皆さんは普段、どのような環境でゲームをプレイしていますか?自室、リビング、寝室、外部の空間など、ゲームはさまざまな場所でプレイできます。どのような場所でもプレイできるからこそ、環境にこだわってみてはいかがでしょうか。
この記事では、ゲーム専用部屋いわゆるゲーミングルームについて詳しく紹介します。おしゃれなゲーム部屋の作り方や環境の整え方などを分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事のコンテンツ
ゲーム部屋ってどんなもの?

ゲーム部屋(ゲーミングルーム)とは、ゲームをプレイするのに適した環境の部屋、もしくはゲームをプレイするためにレイアウトした部屋のことを言います。
ゲーミングデスクやゲーミングチェアなど、ゲームを快適にプレイするための家具はもちろん、照明や空調などもゲームに適した設備を導入することも珍しくありません。
シンプルなデザインからサイバーなデザインまで、好みの雰囲気にレイアウトする楽しみもあり、ゲーマーの男女から注目されています。
おしゃれで快適なゲーム部屋を作る5つのポイント

おしゃれで快適なゲーム部屋を作る際には、5つのポイントがあります。要点をおさえて、素敵なゲーム部屋を作ってみましょう。
1.適切な明るさにする
ゲーム部屋には、勉強部屋や寝室などと異なる照明を導入するのがおすすめです。ゲームのプレイに特化した照明を導入することで、プレイの精度が上がるだけでなく目の負担も軽減する効果が期待できます。
また、テープ型のREDライトなどを活用して、おしゃれな間接照明を配置するのも人気です。好みと実用性を兼ね備えた照明を考えてみましょう。
ゲームに適した照明については、記事の後半でも詳しく解説しています。ぜひ、チェックしてみてください。
2.配線をきれいにレイアウトする
ゲーム機器を配置する際に大きな問題になるのが配線です。配線が絡まっている状態で見えていると、おしゃれには見え難いでしょう。また、配線を足や椅子などで踏んでしまうと断線の恐れがありますし、断線しかけの配線は出火のリスクもあります。
おしゃれかつ、安全に配線をレイアウトしましょう。
一般的に配線を片付ける方法として可能な限りBluetoothを利用する方法もあります。しかし、ゲームのプレイには有線を選びたいという人も多いでしょう。これは、操作性が高かったり、プレイ中の通信エラーのリスクを低減できたりするためです。
ホームセンターなどで、配線を収納するためのボックスや壁に沿わせるためのテープなど、便利なアイテムが数多く売られています。便利でおしゃれなアイテムを見つけて、配線をきれいにレイアウトしましょう。
3.【おしゃれ・かっこいい系にするなら】同系色のカラーでまとめる
ゲーム部屋をおしゃれにしたいのなら、家具や照明などを同系色のカラーでまとめるのがおすすめです。
黒、グレー、白のモノトーン系はゲーム部屋をクールでかっこいい印象にしてくれます。また、近年女性に人気のグレイッシュで淡いカラーなどを選ぶと、優しい色合いで可愛い雰囲気を作ることもできるでしょう。
デスクやチェアなどの家具、カーペット、カーテン、壁紙など、部屋にあるもののカラーを同系色にまとめると、統一感が出ておしゃれに見えます。
色のセンスがない、おしゃれなものを選ぶのが苦手という人でも簡単に挑戦できるので、ぜひ試してみてください。
4.排熱対策をして暑くなりすぎないようにする
ゲーム部屋の悩みで多く聞かれるのが「部屋が暑く感じる」というものです。これは、モニターやゲーム機が排熱しているケースが多く、特にゲーミングPCを利用している人は排熱によって室内の気温が上昇していることが多いです。
パソコンの排熱対策には以下が挙げられます。
- 高性能なファンを使う
- ファンを増設する
- HDDをSSDに変える
- ケースの内部を掃除する
その他、部屋の広さに対してモニターが大きい場合も、モニターから発せられる熱で室内の気温が上昇することがあります。
モニターの排熱対策には以下が挙げられます。
- モニターの周囲に物を置かない
- 壁掛けにしない
- 輝度を下げる
これらの対策の他、室内の広さに見合ったエアコンや扇風機、サーキュレーターなどの空調設備を用いて、室内を快適な温度に保ちましょう。
5.デスクやチェアは体に負担の少ないものを選ぶ
デスクやチェアは、長時間ゲームをプレイすることを前提に、体に負担の少ないものを選ぶのがおすすめです。ゲーミングデスクやゲーミングチェアは、ゲームをプレイするのに特化した作りになっているため特におすすめです。
ゲーミングデスクの特徴
ゲーミングデスクは、通常の机よりも大きく設計されているものが多いです。これは、ゲームに必要な周辺機器やモニターを置き、なおかつマウスなどを大きく動かすことができるように設計されているためです。
PCゲームでは、操作にマウスを使うものも少なくないため、プレイに影響しないよう配慮されています。
また、ゲーミングデスクのなかには、天板の高さを変えられる機能が付属されているものもあります。使用する椅子に対して、適切な高さでゲームがプレイできるよう、高さの変更が可能です。
ゲーミングチェアの特徴
ゲーミングチェアは一般的なデスク用の椅子に比べ、背もたれが大きくデザインされているものが多いです。これは、長時間のゲームプレイを想定しており、長く座っても体が疲れにくく、正しい姿勢を保てるように設計されているためです。
製品によってはリクライニング機能がついていたり、大きめの肘置きがついていたりするものもあります。
姿勢が悪いままゲームを長時間プレイすることで、肩こりや腰痛などに悩まされる人も少なくありません。ゲーミングチェアは比較的高額なものが多いですが、プレイヤーの健康を守るためにも欠かせない家具と言えるでしょう。
女子にもおすすめ!白基調のゲーム部屋作り

ゲーム部屋というと、黒基調やサイバー調のかっこいい雰囲気をイメージする人も多いでしょう。しかし、なかには「もっと明るい雰囲気にしたい」という人もいますよね。
そこでおすすめなのが白を基調としたゲーム部屋です。白基調のゲーム部屋はポイントを押さえることでワンランク上のレイアウトに仕上げられます。
ゲームガジェットの基本カラーを白で揃える
ゲーミングPCやゲームハード機、マウス、ヘッドホンなど、ゲームに必要なガジェットのカラーバリエーションはそれほど豊富ではありません。主に、白、黒で展開していることが多く、理想のゲーム部屋作りではネックになることもあります。
しかし、白を基調とするなら、ガジェットは選び放題です。まずは、ゲームの周辺機器を白で統一しましょう。
白にはさまざまな種類がありますが、厳密に統一する必要はありません。オフホワイトやクリアホワイトなど、白でもさまざまな色味の違いがあることで、おもしろみやインテリアデザインがしやすくなるでしょう。一方、無機質な印象にしたいのであれば、白の種類も統一してみてください。
白基調のゲーム部屋を作るポイント
白を基調としたゲーム部屋を作る際、細部までこだわると、よりハイセンスな仕上がりになります。
デスクやチェア、ゲームガジェットを白で統一したのに、床材はオーク(木材)となると、メリハリはつくものの「少し理想と違う…」と感じてしまうかもしれません。
白いカーペットやフローリングシートなどで、床まで白にするとグッと雰囲気がよくなります。
また、ドアなどもDIYシールなどで白にすると、完成度がアップするでしょう。ただし、床材や布物などを選ぶ時には洗いやすさや汚れにくさをチェックすることも重要です。
白は汚れが目立ちやすいため、サッと汚れをふき取れるものや汚れにくいものを選びましょう。
ゲーム部屋に適した照明とは?明るい方がいい?暗い方がいい?

ゲーム部屋を考える際、「とりあえず部屋は明るくしておくべき」と思う人も少なくありません。子どもの頃「暗いところでテレビを見ていると目が悪くなるよ」と言われ続けてきた影響でしょうか。
もちろん、適度な明るさは必要ですが、ゲーム部屋は明るければよいというものでもありません。
続いては、ゲーム部屋に適した照明について解説します。
明るすぎると映り込みが多くなる
映り込みとは、ゲームプレイ中にモニターに自分自身や部屋の様子などが反射で映る現象を指します。映り込みが起こると、プレイに集中できなかったり、モニターが見難くプレイに影響を及ぼしたりします。
特に、明るすぎる照明が直接モニターに当たる場合、映り込みが起こりやすくなるため注意しましょう。
ゲームの映り込みを防ぎつつ、もっとも集中力が高まる明るさを維持するために、間接照明をメインにゲーム部屋をレイアウトする人も少なくありません。
集中力を高める明るさや光の色がある
照明は、ただ部屋を明るくするためのものではありません。適度な明るさに調整することで、人間の集中力を高める効果もあると言われています。
徳島文理大学で行われた研究報告書では、ライトブルーの照明は学習において集中力を高める効果が期待されると記されています。
また、パナソニックが行った「知的作業における集中度評価指標と集中度向上照明」の研修報告では、以下の結果が記されていました。
| 一般的なオフィスの明るさ | 一般的なオフィス照明の色味 | 集中力を高める効果が期待できる明るさ | 集中力を高める効果が期待できる照明の色味 | |
| ベース照明 (部屋全体を照らす照明) | 750lx | 5000K | 300lx | 5000K |
| タスク照明 (作業する手元を照らす照明) | なし | なし | 450lx | 6200K |
ちなみに、K(ケルビン)とは、光の色温度を表す単位で、数値が高いほど赤みがかった光の色、数値が低いほど青みがかった光の色を指します。
一般的な学習部屋などに適した明るさは300~500lxと言われており、300lxは明るさに問題はないけれどやや落ち着いた暗めの照明という印象です。これらの研究結果から、明るすぎないベース照明で、特に手元を青みがかった光で明るくした方が集中力向上の効果が期待できるという結果がでています。
参考:色彩環境が学習活動にもたらす影響(徳島文理大学研究紀要)
ゲーム部屋を借りる方法もあり

ゲーム部屋を作りたいけど、自室には物が多くて独立した空間を作るのが難しいという人も少なくないでしょう。
そんな時には、ゲーム部屋を借りる方法もおすすめです。
近年、ゲーム配信者が急増した事もあり、ゲーム部屋をレンタルできるサービスが人気を集めています。おしゃれで機能的に整えられたゲーム部屋を時間貸しや月契約で借りることが可能です。
一度自宅から出なければならないというデメリットがあるものの、ゲームのプレイに適した環境が整っているので費用がネックにならない方は利用してみてはいかがでしょうか?
レンタルスペースの場合、ゲーム機やゲーミングPCもハイスペックなものを備えていることが多いため、より良い環境でゲームをプレイしたい人にもおすすめです。
最高の環境でゲームを楽しもう
今回はゲーム部屋をおしゃれに作るポイントについて解説しました。
ゲーム部屋を作る時には、おしゃれさと機能性を両立させ、ゲームプレイに適した照明や家具で環境を良くしましょう。良い環境でプレイしていると、自分のスキルが向上しやすくなる効果も期待できますよ。
AFRAS(アフラス)はゲームについて学びたい人のためのゲーミングスクールです。ゲームが上手くなりたい方はぜひ、チェックしてみてください。また、AFRASでは各校舎でゲームプレイの適した環境を整えたレッスンルームを用意しています。「ゲームに適した照明って?」「ゲーミングデスクやチェアってどれくらいいいの?」という方も、ぜひAFRASの無料体験に遊びにきてみてください。
