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コラム

自己肯定感を高めるゲームの効果|子どもの成長につながる理由

eスポーツ全般 その他
青空を背景にバッグを持ち笑顔で見上げる女性

自己肯定感という言葉を聞いたことがある人は少なくないでしょう。

自己肯定感が高いと何事にも挑戦する気持ちが芽生えやすく、ストレスにも耐える力があるなどメリットが多いです。

そのため、自身の子どもにも自己肯定感を身につけたいと考えている保護者の方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、eスポーツスクールとしての観点から、ゲームと自己肯定感の関係についてご紹介します。

この記事のコンテンツ

自己肯定感とは?

自己肯定感とは、自分自身を肯定する能力を指します。

自己肯定感と同じ意味で、テストなどで数値化して評価できない非認知能力の一種です。

肯定とは、物事に対して正しく妥当であることを認めること、他の物事との違いを積極的に認めることを指す言葉です。

つまり、自己肯定感とは自分自身のありのままの能力や存在を認め、他と違うことを受け入れる能力と言えるでしょう。

「自分のありのままを受け入れる」と言えば当たり前のように思えますが、実はこれが意外と難しいことなのです。

自己肯定感と自信の違い

自己肯定感のある人を「自信のある人」と捉えているケースも多く見られますが、これらは似ているようで違います。

そもそも、自信というのは過去の実績やデータ、経験などの根拠を元に、自分自身の能力を信じることです。

「前に挑戦して成功したから今回も成功するはず」「自分の経験上、この挑戦は成功するはず」といった考え方です。

一方、自己肯定感には根拠となるものはありません。

過去の実績やデータ、経験などがなくても「自分ならやれる。失敗してもいいから挑戦してみよう」と考えられるのは、自己肯定感によるものです。

日本人は自己肯定感が低い国民性

日本人は古くから「謙虚」「謙遜」「忍耐」などを良しとする文化が根強くあり、控え目な国民性と言えます。

幼い頃、他人が「お宅のお子さんはとても賢いわね」と褒めるのに対して「そんなことありませんよ。家では…」などと謙遜するやり取りを聞いたことがある人は少なくないでしょう。

諸外国では同じシーンでも「そうでしょう?うちの子はとても賢くて優しくて…」と相手の意見を受け入れるケースが多いです。

しかし、日本では「お世辞で言っているだけなのに、自慢してしまったら傲慢だと思われるかもしれない」と考えて謙遜するケースが多くありました。

ありのままの自分を身近な人に受け入れて貰えない経験を積むと、自己肯定感は育まれにくくなります。

他人と比べ、多に混ざり突出しないことを選択してきた日本人の国民性から自己肯定感は育みにくく、近年のグローバル社会では問題視されているのです。

ゲームと自己肯定感にはどのような関係があるのか?

テレビの前でゲームコントローラーを両手で握る手元

一見すると、ゲームと自己肯定感は関係性がないように見えてしまいます。

しかし、ゲームと自己肯定感には深い関係性があり、子どもの成長を促す影響力があります。

ここでは、ゲームと自己肯定感の関係性について見ていきましょう。

ゲームは自己肯定感と無縁だと思われていた

ゲームは娯楽だと思われているケースがほとんどであり、自己肯定感のような能力開発とは無縁だと思われていました。

それだけではなく、長時間ゲームを続けることで生活習慣が乱れたり、学習時間が減ったりする点からも、ネガティブな印象を持っている保護者も少なくありません。

ストレス発散のためには良いが、目的や目標を持ってやるものではない、というイメージが強いご家庭もあるでしょう。

近年はゲームの教育的な効果に注目が集まっている

しかし、近年ではゲームが持つ学習効果や教育的価値に注目する研究が増えています。

ゲームには目標達成に向けて考える力や問題解決能力、コミュニケーション能力などを活用する場面が数多くあるためです。

「遊び」を目的にするだけでなく、「学び」の要素を含む活動として評価される機会も増えており、今後もゲームと能力開発に関する調査が進められていくでしょう。

ゲームの遊び方によって影響は変わる

ただ淡々とゲームをするのと、目標や目的をもってゲームをするのとでは、自己肯定感への影響は変わります。

目標や目的を持ってゲームするほうが、自分はできるという感覚を身につけやすく、自己肯定感を養いやすいと言えるでしょう。

上記の場合、子ども自身だけでは自己肯定感に影響するゲームの遊び方ができないかもしれません。

そのため、保護者がうまく自己肯定感と関与できるゲームの遊び方をサポートしてあげることが大切です。

適切に活用すれば自己肯定感の向上につながる可能性がある

ゲームには、自己肯定感を育てる要素が数多く含まれています。

目標を達成する経験や努力による成長の実感、仲間との協力などは、子どもが「自分にもできる」「挑戦してみよう」と感じるきっかけになるでしょう。

もちろん、ゲームだけで自己肯定感が育つわけではありません。

家庭での関わり方や学校生活など、さまざまな要素が影響します。

それでも、適切な環境のなかでゲームを活用すれば、子どもの自己肯定感を支える経験のひとつになる可能性は十分にあるでしょう。

なぜゲームは自己肯定感を育てやすいのか

白いノートの上に置かれたピンクのハート型付箋とペン

では、なぜゲームは自己肯定感を育てやすいのでしょうか。

その理由は、ゲーム内に成功体験や成長実感を短期間で味わえる要素が多々含まれているからです。

では、ゲームが自己肯定感を育てやすい理由をいくつか見ていきましょう。

ゲームで成功体験を積み重ねられる

自己肯定感を育てるうえで欠かせないのが成功体験です。

成功体験が多いほど自分が何かを達成できる力を持っていると感じられ、ポジティブな感情を抱きやすくなります。

ゲームにはステージクリアやレベルアップなど、小さな目標が数多く用意されており、「できた」という感覚を積み重ねやすいです。

成功体験を繰り返し得られると、自分に対する前向きな評価が生まれやすくなるでしょう。

努力が結果につながりやすい

勉強やスポーツと比べると、努力が結果につながりやすいのもゲームが自己肯定感が育てやすい理由です。

ゲームをプレイし続けて良い結果が得られると、努力すれば成長できるという感覚が得られます。

勉強が苦手、身体を動かすことが苦手という子どもでも、ゲームで結果を残す可能性があり、自分の才能を知るきっかけにもなるでしょう。

失敗しても再挑戦しやすい

強い敵に負けてしまった、キャラの操作に失敗してしまったという場合でも、再挑戦しやすい環境なのもゲームの良いところです。

失敗から学ぶこともありますし、挑戦し続けた結果目標を達成できるなど、自分の努力が認められる可能性が用意されています。

結果的に成功体験の積み重ねが生まれるので、自己肯定感を育てる要素となり得るでしょう。

自分で考えて行動する機会が多い

自分で考えて行動する機会が多いゲームも、自己肯定感が育ちやすいです。

自身の選択に対して責任感が生まれ、最後までやり切る気持ちが強くなったり、あるいは良い・悪いの反省がしやすくなったりします。

良い結果が生まれた場合には、自身の選択や努力が正しかったと認められるきっかけになるので、自己肯定感が向上するはずです。

たとえ良い結果ではなかったとしても、改善していけばスキル習得や次の挑戦で好転しやすくなるため、長い目で見ると自己肯定感に良い影響を与えていると言えます。

仲間との協力や達成感を味わえる

オンラインゲームやeスポーツでは、仲間と協力しながら目標達成を目指す場面が多くあります。

自分の役割を果たしてチームに貢献できた経験や、仲間と喜びを共有した経験は、「自分は必要とされている」という感覚につながります。

自分で認めるよりも、他者から認められるほうが自己肯定感が高くなりやすいため、ゲームの種類によっては、より自己肯定感を育てやすいと言えるでしょう。

自己肯定感を高めるゲームの例

自己肯定感を高めるゲームを選ぶときは、小さな「できた」を積み重ねられるか、失敗しても気軽にやり直せるかを目安にするとよいでしょう。ゲームアプリや家庭用ゲーム、小学校のクラス活動で取り入れやすい遊びまで、代表的なタイプを整理しました。

タイプ自己肯定感につながるポイント
ステージクリア型のゲーム・アプリ少しずつ難しくなる課題をクリアし、成功体験を重ねられる
育成・ものづくり型のゲーム自分で考えて作ったものが形になり、達成感を得やすい
チームで協力するゲーム役割を果たしてチームに貢献できた経験が自信になる
みんなで遊ぶ協力型のレクリエーション小学校などの集団でも、仲間から認められる経験を作りやすい

ゲームアプリを選ぶ際は、対象年齢や課金の仕組みも確認し、保護者が内容を把握したうえで遊ばせることが大切です。

ゲームで自己肯定感を育てるために保護者ができること

ハートや矢印が描かれた階段状のブロックを上るミニチュア人形

ゲームには自己肯定感を育てる要素が多く含まれていますが、ゲームをプレイするだけで自然に自己肯定感が高まるわけではありません。

子どもがゲームを通して得た経験をどのように受け止めるかには、保護者の関わり方も大きく影響します。

ここでは、ゲームをきっかけに子どもの自己肯定感を育むために意識したいポイントを紹介します。

結果だけでなく過程を認める

自己肯定感を育てるうえで大切なのは、結果だけを評価しないことです。

例えば、ゲームで勝ったときだけ褒めると、子どもは「勝たなければ認めてもらえない」と感じてしまう可能性があります。

一方で、「最後まで諦めなかったね」「前より上手になったね」と過程に注目して声をかけることで、努力そのものに価値を感じやすくなります。

結果が思うように出なかった場合でも、挑戦した経験や工夫した過程を認めることで、子どもは自身を否定せず、努力に対して価値を見出せるようになるでしょう。

失敗を責めすぎない

ゲームの中での失敗を責めすぎないよう注意するのも保護者の努めです。

ゲームでは負けたりミスをしたりする場面は必ずあります。

その際に、「なんで失敗したの?」「だから言ったのに」と責めてしまうと、子どもは失敗そのものを恐れるようになりかねません。

自己肯定感の高い子どもは、失敗を「自分がダメだから」と捉えるのではなく、「次はどうすれば良いだろう」と考える傾向があります。

保護者も結果を責めるのではなく、「次はどんな作戦でやってみる?」と前向きな声かけを意識すると、挑戦する気持ちを育てやすくなります。

子ども自身に考えさせる

自己肯定感は、自分で考えて行動し、その結果を受け止める経験のなかで育まれます。

保護者が常に正解を教えるのではなく、子ども自身に考えさせる機会を作り、結果や過程、その努力を褒めてあげましょう。

例えば、「どうすればクリアできそう?」「次は何を試してみたい?」と問いかけることで、子どもは自分なりに考える習慣を身につけられます。

自分で決めたことが成功につながれば大きな自信になり、失敗した場合でも学びとして受け止めやすくなるでしょう。

小さな成長を一緒に喜ぶ

たとえ小さな成長でも、子どもと一緒に喜んであげると自己肯定感に良い影響を与えます。

理由は、日々の小さな成功体験の積み重ねによって、自己肯定感が育つからです。

ゲームではランクの上昇や操作スキルの上達・習得など、さまざまな成長を実感できます。

しかし、子ども自身はその変化に気づいていないケースも少なくありません。

そこで保護者から「前はできなかったことができるようになったね」「あそこで勝ち切れる判断がすごいね」と声をかけてあげることが大切です。

保護者が成長を認め、一緒に喜ぶことで、子どもは「自分は成長できる存在なんだ」と感じやすくなります。

その積み重ねが、将来の挑戦を支える自己肯定感につながっていくでしょう。

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ゲームと自己肯定感の関係を考えるうえでの注意点

両手で頭を抱えて悩んでいるような表情の女性

これまでゲームによって自己肯定感が育つという話をしてきましたが、いくつか注意すべき点もあります。

ここでは、ゲームと自己肯定感の関係を考えるうえでの注意点についてご紹介します。

ゲームだけで自己肯定感が育つわけではない

自己肯定感は、ゲームだけで形成されるわけではありません。

家庭や学校生活、友人関係など、さまざまな経験の積み重ねによって育まれるものです。

ゲームで成功体験を得られたとしても、日常生活のなかで否定的な言葉ばかりを受けていると、自己肯定感の向上は難しくなるでしょう。

そのため、ゲームを自己肯定感を育てる手段のひとつとして捉えることが大切です。

家庭での声かけや挑戦を認める姿勢と組み合わせることで、より良い効果が期待できるでしょう。

プレイ時間の管理も重要

どれほど教育的な要素があるゲームであっても、長時間のプレイは生活リズムの乱れにつながる可能性があるので注意が必要です。

睡眠不足や運動不足が続けば、心身の健康に影響を及ぼすこともあるでしょう。

また、ゲーム以外の経験が減ることで、成長の機会が偏ってしまう恐れもあります。

自己肯定感を育てるためには、ゲームを楽しむ時間と勉強や運動、家族との時間などをバランスよく確保することが重要です。

家庭内でルールを決め、無理のない範囲で楽しめる環境を整えましょう。

子どもの自己肯定感を育てたいならeスポーツコーチングもおすすめ

手のひらの上に浮かぶゲームコントローラーのアイコン

子どもの自己肯定感を育てる方法はさまざまありますが、ゲームが好きな子どもであればeスポーツコーチングを活用するのもひとつの選択肢です。

eスポーツコーチングでは、単にゲームの上達を目指すだけではなく、目標設定や振り返りを繰り返しながら成長を目指します。

その過程で「できなかったことができるようになった」「努力した結果が表れた」といった成功体験を積み重ねやすくなります。

また、コーチから適切なフィードバックを受けられることも大きな特徴です。

結果だけを評価するのではなく、挑戦した姿勢や成長したポイントを認めてもらえるため、自分自身の成長を前向きに捉えやすくなるでしょう。

さらに、eスポーツには失敗しても何度でも挑戦できる環境があります。

負けた原因を分析し、改善して再挑戦する経験を繰り返すことで、「失敗しても大丈夫」「次はもっと良くできる」という考え方が身につきやすくなります。

自己肯定感は、「自分には価値がある」と感じられる土台となる力です。

ゲームを通じて成功体験や達成感を得ながら、主体性や挑戦する姿勢を育みたい場合は、eスポーツコーチングを活用してみるのもよいでしょう。

ゲームと自己肯定感に関するよくある質問

最後に、ゲームと自己肯定感についてよくある質問にお答えします。

自己肯定感と自信は何が違うのですか?

自信は過去の実績やデータ、経験などの根拠を元に自分の能力を信じることです。一方、自己肯定感には根拠となるものがなく、実績がなくても「失敗してもいいから挑戦してみよう」と考えられる力です。

なぜゲームで自己肯定感が育ちやすいのですか?

ゲームにはステージクリアやレベルアップなど小さな目標が多く、成功体験を積み重ねやすいからです。努力が結果につながりやすく、失敗しても再挑戦しやすい点も理由です。

子どもがゲームをしているとき、保護者はどう声をかければいいですか?

勝ったときだけでなく「最後まで諦めなかったね」など過程を認める声かけが大切です。失敗を責めすぎず、「次はどんな作戦でやってみる?」と前向きに問いかけましょう。

ゲームさえすれば自己肯定感は高まりますか?

ゲームだけで育つわけではなく、家庭や学校生活、友人関係など、さまざまな経験の積み重ねで育まれます。長時間のプレイは生活リズムの乱れにつながるため、家庭内でルールを決めることも重要です。

自己肯定感を高めるゲームを適切に活用してアフラスの習い事を検討しよう

ヘッドセットを装着してゲーミングチェアに座る男の子

海外では、国民性や育児の仕方によって幼い頃から高い自己肯定力を持つ人が比較的多い傾向にあります。失敗しても立ち上がることができ、他人と自分を切り分けて考えられるため、プライベートでも仕事でも魅力的な人が多いでしょう。

そんな外国人が日本に入国してくるなかで、競争を勝ち残るために自己肯定力を身に付けたいと考える人が多くいます。ぜひ、今回紹介したマインドを参考に、自己肯定力を高めてみてください。

また、現在子どもを育てている人は、小さな頃から自己肯定力を育むことで、子どもがありのままの自分を認められるようになります。

AFRAS(アフラス)では、自己肯定力を高める習い事としてeスポーツを始めたい小学生。中学生、高校生におすすめのゲーミングスクールです。eスポーツを通して自己肯定力をはじめとした非認知能力や認知能力を高め、これからの時代を生き抜く能力を養うことができるでしょう。子どもの習い事を検討中のかたは、ぜひAFRASをチェックしてみてください。

アフラス生徒の声

レッスンでは、建築や動き方などを教えてもらっています。通い始めてからは、子どもは大人と話をすることも楽しいようで、以前よりもイキイキと取り組むようになりました。

本八幡校・小学生(生徒の声を読む)

アフラスに通って、ゲーム内でのランクが上がっただけでなく、ゲーム外でもレッスンを共に受ける人たちとの交流が深まり、交友関係が広がったことも大きな変化です。

名古屋本山校・小学生(生徒の声を読む)

監修者

堀川 宣和
星城大学 経営学部 准教授 / 京都eスポーツ協会 会長

京都大学大学院経済学研究科博士後期課程。

専門はeスポーツとマーケティング。

星城大学経営学部の講師としてeスポーツにおける地方創生と教育の関係を研究、eスポーツマネジメントのプログラムの立ち上げ、運営を行う。総勢6,000人以上を指導した経験を持つ。

京都eスポーツ協会会長、学生eスポーツ(SeS)、中部学生eスポーツ協会の顧問などを務め、行政、企業、学校など関係各方面に働きかけ、eスポーツの普及活動を精力的に続けている。京都府とApex Legendsやフォートナイトの大会を開催するなど、自治体との連携も積極的に行っている。

「子供の成長はeスポーツで飛躍する」を出版、eスポーツをテーマとした研究、論文を発表するなど、学術的な分野でも活躍している。

著書:子供の成長はeスポーツで飛躍する!( 1万年堂出版)

出演番組:知多半島eスポーツ部(メディアスチャンネル)