで鍛えられる?身につくスキルや考え方を解説

eスポーツ全般 その他

「ゲームばかりしていても将来の役に立たない」

上記のようなイメージを持つ方は少なくありません。

しかし、ゲームで勝つために必要な情報収集や分析、戦略を考える力は、実はビジネスで求められるマーケティング能力と共通する部分があります。

もちろん、ゲームだけでマーケティング能力を習得できるわけではありません。

それでも、能力の土台となる考え方や習慣を身につけるきっかけにはなるでしょう。

そこで今回は、マーケティング能力はゲームで鍛えられるのか、身につくスキルや考え方について解説します。

マーケティングとは?

マーケティングとは、商品やサービスが売れる仕組みを作るための活動全般を指します。

単に広告を出したり販売したりすることではなく、「誰に」「どのような価値を」「どのような方法で届けるのか」を考えることが重要です。

例えば、同じ商品でも対象となる人によって求める価値は異なります。

そのため、顧客のニーズや市場の動向を分析し、適切な戦略を立てなければなりません。

近年は商品やサービスの選択肢が増えたことで、ただ良いものを作るだけでは売れない時代になりました。

だからこそ、マーケティングの重要性は年々高まっています。

マーケティング能力を構成する主なスキル

マーケティング能力とは1つの能力だけを指す言葉ではありません。

さまざまなスキルを組み合わせて発揮される総合的な能力です。

代表的なスキルとしては、以下のようなものがあります。

  • 情報収集能力:市場の動向や顧客のニーズ、競合の状況など必要な情報を集める力
  • 分析力:集めたデータから課題や傾向を読み取り、改善点を見つける力
  • 論理的思考力:物事を順序立てて整理し、最適な解決策を考える力
  • 企画力:商品やサービスを魅力的に見せるためのアイデアを考える力
  • コミュニケーション能力:相手に分かりやすく伝えたり、周囲と協力したりする力
  • 改善力:結果を振り返り、より良い方法へと修正していく力

マーケティングの現場では、これらのスキルを状況に応じて組み合わせながら活用します。

マーケティング能力はゲームで鍛えられる?

本題であるマーケティング能力はゲームで鍛えられるのか、という点ですが、ある一定のスキルだけで言えば可能です。

では、マーケティング能力とゲームの関係性について見ていきましょう。

マーケティング能力そのものを鍛えるのは難しい

結論から言うと、ゲームをプレイするだけでマーケティング能力そのものを身につけるのは難しいでしょう。

マーケティングには、市場調査や顧客分析、商品企画、広告運用など、実際のビジネスに関する知識や経験が必要です。

上記の知識や経験は、ゲームをプレイしているだけでは鍛えることはできず、本格的なマーケティング能力を身につける場合には、ビジネスの世界に足を踏み入れなくてはなりません。

マーケティング能力の土台となるスキルや思考力は鍛えられる

マーケティング能力そのものを鍛えるのは難しいですが、土台となるスキルや思考力は鍛えることが可能です。

例えば、対戦ゲームでは相手の行動パターンを観察し、勝つための戦略を考えなければなりません。

また、うまくいかなかった場合には原因を分析し、次の試合で改善する必要があります。

上記は、マーケティング能力の中の情報収集力や分析力、改善力などに該当し、ビジネスに通ずる考え方の理解を深めることができるでしょう。

ゲームとマーケティングは一見関係がないように見えますが、「情報を集めて考え、行動し、結果を振り返る」という基本的な流れには共通点があるのがわかるはずです。

マーケティング思考でゲームをすると違った視点でプレイできる

ゲームを単なる娯楽として楽しむだけでなく、マーケティング思考を意識しながらプレイすると、学びの質が大きく変わります。

例えば、「なぜこの戦術が流行しているのか」「なぜ多くのプレイヤーがこのキャラクターを選ぶのか」といった視点で考えることで、ユーザー心理や市場の動向を分析する習慣が身につきます。

また、自分のプレイを振り返る際にも、「なぜ負けたのか」だけではなく、「どの判断が結果に影響したのか」「もっと良い選択肢はなかったのか」と考えることで、分析力や改善力を養うことができるでしょう。

ゲームはマーケティング能力そのものを直接鍛えるツールではありません。

しかし、マーケティングに必要な考え方やスキルを学ぶ練習の場として活用することは十分に可能です。

ゲームで鍛えられるマーケティング能力

ここでは、ゲームを通じて鍛えられる代表的なマーケティング能力について解説します。

情報収集力

マーケティングでは、市場や顧客、競合などの情報を集めることが重要です。十分な情報がなければ、適切な戦略を立てることはできません。

ゲームでも同様に、相手の動きやマップの状況、使用されているキャラクターや装備など、多くの情報を把握する必要があります。

特に対戦ゲームでは、情報量の差が勝敗を左右する場合も多いです。

普段からゲーム内でどのような情報を収集すれば勝ちやすいか、プレイを有利に進められるか意識している人は、必要な情報を見つける力や整理する力が身につきやすいでしょう。

分析力

集めた情報から意味を読み取り、次の行動につなげる分析力もゲームで鍛えられます。

例えばゲームで負けた場合、「なぜ負けたのか」を振り返る人と、何も考えず次の試合に進む人では成長速度が大きく変わります。

相手の戦術や自分のミスを分析し、改善点を見つける習慣は、マーケティングにおけるデータ分析の考え方にも通じるはずです。

論理的思考力

マーケティングでは、「なぜその施策を行うのか」「なぜ成果が出たのか」を論理的に説明する力が求められます。

ゲームでも、勝つためには感覚だけでなく論理的な判断が必要です。

「相手はこのルートから来る可能性が高い」「このタイミングで攻めれば有利になる」といったように、状況を整理しながら最適な選択肢を考える場面が数多くあります。

また、普段から自分の立ち回りを言語化できていると、論理的思考力が養われやすいです。

論理的思考力は、マーケティング能力に限らず勉強や社会に出ても役に立つスキルなので、身につけておくのがおすすめです。

コミュニケーション能力

チームで戦うゲームの場合、仲間との連携によって勝敗が分かれるケースが多く見受けられます。

マーケティングの仕事でも、営業担当や制作担当、クライアントなど、さまざまな人と協力しながらプロジェクトを進めるので、コミュニケーション能力は必須です。

どのような情報を必要としているのか、相手の意見を汲み取った上での最善策の提案など、ゲームを通じて学べるコミュニケーション能力は多いでしょう。

問題解決能力

マーケティングでは、商品・サービスの販路はどうすべきか、売上の低下や集客不足など、さまざまな課題と向き合います。

その際に必要なのが問題解決能力です。

ゲームにおいても、相手の戦略に対応できなかったり、チームが不利な状況になったりなど、問題を解決しなくてはいけない場面が存在します。

そのような場面で、「どうすれば状況を改善できるか」を考えながら行動する経験は、問題解決能力を鍛えるきっかけになります。

課題を発見し、原因を考え、改善策を実行するという流れは、マーケティングの現場でも重要な考え方です。

eスポーツがマーケティング能力向上のトレーニングになる理由

ゲームを競技として勝利を目指すeスポーツでは、よりマーケティング能力の向上を図るトレーニングになります。

ここでは、なぜeスポーツがマーケティング能力向上に役立つのかをご紹介します。

状況を分析して戦略を立てる習慣が身につくから

eスポーツでは、相手や試合状況に応じて戦略を考える必要があります。

例えば、相手チームの特徴を分析したり、自分たちの強みを活かせる戦術を選択したりと、試合前から多くの判断が求められます。

試合中も状況は刻々と変化するため、その都度最適な選択を考えなければなりません。

マーケティングでも、市場や競合の状況を分析したうえで戦略を立てます。現状を把握し、目的達成のために最適な方法を考えるという点で、eスポーツとマーケティングには共通点があります。

PDCAサイクルを回す経験ができるから

eスポーツでは、試合を重ねるたびに改善を繰り返します。

試合前に作戦を立てる(Plan)、実際にプレイする(Do)、結果を振り返る(Check)、改善点を次に活かす(Action)という流れは、PDCAサイクルそのものです。

上達するプレイヤーほど、自分のプレイを客観的に振り返り、課題を見つけて改善しています。

マーケティングの現場でもPDCAサイクルは欠かせません。

広告施策や販売戦略の効果を検証しながら改善を続けるため、eスポーツで培った考え方はマーケティング能力に活かせるでしょう。

チームで目標達成を目指せるから

多くのeスポーツタイトルでは、仲間と協力して勝利を目指します。

チーム全体で目標を共有し、それぞれが役割を果たしながら行動することが求められます。

自分だけが活躍すれば勝てるわけではなく、仲間との連携が重要になる場面も少なくありません。

マーケティングも同様に、営業担当や制作担当、経営層など、多くの人と協力しながら成果を目指します。

チームで目標達成を目指す経験は、コミュニケーション能力や協調性だけでなく、組織のなかで成果を出す力を養うことにもつながります。

データを活用する力が養われるから

近年のeスポーツでは、プレイデータを活用して分析することが一般的になっています。

試合結果や勝率、使用キャラクターの傾向などを確認し、自分の課題や改善点を見つけるプレイヤーも少なくありません。

感覚だけで判断するのではなく、データを根拠に行動する習慣が身につけば、マーケティング能力はより効率的に成長できるでしょう。

マーケティングでも、アクセス数や売上データ、顧客情報などを分析しながら施策を改善します。

データから現状を把握し、次の行動を決める考え方は、eスポーツとマーケティングの両方で重要なスキルといえます。

eスポーツプレイヤーにマーケティング能力が求められる理由

マーケティングと聞くと、何となく大企業のみに関係があるというイメージを持っている人も少なくありません。しかし、どんなお店や個人でもお金を稼ぐという行動を行うためにはマーケティングが欠かせません。

美容院、コンビニ、ケーキ屋さんなど、身近なお店でも集客のためにマーケティングを行っています。また、芸能人、俳優、スポーツ選手なども、自分という商品の価値に対して、報酬を得られるようマネージャーや所属している団体がマーケティングを行っているのです。

コンピューターゲームで勝敗を競うスポーツ、eスポーツにおいても同様です。最後に、eスポーツプレイヤーになぜマーケティング能力が求められるのかについて解説しましょう。

スポンサー契約を得るためのマネジメントが必要だから

eスポーツプレイヤーの多くは、スポンサー収入によって収益を得ています。大会などで報酬を獲得できる場合もありますが、毎回必ず優勝できる訳ではありませんし、優勝できるまで練習する環境を維持するためにも費用が必要です。

これらの資金を獲得するために、企業とのスポンサー契約を結び収益を得ます。

しかし、マーケティング能力がなければ、そもそもスポンサー契約を得る段階までたどり着かないことも少なくありません。ただ実力を持っていても、その実力をどの大会で発揮すべきなのか、どのようにアピールすればスポンサー契約を得られるのかを考える能力がなければ、いつか資金難に陥りプロeスポーツプレイヤーの道を諦める他なくなってしまう可能性もあるでしょう。

時代の流れを分析し、情報を集め、自分自身をマネジメントしてスポンサー契約を獲得するマーケティング能力がeスポーツプレイヤーには必要不可欠です。

ストリーマーとして活動する人も多いから

近年、プロeスポーツプレイヤーと平行してストリーマー(eスポーツ動画配信者)として活躍する人も増えています。

ストリーマーとして活動するには、eスポーツのスキル以外にも、どのようなプラットフォームで、何曜日の何時に、どのような配信がユーザーの興味を引くのかを情報収集、分析する必要があります。無闇に動画を配信してもストリーマーやYou Tuberが乱立する現状で頭角を現すのは至難の業と言えるでしょう。

ストリーマーは、データをもとに情報を分析し、マネジメントし、ユーザーの需要を得られる動画を配信しなければなりません。

eスポーツでマーケティング能力を鍛えよう!アフラスの無料体験へ

マーケティング能力とは、マーケティングに求められるスキルを総合的にもつ能力であることを理解していただけたでしょうか。

実は、eスポーツプレイヤーには優れたマーケティング能力を持つ人が多い傾向にあります。それは、eスポーツをプレイするなかで自然とマーケティング能力として求められるスキルが身につくからです。

eスポーツは、ゲームが好きな人が主体的に認知能力、非認知能力を鍛えられるスポーツであり、これらの学習効果に注目して研修として取り入れる企業も近年増えてきました。

AFRAS(アフラス)は、プロeスポーツプレイヤーを目指す人におすすめのゲーミングスクールです。プロとして活躍する講師がマンツーマンで指導を行うため、プロの持つマーケティング能力を体感し学ぶことができます。

マーケティング能力は実践的に学ぶのが効果的と考えており、プロの持つマーケティング能力を学べるマンツーマン指導は理想的な環境と言えるでしょう。

プロのeスポーツプレイヤーを目指したい方やマーケティング能力を向上させたい方は、ぜひAFRASをご検討ください。

監修者

高山 隼
eスポーツスクールAFRAS 本山校 校長

大学在学中よりeスポーツに本格的に取り組み、競技シーンにおいて実績を出す。。
主な実績としては、RAGE Shadowverse 2022 Winter 参加者1万人中82位マネーフィニッシュ、RAGE Shadowverse Japan Championship 2025 参加者3000人中 211位 Day2進出などがある。
そのほかにも数多くの大会に出場し、実戦を通じて培った経験を強みに、現在も競技力の向上に努めながら、eスポーツスクールにて校舎長として後世の育成にも力を入れている。