国内を代表するプロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe(DFM)」の創設者であり、株式会社DetonatioN代表取締役社長を務めていた梅崎伸幸氏が、2026年7月29日に逝去されました。満43歳でした。
DFM公式サイトでは8月3日に訃報を発表。生前の支援への感謝を伝えるとともに、後任の代表取締役社長には、株式会社GameWith代表取締役社長の今泉卓也氏が就任したことも発表されています。
日本eスポーツ黎明期から業界を牽引
梅崎氏は2012年12月、eスポーツチーム「DetonatioN」を設立。
そして2015年1月には、**日本初となるフルタイム制プロゲーミングチーム「DetonatioN FocusMe」**を発足しました。
現在では「プロゲーマー」という職業も広く知られるようになりましたが、当時の日本では、ゲームを競技として仕事にするという考え方自体がまだ一般的ではありませんでした。
そうした時代から、選手が競技に集中できる環境づくりやチーム運営の仕組みを整え、日本におけるプロeスポーツの土台づくりに尽力してきた人物の一人が梅崎氏です。eSports Worldも、日本のプロeスポーツを黎明期から牽引してきた人物として、その歩みを紹介しています。
DetonatioN FocusMeを国内屈指のチームへ
DetonatioN FocusMeは、長年にわたってさまざまなゲームタイトルの競技シーンで活動してきました。
特に『League of Legends』をはじめとした競技シーンで存在感を高め、日本のeスポーツファンに広く知られるチームへと成長。
梅崎氏はプレイヤーとして活動した経験を持ちながら、その後は経営者としてチームを支え続けました。
単に大会で勝利するチームを作るだけではなく、選手が「プロ」として活動できる環境そのものを作ってきたことも、大きな功績と言えるでしょう。
「eスポーツを仕事にする」道を切り開いた存在

現在ではプロチームへの所属、ストリーマー活動、コーチ、イベント運営など、ゲームを軸にしたさまざまな仕事があります。
しかし、その環境が当たり前になる以前から、梅崎氏はプロeスポーツチームの運営に取り組んできました。
2015年にフルタイム制のプロチームをスタートさせたことは、日本のeスポーツ史を振り返るうえでも非常に大きな出来事です。
今日、子どもたちが「プロゲーマーになりたい」「eスポーツに関わる仕事がしたい」と将来の選択肢として考えられるようになった背景には、梅崎氏をはじめ、業界の黎明期から活動してきた多くの方々による挑戦があります。
DFMは新体制へ
梅崎氏の逝去に伴い、2026年7月29日付で株式会社DetonatioNの代表取締役を退任。
後任として、親会社GameWithの代表取締役社長でもある今泉卓也氏が、株式会社DetonatioNの代表取締役社長を兼任することが発表されました。
DetonatioN FocusMeが今後どのような形で梅崎氏の想いを受け継ぎ、新たな歴史を作っていくのか、多くのeスポーツファンが見守ることになります。
日本eスポーツ界に残した大きな功績
日本のeスポーツがまだ現在ほど大きな市場ではなかった時代から、チームを立ち上げ、選手が競技者として活動できる環境を整え、プロeスポーツの可能性を広げてきた梅崎氏。
その活動はDetonatioN FocusMeだけにとどまらず、日本のeスポーツ業界そのものの成長にも大きな影響を与えたと言えるでしょう。
これまで日本のeスポーツ発展に多大な貢献をされた梅崎伸幸氏に、心より哀悼の意を表します。
梅崎伸幸氏のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
