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コラム

ゲームの反射神経を鍛える方法について!今日からできる練習を紹介

eスポーツ全般

「反応が速い相手に勝てない」「自分の反射神経は生まれつき鈍いのかもしれない」

FPSやアクションゲームを続けていると、そんな壁にぶつかる場面は少なくありません。結論から言うと、反射神経は年齢や才能に関係なく、正しいやり方で鍛えれば伸ばせる力です。

目でとらえる速さや判断のスピードを高める具体的な練習法から、注意しておきたいポイントまで順を追って紹介します。

ゲームにおける反射神経とは?

ゲームにおける反射神経とは、視覚の処理、状況を読み取る判断、指先を動かす操作の一連の流れの速さを指す言葉です。

反射神経を鍛える方法に入る前に、ゲームで言う反射神経がどんな仕組みで、本当に伸ばせるものなのかを整理しておきます。

反射神経の仕組みと反応速度との関係

反射神経とは、目や耳から入った情報を脳が処理し、体を動かす指令を出すまでの一連の流れの速さを指す言葉です。

画面の変化をとらえる視覚の処理、状況を読み取る判断、指先を動かす操作という三つの工程が連なって、ゲームの反応速度は決まります。敵が画面に映ってから撃ち返すまでの一瞬に、この三段階がすでに含まれているわけです。

反射神経を鍛えるとは、この一連の流れ全体を滑らかにする取り組みだと考えると分かりやすいでしょう。

反射神経が鈍くなる原因

「反射神経の低下は年齢のせい」と考えている人は多いのではないでしょうか。

しかし原因は加齢だけに限りません。睡眠不足や疲労の蓄積、運動不足といった生活習慣の乱れも、反応速度を落とす大きな要因です。脳からの指令は神経を通って体に伝わるため、体調が整っていない状態では情報の伝達自体が鈍くなります。

実際に、寝不足の翌日は画面の変化に気づくまでの時間が延びたと感じる人も多く見られます。反応の遅さを覚えたときは、練習量だけでなく生活のリズムにも目を向けてみましょう。

反射神経は鍛えられるのか

反応速度は生まれつきの能力だけで決まるわけではなく、トレーニングによって改善する可能性があります。アクションゲームを用いた研究では、一定期間ゲームをプレイしたグループで、正確性をほぼ維持しながら反応時間が短縮したことが報告されています。

そのため、反応が遅いと感じる場合も、反応・判断・操作を繰り返し練習しながら変化を確認していくことが大切です。反応速度とゲームトレーニングの関係については、以下の研究も参考になります。

参考:Increasing Speed of Processing With Action Video Games|PubMed

反射神経を鍛える具体的なトレーニング方法

ここからは、反射神経を鍛えるための具体的なトレーニング方法を、測定ツールの使い方とあわせて紹介します。

反応速度を測定できるツール・アプリの活用

反応の速さは、ミリ秒(1000分の1秒)単位で数値化できる時代になりました。感覚だけで練習の成果を判断すると、伸びているかどうかが分かりにくく、途中でやる気を失いやすくなります。

反応速度を測定できるアプリには、次のような特徴があります。

・画面に出た合図に反応する速さをミリ秒単位で記録できる

・日々の記録をグラフ化して成長の推移を確認できる

・友人とスコアを比べられる機能を持つものもある

・スマートフォン一台で気軽に始められる

数値という物差しを持つことで、感覚に頼らずに自分の変化を追いかけられるようになります。

目でとらえる速さを鍛えるトレーニング

ゲームでは、画面上から必要な情報を素早く見つけ、次の操作につなげる力が求められます。そのため、視覚情報を見つけて反応する練習を取り入れることも一つの方法です。

実際に、アクションゲーム経験者と非経験者を比較した研究では、ゲーム経験者のほうが視覚探索課題で素早く反応する傾向が確認されています。

ただし、ゲームをすれば必ず視覚能力が向上するとは限りません。研究結果も参考にしながら、実際のゲームで必要になる視認・判断・操作を組み合わせて練習しましょう。

参考:The effects of action video game experience on visual search|PubMed

判断から操作までのスピードを縮める練習

目でとらえた情報を、どれだけ速く行動に変換できるか――ここが反射神経を鍛えるもうひとつの焦点です。練習方法には次のような種類があり、それぞれ鍛えられる力が異なります。

種類内容鍛えられる力
反応速度測定ゲーム合図に合わせてボタンを押す単純な反応の速さ
リズムゲーム一定のリズムで正確に操作する判断とタイミングの一致
対人練習・スパーリング相手の動きに合わせて対応する実戦的な判断力

ひとつの練習だけに偏らず複数を組み合わせることで、判断から操作までの流れを無駄なく縮めていけます。

FPS・eスポーツタイトルで役立つ実践的な練習法

続いては、FPSやeスポーツタイトルで実際に使える、反射神経を生かした練習メニューを見ていきます。

エイムトレーニングと反射神経の関係

エイムの精度は、視覚情報の処理と指の操作が一致して初めて安定します。

だからこそエイムトレーニングは、反射神経をゲームの結果に直結させる練習だと言えるのです。トレーニングモードで動く的を狙い続けると、敵の動きを予測しながら照準を合わせる感覚が身についていきます。

専用のソフトを使い、数値を確認しながら取り組む方法も広がっています。反射神経とエイムの精度を両輪で鍛えることで、実戦での命中率も上がっていくでしょう。

Apexでエイム力を高めたい方は、初心者向けの具体的な練習方法もあわせて確認してみましょう。

あわせて読みたい: Apex初心者が最速で上達する8つの方法|練習法と設定を徹底解説

リアクション速度を意識した練習メニュー

初めて遭遇する場面よりも、経験した場面のほうが速く反応できる――これは多くのプレイヤーが実感していることです。この性質を利用し、想定できる場面をあらかじめ繰り返し練習しておく方法が効果的です。

具体的には、敵が現れやすい曲がり角を決めて音や気配に反応する練習を重ねたり、味方との連携パターンを決めて瞬時に動けるようにしたりする方法が挙げられます。

プロプレイヤーの練習動画を参考にする方法も一案でしょう。想定練習の積み重ねが、実戦でのリアクション速度を着実に押し上げます。

練習を継続するためのコツ

反射神経のトレーニングは、短期間で終えるより続けることが結果につながります。

というのも、神経の回路は繰り返しの刺激で鍛えられる性質を持ち、間隔が空きすぎると効果が薄れやすいからです。1日30分など無理のない時間を決め、毎日同じタイミングで取り組むと習慣になりやすくなります。

記録アプリでスコアの推移を見ながら進めると、達成感を得ながら続けられるでしょう。量よりも、続けられる仕組みを先に作ることが大切です。

反射神経を鍛えるうえで気をつけたいポイント

反射神経のトレーニングには、効果を高めるために意識しておきたい注意点もあります。

やりすぎによる疲労・集中力低下

練習は量をこなせばこなすほど良いわけではありません。脳や目が疲れた状態では、正確な判断や反応がかえって難しくなるためです。

トレーニングのしすぎによって、次のようなサインが表れることがあります。

・目の奥が重く感じたり、かすみを覚えたりする

・簡単な操作でもミスが増える

・練習中にいらだちを感じやすくなる

・練習後に強い疲労感が残る

こうしたサインが出たら、無理せず休憩を挟むことが上達への近道になります。

睡眠・生活習慣が反応速度に与える影響

反応速度を高めたい場合は、練習だけでなく十分な睡眠を取ることも大切です。睡眠不足になると注意力を維持しにくくなり、反応速度にも影響を及ぼす可能性があります。

睡眠不足と反応速度の関係を調べた研究では、睡眠不足によって持続的な注意力が低下することが報告されています。

ゲームの練習時間を増やすために睡眠時間を削るのではなく、生活リズムを整えたうえでトレーニングを続けることが重要です。

睡眠と反応速度の関係については、以下の研究も参考にしてください。

参考:Sleep deprivation enhances inter-stimulus interval effect on vigilant attention performance|PubMed

練習の効果を実感できないときの見直し方

効果を感じられないなら、まず疑うべきは練習メニューそのものです。同じ練習ばかりを繰り返すと、鍛えられる力が偏ってしまう場合があります。

視覚のトレーニングに時間を使いすぎていたなら、判断や操作の練習も取り入れてみましょう。過去の記録を振り返り、伸び悩んでいる部分を探る作業も役立ちます。

練習メニューを定期的に見直す姿勢が、止まっていた反応速度を再び動かすきっかけになります。

日常生活でも取り入れられる反射神経トレーニング

反射神経は、ゲームの練習に限らず、日常の動作でも鍛えられます。ここでは、手軽に取り組める方法を紹介します。

ゲーム以外でできる簡単なトレーニング

反射神経を鍛える場は、ゲームの中だけとは限りません。反応速度は特定の場面のみで発揮される能力ではなく、日々の刺激の積み重ねで養われる力だからです。

落ちてくる物をつかむ練習や、卓球やバドミントンのように瞬時の判断が求められるスポーツは、その代表例です。信号が変わる瞬間を意識して見るといった小さな工夫も、立派な練習の一部になります。

日常の動作を少し意識するだけでも、反射神経を鍛えるきっかけになります。

子供と一緒に楽しみながら鍛える方法

子供の反射神経を鍛えたいなら、遊びの延長として取り組める方法を選びたいところです。

練習という意識が強すぎると、子供にとっては負担になり、長続きしにくくなるからです。風船を落とさないように打ち合う遊びや、じゃんけんを使った反応ゲームなら、楽しみながら反応速度を鍛えられます。

親子で一緒に取り組めば競争心が生まれ、自然と繰り返したくなるでしょう。遊びを通じて体を動かす経験は、子供の反射神経を伸ばす土台になります。

継続しやすい習慣化のコツ

新しく特別な時間を作ろうとすると、忙しい日には後回しにされがちです。

そこで、日常生活の流れの中にトレーニングを組み込む発想が役立ちます。通勤や通学の途中で信号や標識の変化に注意を向けたり、家事の合間に簡単な反応ゲームを取り入れたりする方法があります。

すでにある生活の流れに練習を重ねることで、無理なく続けられるようになります。小さな工夫の積み重ねが、継続そのものを支えます。

反射神経を鍛えて試合で活かすために大切なこと

鍛えた反射神経を試合で発揮するには、練習の方向性を意識する視点が欠かせません。

反応速度だけでなく判断力も磨く

反応が速くても、判断を誤っていては良い結果に結びつきにくいものです。試合で反射神経を生かすには、反応速度と判断力を両方磨く必要があります。判断力を磨く練習には、次のような方法があります。

・試合の映像を見て次の展開を予測する練習

・味方との連携パターンを事前に決めておく練習

・複数の選択肢から最適な行動を素早く選ぶ練習

・練習後に自分の判断を振り返る習慣

反応速度と判断力の両方を鍛えることで、実戦で機能する力に育っていきます。

自己流の限界と第三者の視点の重要性

自分では最適だと思っている練習方法も、第三者の目には改善の余地が映ることが少なくありません。

反射神経は正しいトレーニングの積み重ねで伸ばせる一方、自己流の練習だけでは気づきにくい課題も残ります。反応速度は上がっているのに、実戦の立ち回りには生かしきれていないというケースもよく見られる例です。

現役プレイヤーによるコーチングを受けられるアフラスのようなスクールでは、反応速度を試合の中でどう生かすかまで指導を受けられます。

本気で上達を目指すなら、第三者の視点を取り入れる選択肢を検討する価値があるでしょう。

FPSを効率よく上達したい方は、プロ講師から学べるAFRASのFPSコースも参考にしてみてください。

あわせて読みたい: FPS(APEX・VALORANTなど)をプロ講師から学ぶ|AFRAS

効率よく上達するための環境づくり

反射神経を効率よく鍛えるには、練習に集中できる環境を整える視点も欠かせません。周囲の環境が整っていないと、せっかくの練習時間の効果が半減してしまう場合があります。

通信が安定したネット回線を用意する、反応しやすい感度に設定したマウスやコントローラーをそろえるといった工夫が挙げられます。

練習に集中できる静かな時間帯を確保することも、環境づくりの一部です。道具と時間の両方を整えることで、練習の効果を引き出しやすくなります。

正しいトレーニングでゲームの反射神経は鍛えられる!アフラスの無料体験へ

ゲームの反射神経は、目でとらえる速さ、判断のスピード、操作の正確さをそれぞれ鍛えることで、年齢や才能に関わらず伸ばせる力です。測定ツールで数値を確認しながら、無理のない範囲で練習を積み重ねれば、反応速度は着実に高まっていきます。

練習は一度に集中して行うより、日々の生活の中に組み込んで続ける姿勢が結果につながります。取り組む環境や習慣を整えることも、上達を後押しする要素のひとつです。

アフラスでは、小学生から高校生までを対象に、eスポーツを習い事として学べる環境を整えています。ゲームの上達だけでなく、ゲームとの付き合い方や考え方も学べることが特徴です。

全国各地に教室があるため、反射神経を活かしてゲームをもっと上達させたい方は、アフラスでeスポーツを学んでみてください。

監修者

堀川 宣和
星城大学 経営学部 准教授 / 京都eスポーツ協会 会長

京都大学大学院経済学研究科博士後期課程。

専門はeスポーツとマーケティング。

星城大学経営学部の講師としてeスポーツにおける地方創生と教育の関係を研究、eスポーツマネジメントのプログラムの立ち上げ、運営を行う。総勢6,000人以上を指導した経験を持つ。

京都eスポーツ協会会長、学生eスポーツ(SeS)、中部学生eスポーツ協会の顧問などを務め、行政、企業、学校など関係各方面に働きかけ、eスポーツの普及活動を精力的に続けている。京都府とApex Legendsやフォートナイトの大会を開催するなど、自治体との連携も積極的に行っている。

「子供の成長はeスポーツで飛躍する」を出版、eスポーツをテーマとした研究、論文を発表するなど、学術的な分野でも活躍している。

著書:子供の成長はeスポーツで飛躍する!( 1万年堂出版)

出演番組:知多半島eスポーツ部(メディアスチャンネル)