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コラム

ゲームのPvPとは?PvE・RvRとの違いや代表的なタイトルも紹介

その他

ゲーム用語にはさまざまなものがありますが、今回はPvPという言葉について解説をします。

PvPという言葉を何となく聞いた事があるけれど、詳しい意味は分からないという人も多いのではないでしょうか?また、PvEやRvRなど、似たようなゲーム用語があることに困惑した人もいます。

この記事では、それぞれの意味を詳しく解説します。

PvPの意味を知りたい人やどういったゲームがPvPに当たるのか知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ゲームのPvPとは

ゲームにおけるPvPとは、「Player versus Player」の略称です。つまり、人間のプレイヤー同士で対戦するゲームを指す言葉です。

近年、オンラインゲームが一般的となり、PvPジャンルのゲームが多く聞かれるようになりました。ただし、PvPはオンラインゲームだけに当てはまるものではありません。1つのタイトルで2人対戦が可能なゲームなども当てはまり、ファミコンなどの昭和時代に発売されていた家庭用ゲーム機などでもPvP型のゲームはありました。

PvPとPvEの違い

PvPと対になって使われる言葉にPvEがあります。PvEはPlayer versus Environmentの略称です。PvPが人間対人間で対戦するゲームを指すのに対し、PvEは人間対コンピューターで対戦するゲームを指します。

主に、RPG系のゲームなどはPvEに当てはまり、コンピューターが制御するキャラクターと戦闘することを言います。ちなみに、コンピューターが制御するキャラクターをNCP(Non Player Character)と呼びます。

PvPとRvRの違い

PvPやPvEほどメジャーではありませんが、同じような言葉にRvRがあります。RvRはRealm versus Realmの略称です。

RvRは「王国対王国」という意味を持ち、ギルド対ギルドなどMMORPGなどのジャンルにおいて大人数の勢力同士が戦闘することを指します。広い意味で言えばPvPの一種ですが、人間同士で結成された勢力が他勢力と戦闘し相手陣営を制圧することを目的とするケースが多いです。

いろいろな用語として使われるPvP

PvPはゲーム用語以外にも用いられることがあり、さまざまなジャンルで使われています。

化学物質としてのPVP

サイエンス用語としてのPVPは、ポリビニルピロリドンという化学物質を指します。幅広い製品に用いられることがあるので、生活のなかでPVPの表記を見かけることもあるかもしれません。

医療用語としてのPVP

医療用語におけるPVPは手術の手法のひとつです。

環境保全としてのPVP

種苗法という品種改良などで新しく生まれた植物を保護する法律においてPVPは、植物品種保護(Plant variety protection)の略称として用いられる言葉です。PVPされている植物は無許可に売買や海外への輸出などが禁止されます。

PvPは競争性の高いゲームを楽しみたい人向け

PvPでは、多くの場合勝利したプレイヤーに報酬、敗北したプレイヤーにペナルティが課せられます。FPSやTPSなどで行われるランクマッチなどが良い例です。

勝利したプレイヤーはランクが上がり、敗北したプレイヤーはランクが下がってしまいます。人間のプレイヤー同士で競争性の高いゲームを楽しみたい人には、PvPがおすすめです。

近年の流行で勝敗に報酬やペナルティが付随しているものが多いですが、そういった仕様ではないPvPも存在します。大人数でゲームを楽しみたい人もPvPを選ぶのがよいでしょう。

PvEはゲーム初心者やRPGを楽しみたい人向け

PvEはコンピューターが制御するキャラクターと対戦するため、ゲーム初心者の練習用に最適です。自分の実力に合わせてNCPを選ぶことができるため、定石の戦闘方法を練習しつつスキルアップできるでしょう。

また、RPGなどでストーリーを楽しみたい人や、やり込み要素の強いタイトルでシナリオを遊び尽くしたい人もPvEの方が向いているでしょう。

どちらも楽しめるのはMMORPG

PvP、PvEの両方を楽しみたい人はMMORPGを選ぶのもよいでしょう、MMORPGとは多人数参加型オンラインRPGの略称で、Massively Multiplayer Online Role Playing Gameの略称です。

オンライン上で他人と共闘してNPCの討伐をしたり(PvE)、ギルドなどの組織を作りギルド同士で戦闘を行ったりできるタイトルもあります。(RvR)

人間との対戦もコンピューターとの対戦も楽しみたい人は、MMORPGをチェックしてみてください。

PvPで勝利するための4つのポイント

PvPは相手が人間であるため、イレギュラーも発生しがちです。相手プレイヤーによって難易度も大きく変わるため、勝利を得るにはさまざまなスキルや戦略が求められるでしょう。戦略性の高さやスキル勝負ができることもPvPが人気となっている理由のひとつに挙げられます。

続いては、PvPで勝利するために重要なポイントについてみていきましょう。

1.対戦相手の思考を想像する

PvPでは、相手がさまざまな思考や感情を持つ人間ということを意識しましょう。相手がNCPでPvE仕様の場合、NPCはプログラムされた通りの行動を繰り返したり「この状態の時にはこの行動を選択する」のようなプログラムを実行しているにすぎません。

しかし、PvPの場合は必ずしも決まった行動を選択する訳ではありません。「あと少しで勝てる」と思えば油断しますし、制限時間が迫れば焦りがでることもあるでしょう。

このような人間的な思考の穴を突くよう戦略を練って戦うのがPvPで勝利するコツです。

2.状況変化に対応する

PvPに多いFPSやTPS、MOBAでは、時間経過と共に状況が変化し続けます。こういった状況変化に柔軟に対応できるプレイヤーこそが、PvPに強い人だと言えるでしょう。

自分も相手も人間であるため、反応速度には限界があります。しかし、状況の変化に合わせて瞬時に対応を変え、選択できることで相手の思考の一歩先を攻めることができるでしょう。

プロeスポーツプレイヤー同士の対戦の場合、数秒以下の状況変化を的確に読み取り、激しい攻防戦を繰り広げる様子が度々見受けられます。

3.スキルを磨く

PvPで最後に勝敗を分けるのは、やはりスキルの差と言ってもよいでしょう。いくら戦略や心理戦が得意であっても単純なスキルが低いと攻撃することも防御することもままなりません。

道具の切り替えの早さやエイム力、連続技を繰り出す操作力などを磨き、基本のスキルを向上させましょう。

4.ゲームの仕様を理解する

ゲームにおいて、仕様への深い理解こそが、高度な戦術や高度なスキルを生み出します。マップや武器、キャラクターのステータス、装備と武器の相性、他の武器に対する優位性など、ゲームシステムに組み込まれている仕様への理解度を上げることで、PvPにおける勝利を掴みやすくなるでしょう。

PvPの問題点

PvPは人間同士がプレイする仕様のため、PvEに比べてトラブルが起こりやすい傾向にあります。続いて、PvPの問題点について考えてみましょう。

マナーに関するトラブル

PvPでは、画面を挟むことで相手プレイヤーも人間であることを忘れてしまい、マナーの悪いプレイをしてしまうケースも少なくありません。また、相手の顔が見えないからこそ、侮辱的な言葉を投げかけてしまうケースも見られます。

相手が自分と同じように感情を持った人間であるからこそ、PvPでは特にゲームマナーの徹底が求められます。ゲーム内で起こったトラブルが現実世界におけるトラブルにまで発展してしまう事件も過去に起こっています。

PvPをプレイする際には、ゲームマナーについて学習し、ネットリテラシーを遵守してプレイすることが必要です。

PKに関するトラブル

ゲームの目的を無視して、人間のプレイヤーを攻撃・行動不能にすることをPK(プレイヤーキル)と言います。ゲームの仕様によっては、勝敗や報酬・ペナルティなどに関係なくプレイヤー同士の戦闘が可能な仕様も存在します。

そこで、相手プレイヤーへの嫌がらせなどを目的に行われるのがPKです。重大なマナー違反とされている一方、PKが可能な仕様にも問題があると言われるなど度々議論が巻き起こっています。

また、PKを行う人を成敗するPK狩りというプレイヤーが現れるなど、PKを行うプレイヤーが存在することでゲームの治安は確実に悪くなるでしょう。

PvP仕様になっているゲームをプレイする場合、自分だけでプレイしているのではなく、画面の向こうで他人も一緒にプレイしていることを強く意識することが大切です。

PvPタイトルの例

PvPジャンルのゲームは多岐に渉りますが、なかでも特に近年人気のPvPタイトルについて紹介します。

【FPS】Apex Legends

FPSの人気タイトルのひとつで、eスポーツ種目のメジャータイトルでもあります。高いスキルと戦略性が求められることから、上級者が多くPvPの持つ競争性が強く楽しめるタイトルです。

国内外で大会なども開催されており、世界大会では10代前半の選手などが活躍するなど、今後も盛り上がりが期待されています。

【FPS】VALORANT

5vs5のチーム戦でPvPをプレイできるVALORANTは、競技性の高さやチーム戦という仕様から、国内では学生eスポーツのメジャータイトルとして深く親しまれています。高校eスポーツ部などで競技タイトルに選定されていることも多く、世界での活躍を夢見てスキルアップに励む学生も少なくありません。

【TPS】FORTNITE

子供から大人まで幅広い年代に支持されているFORTNITEは、他作品とのコラボスキンなども頻繁に提供しており、新規ユーザーが増え続けている状態です。国内大会はもちろん世界大会も開催されており、世界中にファンがいます。

【MOBA】League of Legends

League of LegendsはRTS(ストラテジーゲーム)の一種であるMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)の人気タイトルです。2012年には世界でもっともプレイヤー数の多いPCゲームと言われ、現在でも多くのファンが楽しんでいます。5vs5のチーム戦において高度な戦略が求められる同作では、「ゲームが上手いだけじゃ勝てない」と言われるほど、連携やチーム間の意思疎通などが求められます。

【格闘】ストリートファイター

人間対人間で戦闘するゲーとして、日本人がもっともイメージしやすいのは日本が世界に誇る格闘ゲームストリートファイターでしょう。コマンドを入力することで繰り出される多彩な必殺技や駆け引き、キャラクターのステータスや特性などを考慮した選択など、単純でありながらも奥深いPvPゲームです。

実はMinecraft(マイクラ)やポケモンgoもPvPって知ってた?

PvPと聞いて対戦型のゲームを想像する人が多いですが、実はサンドボックスゲームとして人気のMinecraft(マイクラ)やスマホ向け位置情報ゲームポケモンgoなどもPvPの要素を持つゲームであることをご存知でしょうか?

Minecraft(マイクラ)においては、プレイヤー同士の攻撃が可能な点から、プレイヤー間でルールを決めてPvPとしてプレイするケースも見られます。ゲーム動画などでも配信されており、使える武器やアイテムなどに縛りを入れ建築機能などを利用することで、PvPを盛り上げています。

ポケモンgoに関しては、トレーナーバトルがPvPにあたります。バトルリーグでは、オンライン上の他プレイヤーとマッチングしてバトルが行われるため、対人戦闘と言えます。一方、ジムバトルなどはNCPに分類されるモンスターを打倒することが目的なのでPvEです。

PvPをもっと楽しくPvPでもっと強く

人間対人間の対戦を意味するPvPについて紹介してきました。ネット環境が整い、誰でも気軽にオンライン上で繋がることができるため、PvPもより一層盛り上がりを見せています。

あくまで、対戦相手が人間だということを忘れず、マナーを守って楽しくPvPゲームをプレイしてみてください。

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