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コラム

中学生のゲーム時間について!平均や目安、ルールの作り方を徹底解説

eスポーツ全般 習い事

自宅でゲームをしている子どもに対して「ゲームばっかりしていて大丈夫?」「時間を制限した方がいい?でも中学生だし自分で管理させた方がいいの?」と悩んでいる保護者の方は少なくありません。

中学生の子どものゲーム時間に関して、保護者が無関心でいるのは危険です。適切に関与して、子どもがゲームと良い距離感を保てるようにサポートする必要があります。

この記事では、中学生のゲーム時間について詳しく解説します。中学生の平均的なゲーム時間や目安、ルールの作り方について紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

中学生のゲーム時間の目安とは?

中学生の子どもがゲームをする時間の目安は、1日のうち1~2時間程度が適切とされることが多いです。以下の表は、中学生のゲーム時間に関して生活の影響と、保護者の印象をまとめたものになります。

ゲーム時間(平日)生活への影響保護者の印象
1~2時間特になし適切
2~3時間やや学習時間の減少に懸念あり多いように感じる
3時間以上学習時間・生活習慣への悪影響の懸念あり多い

厚生労働省では、中学生・高校生に必要な睡眠時間を8~10時間として推奨しています。朝7時に起床するとして、最低でも11時までには就寝するのが理想的であると言えるでしょう。学校や部活を終えて18時に帰宅したと想定した場合、平日の自由時間はおよそ5時間です。そのうち、3時間以上ゲームをしてしまえば、食事や入浴といった生活習慣や宿題や予習などの学習習慣に悪い影響を与えてしまうことは想像に容易いでしょう。

参考:厚生労働省SMART LIFE PROJECT

中学生のゲーム時間の平均値

国立教育政策研究所が行った令和6年度全国学力・学習状況調査の結果によると、中学生のゲーム時間の平均は以下のように報告されています。

ゲーム時間全国(公立)中学生の回答率
4時間以上16.6%
3時間以上、4時間より少ない12.4%
2時間以上、3時間より少ない19.9%
1時間以上、2時間より少ない21.4%
1時間より少ない17.7%
全くしない11.2%

最も多いのは【1時間以上、2時間より少ない】という回答でした。この結果に意外性を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。同調査では、合わせて以下の質問もされています。

ゲーム時間全国(公立)中学生の回答率
4時間以上18.2%
3時間以上、4時間より少ない14.3%
2時間以上、3時間より少ない23.4%
1時間以上、2時間より少ない23.3%
30分以上、1時間より少ない10.7%
30分より少ない5.8%
携帯電話やスマートフォンを持っていない3.4%

最も多いのは【2時間以上、3時間より少ない】という回答です。なかには2時間以上SNSや動画を視聴し、1時間以上ゲームをしている中学生もいるでしょう。

平日にこれだけの時間をSNSやゲームに費やしていると、生活や勉強への影響が心配されます。

参考:国立教育政策研究所 令和6年度全国学力・学習状況調査

中学生がゲームをしすぎる事による影響

中学生がゲームをしすぎる事で、以下のような影響が心配されます。

勉強のための時間をとれなくなる

ゲーム時間をとりすぎることで、勉強にかける時間が減ってしまうことが心配されます。学校から帰宅後、ゲームに夢中になるあまり、気付いたら就寝時間になっていた…というケースもあるでしょう。

勉強の時間が減ることで、宿題などの課題提出が滞ったり、定期テストの成績が下がってしまったりすることで、高校進学の際に希望の進路を選べなくなってしまう可能性もあります。

生活リズムが崩れる

ゲーム中心の生活になってしまうと、食事や入浴、就寝などの生活リズムが崩れてしまうことも心配です。生活リズムが崩れてしまうと、朝起きられなくなったり慢性的な睡眠不足で日中も集中できなくなったりする可能性があります。

体調も崩しやすく、健康被害が発生してしまうこともあるでしょう。

【グラフで解説】ゲーム時間と成績の因果関係

中学生のゲーム時間に関して、特に保護者の方が気になるポイントとして学業との両立が挙げられます。「ゲームばかりして成績が下がってしまわないか」と心配している方も多いでしょう。

国立教育政策研究所が行った令和6年度全国学力・学習状況調査の結果によると、最も数学の平均スコアが低かったのは平日に4時間以上ゲームをしているグループでした。一方で、平日に1時間より少ない時間ゲームをするグループとゲームを全くしないグループにスコアの大きな差はありません。

この結果から、ゲームの有無が成績に直接関係している訳ではなく、適切な時間管理の元、勉強時間を適切に確保できているかどうかが、成績に大きな影響を与えていると考えられます。

参考:令和6年度 全国学力・学習状況調査

中学生のゲーム時間に関するルール作りのポイント

中学生は、小学生に比べて体も大きくなり、自分でできることも増えるために、保護者はつい「自己管理してね」と言いたくなってしまうでしょう。しかし、未熟な部分も多くあるため、保護者が適切にサポートしてあげることが大切です。

続いては、中学生の子どもとゲーム時間のルールを作る際のポイントを紹介します。

優先順位を作る

日常生活のなかで、やらなければいけない事に優先順位をつけましょう。中学生にもなれば、自己管理をすることも成長の一助となります。学校から帰ってから自分がやるべきことをひとつずつ挙げていき、優先順位をつけさせましょう。

基本は「やらなければいけない事が終わっているなら、ゲームをしてもOK」というスタンスがよいでしょう。優先順位の高いタスクを可視化し、ひとつずつ終わらせていくことを中学生の子ども自身に意識させるのがおすすめです。

時間設定をする

自制心が弱く、優先順位を意識できない子どもには、時間設定をする方法もおすすめです。平日はゲーム〇時間、休日は〇時間など、柔軟に時間設定をしましょう。

ただし、オンラインゲームやマルチプレイのゲームを楽しむ子どもにとっては、時間設定は不向きな場合があります。オンラインで他人と一緒にゲームをするため、制限時間だからといって直ぐにやめられなかったり、ゲームをやめても不完全燃焼なまま集中できなかったりするケースもあります。

このようなケースでは、優先順位の高いタスクが終われば、再びゲームのプレイを許可するなど、あくまで自己管理をサポートする方法として時間設定を活用しましょう。

夜間は控えるようにする

22時以降はゲーム禁止など、夜間のゲームを禁止する方法は睡眠時間を確保するためにもおすすめです。

日本睡眠学会ではスマートフォンなどの使用自体が脳の興奮に繋がるため、就寝前の使用は避けた方がよいと提唱しています。携帯型ゲームやパソコンゲームなどにおいても、同様のことが言えるでしょう。

睡眠の質を保つためにも、就寝時間の1時間前からゲームを控えるのがおすすめです。

参考:日本睡眠学会

中学生のゲーム時間に関するルールを作るときの注意点

中学生の子どもとゲームに関するルールを作る際には、以下の点に注意しましょう。

ゲームをやめさせることや過度な制限を目的にしない

ゲームに関するルールを作る際に、「ゲームをやめさせること」を目的にしないよう注意しましょう。多くの子どもにとってゲームは娯楽であり、1日学校を頑張ったご褒美として自由時間にゲームをして過ごしています。

ゲームをやめさせる事に重点を置くのではなく、優先順位の高いタスクを解消していくことに重点を置いて、自己管理ができるならルールを作る必要もなくなる事を丁寧に伝えましょう。

子ども自身も納得できるルールを作る

中学生の子どもとゲームに関するルールを作る際に「今日からゲームは毎日1時間だけだよ」と大人が勝手に作ったルールを押し付けるのは得策ではありません。特に、中学生は第二次反抗期を迎えている子どもも多く、親への反発心から余計に聞く耳を持たなくなってしまうこともあるでしょう。

まずは、子どもと向き合い、子どもの意見も取り入れつつ、双方が納得して実行できるルールを考えることが大切です。

中学生がゲームをするメリット

ゲームをプレイしたことがない保護者の方のなかには「ゲームなんて百害あって一利なし」なんて極端な事を言う方もいます。しかし、近年ゲームによるさまざまな能力向上効果も報告されており、ゲームをプレイするメリットにも注目が集まっています。

集中力が身に付く

近年のゲームは、複雑なルールやシステムを活用する難易度の高いものが多くあります。さまざまな機能を効率よく使用するために、プレイヤーは高い集中力を求められることもあるでしょう。

集中力は、筋トレのように繰り返すことで鍛えることができると言われています。ゲームによって集中力を高める習慣を持つことで、学習面でも高い効果を期待できるようになるでしょう。

問題解決能力が身に付く

多くのゲームにはクリア条件があります。プレイヤーは状況把握や予測、機能の活用によってクリア条件を満たすことを目的としています。

ゴールに辿りつくための行動を考えることで問題解決能力が身に付き、現実でも「こうなるためには(ゴール条件を満たすためには)どうすればいいのか」というマインドが生まれる効果も期待できるでしょう。

困った時に自分で考え、正解を探す力が身に付きます。

コミュニケーション能力が身に付く

オンラインゲームをプレイしている子どもは、ゲームによるコミュニケーション能力の向上効果も期待できます。

安全面に配慮してプレイすれば、オンラインゲームをい活用して国内外や年齢、性別を問わずさまざまな人と交流することもできるでしょう。なかには「外国人プレイヤーとマルチプレイをしたいから英会話を習いたい」という子どももいます。

さまざまな人とコミュニケーションをとることで「主体性・多様性・協調性」が育まれ、子どものコミュニケーション能力を高める効果が期待できます。

ゲームを習い事にする選択肢もあり

近年、世界で大きな注目を集めているeスポーツをご存じでしょうか。

eスポーツとは、コンピューターゲームを用いた競技スポーツであり、海外ではプロリーグも存在します。アジア競技会では正式種目として採用され、オリンピック種目としても検討が進んでいる新時代のスポーツ競技と言えるでしょう。

例えば、野球やサッカーの練習をすることに、難色を示す保護者の方は少ないでしょう。「プロになりたい」「もっと上手くなりたい」という気持ちで子どもが取り組んでいるのであれば、応援してあげたいという気持ちになる方が多いでしょう。

近年は、子どもがゲームに熱中しているのであれば「プロを目指す」という選択肢も持てる時代です。習い事としてeスポーツに取り組むと、健康な体を作る大切さや数学や国語、英語などの基本的な知識を持つ大切さなどを深く理解できます。

どうしても「ゲームは娯楽」という考えから、「ダラダラゲームばかりしているのが気になる」「ゲームで堕落していかないか不安」という気持ちを拭えないのなら、習い事としてeスポーツに取り組む提案をしてみるのもおすすめです。

中学生のゲーム時間に関するよくある質問

最後に、中学生のゲーム時間に関するよくある質問にお答えします。

ゲームを続けると成績は下がりますか?

ゲームをしているからといって成績が下がるという根拠はありません。

ゲームをしていても、適切な優先順位を持って勉強時間を確保できているのであれば、心配する必要はないでしょう。

受験生はゲームをしない方がいいですか?

受験生だからといって、ゲームをしてはいけないとは断言できません。

受験は約半年間続くため、適時息抜きをしなければ力尽きてしまうリスクもあります。勉強に支障がでないよう、自己管理をしながら息抜きとしてゲームをする分には問題ないでしょう。しっかりとリフレッシュできれば、集中力を高めたり勉強に対するモチベーションを上げるメリットもあります。

夏休みや休日もゲーム時間のルールは昼用ですか?

夏休みや休日など、自由な時間が長い時ほどゲーム時間のルールは必要です。

時間があるからといってダラダラゲームを続けてしまい、「いつの間にか長時間ゲームをプレイしてしまっていた」というケースもあるでしょう。自由時間が長い時こそ、ルールを作って優先順位の高いタスクをしっかりと消化するよう心がけましょう。

中学生のゲーム時間はメリハリが重要

今回は中学生のゲーム時間について紹介しました。

ゲームは付き合い方によって毒にも薬にもなるものです。「楽しいから」と思考停止して延々とゲームをしていては、生活リズムも崩れ勉強の時間が消費されて学力が低下してしまう恐れもあるでしょう。

一方で、ゲームと上手く付き合うことでリフレッシュし、改めて勉強する気力を持ち直すこともできるでしょう。eスポーツとして取り組むことで、目標に向かって努力し「ゲームをする」という行為に野球やサッカーのような教育的競技としての意味を持たせることもできます。

AFRAS(アフラス)では、ゲームの付き合い方も教えていきます。中学生を通わせている保護者からもらう一番多い声は、「だらだらゲームをすることがなくなった」です。

ゲームを取り上げるのは現在の世の中ではほぼ不可能なもの。eスポーツとして取り組むことを知れば、ネガティブな要素はほぼ無くなります。大人になっても生きてくるスキルを身につけることもでき、教授や医師、東大生たちもおすすめするeスポーツを体感してみてください。

監修者

高山 隼
eスポーツスクールAFRAS 本山校 校長

大学在学中よりeスポーツに本格的に取り組み、競技シーンにおいて実績を出す。。
主な実績としては、RAGE Shadowverse 2022 Winter 参加者1万人中82位マネーフィニッシュ、RAGE Shadowverse Japan Championship 2025 参加者3000人中 211位 Day2進出などがある。
そのほかにも数多くの大会に出場し、実戦を通じて培った経験を強みに、現在も競技力の向上に努めながら、eスポーツスクールにて校舎長として後世の育成にも力を入れている。