APEXをプレイしているときに、オープニングのムービーを見るのがめんどくさい、視野角や感度を細かく調整したい、と感じたことがあるのではないでしょうか。
実は、APEXには上記のような悩みを解決できる「起動オプション」と呼ばれるコマンドがあります。
そこで今回は、APEXの起動オプションについて、活用するメリット・デメリットとともにご紹介します。
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APEXの起動オプションとは?
APEXの起動オプションとは、FPS(フレームレート)や垂直同期など、ゲームに関する設定ができるコマンドです。
この起動オプションはPC版のAPEXのみ設定可能で、PS5やXboxといったコンシューマー機では使用できません。
操作を覚えれば誰でも簡単に利用でき、実際にAPEXのプロ選手も設定しているほどなので、覚えておいて損はないでしょう。
APEXで起動オプションを活用するメリット

APEXで起動オプションを活用すると、以下のようなメリットが得られます。
- FPSが向上する
- ゲームを早く起動できる
- ゲームプレイの効率化ができる
では、それぞれのメリットについて見ていきましょう。
FPSが向上する
APEXの起動オプションの中には、FPS(フレームレート)に関するコマンドがあり、適切に設定すると画面の見やすさが向上します。
FPS(フレームレート)とは「フレーム・パー・セカンド」の略称で、1秒間に何枚の画像で構成された動画なのかを表す単位です。
例えば、60FPSの映像なら、1秒間に60フレームで構成されているという意味になります。
当然、FPSが高いほうが動きがなめらかになり視認性が向上するので、プレイ面でも良い影響を与えます。
APEXの起動オプションでは、FPS上限をなくせるコマンドがあるため、より精彩な動きを捉えられるのです。
ゲームを早く起動できる
AEPXの起動オプションの中には、ゲーム起動時のムービースキップが可能なコマンドがあります。
オープニングムービーをスキップできると、素早くゲームを起動できるので、ストレスが少ない点がメリットです。
オープニングムービーを見たいという強い希望がない限りは、スキップのコマンドの設定をおすすめします。
ゲームプレイの効率化ができる
APEXの起動オプションを活用すると、ゲームプレイの効率化が図れるのもメリットです。
例えば、視野角やレティクル、感度などの設定ができ、それぞれご自身に最適な数値を見つけられます。
特にAPEXを始めとするFPSゲームでは、エイム力が勝敗を大きく分ける要因なので、プレイの効率化は重要です。
コマンドを理解して、ご自身に最適な設定を見つけましょう。
APEXで起動オプションを利用するデメリット

APEXで起動オプションを利用する際、以下のようなデメリットがある点も理解しなくてはいけません。
- パフォーマンスが悪化する可能性がある
- 効果測定および設定が手間
では、デメリットについて詳細を解説します。
パフォーマンスが悪化する可能性がある
APEXの起動オプションの中でも、感度や視野角、レティクルについてはパフォーマンスが悪化する可能性があるので注意が必要です。
上記の項目を変更すると、確実に普段の操作とは異なるため、エイムが合わない、撃ちづらいといった弊害が出てくるかもしれません。
変更直後はパフォーマンスが悪化するのは当たり前です。
しかし、数ヶ月続けてやってみてもパフォーマンスの悪化が戻らない、やりづらいと感じる場合は、以前の設定に戻してから調整しましょう。
効果測定および設定が手間
起動オプションは効果測定および設定が手間な点もデメリットです。
設定にはコマンドを入力しなくてはならず、また、設定後は再起動の必要があります。
さらに、感度やFPSを変更した際に、自身に合っているかどうかはすぐにはわからず、使い続けてみて効果を測定しなくてはいけません。
そのため、APEXの操作がある程度慣れてきた際に、起動オプションを操作し始めるのが、そこまでハードルを感じずに設定できるでしょう。
APEXの起動オプション設定方法

APEXの起動オプションは、「EA app(旧Origin版)」「Steam」のどちらで設定するかによって、操作が若干異なります。
では、「EA app(旧Origin版)」「Steam」それぞれの起動オプション設定方法についてご紹介するので、ご自身がどちらでAPEXしているかを見直しながら参考にしてください。
EA app(旧Origin版)の起動オプション設定方法
まずはEA appを起動し、「インストールしたゲーム」の中にある「Apex Legends」をクリックしてください。
APEXの概要が表示されるので、アイキャッチ画像の右下にある「管理」をクリックし、「プロパティを表示する」を選択しましょう。
選択後、プロパティが表示されるので「詳細な起動オプション」の部分に、ご自身で必要なコマンドを入力し、「保存」をクリックしたら設定完了です。
Steamの起動オプション設定方法
Steamを起動し、「ライブラリ」内にある「ApexLegends」を右クリックし、「プロパティ」を選択してください。
プロパティ表示後、「一般」にある「起動オプション」にコマンドを入力すれば完了です。
【2025年最新】APEXの起動オプション一覧

APEX起動オプションは、コマンドを知っていなければ使えません。
ここでは、2025年最新のAPEX起動オプションについてご紹介します。
注意点として、コマンドを複数入力する際は、コマンドとコマンドの間に半角スペースを入れる点です。
半角スペースを入れない、全角スペースを入れると、コマンドは認識されないので気をつけましょう。
| コマンド | 内容 |
|---|---|
| -dev -novid | APEX起動時のオープニングムービーをスキップする |
| -high | CPU使用率を優先して高め、FPSを向上させる |
| -fullscreen | フルスクリーンでAPEXを起動する |
| -preload | 事前にデータをロードする |
| -forcenovsync | 垂直同期をオフにする |
| -refresh 240 | リフレッシュレートを240hzに変更する。数字を144にすると144hzに変更も可能 |
| +fps_max 240 | フレームレートを240に変更する。数値を0にすると上限値を無効にする |
| +mat_queue_mode 2 | CPUスレッドモードをマルチに変更し、PCのパフォーマンスを向上させる |
| +miles_language english | ゲーム内音声を英語にする。「english」を多言語に設定すると対応した言語になる |
| +cl_ragdoll_collide 0 | 死体挙動を制御してPCの負荷を減らす |
| +m_rawinput 1 | マウス入力の遅延軽減 |
| +reticle_color “0 0 0” | レティクルのカラーを設定する。RGBで決める(制限値0〜255) |
| +CrossPlay_user_optin 0 | Apex Legends PC版でクロスプレイをオフにする |
| +mouse_sensitivity 1.1 | APEX内のマウス感度を設定する。数値の制限値は0.2~20。数値は小数第六位まで設定可能 |
| +mat_minimize_on_alt_tab 1 | DX11と同様の動作(フルスクリーン時のタブ移動やゲームの最小化)が可能になる |
| +cl_fovScale 1.70 | 視野角を120に設定する |
| +cl_showpos 1 | 位置座標や方角、移動速度を数値で表示する |
| +cl_showfps 4 | フレームレートを表示する |
| nomansky | 空の処理を軽量化 |
| fast_fogvolume “1” | 霧の処理を軽量化 |
| cl_disable_water_render_targets “1” | 水の処理を軽量化 |
| r_forcewaterleaf “1” | 水中の草の処理を軽量化 |
| r_rootlod “2” | モデルの詳細を軽量化 |
| r_shadowrendertotexture “0” | 影の品質を下げて軽量化 |
| r_worldlights “0” | 光源の数を減少させる |
| mat_clipz “1” | 水などの品質を下げて軽量化 |
| mat_reduceparticles “1” | シェーダーの品質を下げて軽量化 |
| mat_use_compressed_hdr_textures “1” | HDRテクスチャを圧縮して軽量化 |
| mat_wateroverlaysize “8” | 水の品質を下げて軽量化(数値は8の倍数) |
モニターのhzに合わせたおすすめの起動オプション
モニターがどれだけのhzに対応しているかによって、おすすめの起動オプションは異なります。
ここでは、240hzと144hzにあわせた起動オプションのコマンドを紹介するので参考にしてください。
| モニター240hz | -fullscreen -preload -high +m_rawinput 1 +fps_max 0 -refresh 240 |
| モニター144hz | -fullscreen -preload -high +m_rawinput 1 +fps_max 0 -refresh 144 |
DX12でAPEXをプレイする際の起動オプション
現在のAPEX(2025年10月時点)では、デフォルトでDX12(DirectX 12)なので、特に設定する必要はありません。
仮に以前のDX11でプレイしたいなら「+mat_minimize_on_alt_tab 1」を入力しましょう。
軽量化したい場合の起動オプション
軽量化したい場合には、画質を下げるコマンドを入力するのがおすすめです。
例)
- nomansky:空の処理を軽量化
- fast_fogvolume “1”:霧の処理を軽量化
- cl_disable_water_render_targets “1”:水の処理を軽量化
- r_forcewaterleaf “1”:水中の草の処理を軽量化
- r_shadowrendertotexture “0”:影の品質を下げて軽量化
ただし、品質を落としてしまうと当然画質が悪くなります。
プロや高ランク帯のプレイヤーを見てみると、大半が240fpsや144fpsでプレイしている印象です。
お使いのモニターやパソコンのスペックにもよりますが、どこまで軽量化するかを見極めて設定しましょう。
APEXの起動オプションでよくある質問
ここでは、APEXの起動オプションに関して、よくある質問に答えていきます。
DirectX11とDirectX12はどっちが快適?
一概にどちらが良いとは言えませんが、現在のAPEXではDirectX12ですので、これからAPEXを始める方がDirectX11へ変える必要はないでしょう。
もし、DirectX11でプレイしていたほうがやりやすかったと感じる方は、起動オプションでDX11に変更できるコマンドがあるため、設定しておきましょう。
起動オプションの設定次第でAPEXは上手くなる?
起動オプションの設定次第で、APEXのプレイが上手くなる可能性は十分にあります。
例えば、自分にしっくりくる感度が設定できれば、エイム力に直接良い影響を与えるはずです。
ゲーム自体が重いと感じる場合、コマンドで軽量化ができればラグを感じにくくなり、敵に弾を当てやすくなる方もいるでしょう。
いずれにしろ、操作に影響する起動オプションを設定した後は、一時的にパフォーマンスが低下します。
上記をふまえた上で、起動オプションを活用してみてください。
PCのスペックごとに調整すべき起動オプションが知りたい
ミドルスペックのPCなら「-high」と「+fps_max 120」でゲーム内のフレームレートを調整し、モニターに最適な数値で「-refresh 0」を設定しましょう。
ハイスペックのPCなら、「-high」と「+fps_max 0」でFPSを最大限に引き上げ、モニターに合わせて「-refresh 240」を設定し、徐々に数値を下げて調整するのがおすすめです。
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今回は、プロも活用しているAPEXのおすすめ起動オプションについて解説しました。
起動オプションを活用できれば、ご自身に最適な環境を構築でき、プレイ面でも良い影響を与えられるでしょう。
しかし、APEXの立ち回りやキャラ練度は起動オプションだけでは磨くことはできません。
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