お子さんがヘッドセットをつけて、画面の向こうの誰かと楽しそうに話している様子を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
その姿を見て、「知らない人と話していないだろうか」と心配になったことはありませんか。
ボイスチャットは、設定とルールを整えれば、危険を減らしながら使える機能です。起こりうるトラブルには決まった型があり、事前に知っておけば防ぎやすくなります。
この記事では、4つのトラブルと設定の考え方、家庭のルール、相談先までをお伝えします。「禁止するしかないのでしょうか?」と迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
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子供のボイスチャットはなぜ心配されるのか

ボイスチャットは、声で気軽に会話できる便利な機能です。一方で、相手の顔が見えず、大人の目も届きにくいという特徴があります。
ゲーム内ボイスチャットの仕組みと使われ方
ボイスチャットとは、ゲームをしながらインターネット越しに声で会話できる機能のことです。ヘッドセットやゲーム機のマイクを使い、同じゲームの仲間と作戦を伝え合います。
フォートナイトやロブロックスのように、友達と協力して遊ぶゲームでは、ごく自然に使われています。電話のような感覚で雑談もできるため、子供にとっては教室や公園の延長のような場所です。
テキストチャットより大人が気づきにくい理由
文字のやり取りなら、あとで画面を見返すことができます。ところが声の会話は、話した端から消えてしまいます。
ヘッドセットをつけていると、保護者に聞こえるのはお子さんの声だけで、相手の言葉は分かりません。ゲーム機にも会話の記録は残りにくく、何を話したのか確かめる手段がほとんどないという事情があります。
この「見えにくさ」が、保護者の不安の背景にあります。
子供が使い始めるきっかけと年齢の傾向
きっかけの多くは、友達からの誘いです。「みんなボイチャしているから」と言われ、仲間に入りたくて使い始める場面を思い浮かべてみてください。
小学校高学年から中学生にかけて、友達と同じゲームで遊ぶ機会が増え、使い始める子も増える傾向にあります。オンラインゲームをきっかけにした被害では、小学生の被害児童数が年々増えているという指摘もあります。
利用できる年齢の条件は、各ゲームの公式情報で最新の内容を確認してください。
出典:https://kyoto-kosodatepia.jp/info/info_28474/
実際に起こりうる4つのトラブル

ボイスチャットで起こりうるトラブルは、大きく4つに分けられます。どれも特別な出来事ではなく、身近なゲームで起こりえるものです。
知らない人との接触・誘い出し
同じゲームで遊んでいるという共通点は、相手への警戒心を弱めやすいといわれています。大人が同年代の子供を装って近づき、ゲーム外の通話アプリへ誘ったり、会う約束を持ちかけたりする手口が紹介されています。
「ゲームが上手で優しいお兄さん」のような存在に、子供が憧れてしまうこともあります。名前や年齢が本当とは限らないという点を、まず家庭で共有しておきたいところです。
出典:https://www.secom.co.jp/kodomo/m/20250807.html
声や生活音からの個人情報の流出
声そのものにも、さまざまな情報が含まれています。年齢や性別が伝わるほか、会話の何気ない一言が手がかりになることもあります。
具体的には、学校での出来事、背景に入るチャイムの音、家族が呼ぶ声などが挙げられます。住んでいる地域や家庭の様子を推測する材料になりえます。
本人に悪気がなくても、少しずつ情報が積み重なっていく点に注意が必要です。会話を録音されて、声が別の場所に出回る可能性もゼロではありません。
暴言・いじめなど言葉によるトラブル
対戦ゲームは勝ち負けが絡むため、言葉が荒くなりやすい場面があります。知らない相手から暴言を受けたり、友達同士でも「下手」と責められたりして、子供が傷つきやすくなります。
「協力しないなら一緒に遊ばない」と言われ、断れなくなる例もあります。ゲームの中の関係が学校生活にまで影響しかねない点が、やっかいなところです。
アイテム交換を装った詐欺・アカウント乗っ取り
「レアなアイテムをあげる」と声をかけ、IDやパスワードを聞き出す手口があります。無料特典をうたって個人情報の入力を促したり、ゲーム内通貨の貸し借りを持ちかけたりする例も見られます。
アカウントを乗っ取られると、勝手な課金や大切なデータの消失につながるおそれがあります。子供には「IDとパスワードは、親友にも教えない」と伝えておくと、判断しやすくなるのでおすすめです。
ゲーム機・タイトル別の安全設定のやり方

設定は、ゲームごと、ゲーム機ごと、スマホやPCごとに分かれています。ここでは考え方の全体像をお伝えします。
細かい操作は更新されやすいため、各ゲーム・機器の公式ヘルプで最新の手順を確認してください。
フォートナイトなど人気タイトルのボイスチャット設定
多くの人気タイトルには、ボイスチャットを「オフ」「フレンドだけ」「全員」のように切り替える設定があります。保護者がお子さんのアカウントの機能を制限できる仕組みを、用意しているタイトルも見られます。
ただし、画面の名称や手順は、アップデートで変わることがあります。具体的な操作は、各ゲームの公式ヘルプで最新の手順を確認してください。
まずは「相手を限定する」か「オフにする」かを決めるところから始めると、迷いにくくなります。
Switch・PlayStationのペアレンタルコントロール
ペアレンタルコントロールとは、保護者が子供のゲーム機の使い方を管理する機能のことです。機種や世代によって異なりますが、次のような項目を管理できる場合があります。
- 遊べる時間の上限
- 年齢に合わせたソフトの制限
- フレンドとのチャットなどの制限
- 課金や購入の制限
項目の有無や名称は機器ごとに違うため、公式ヘルプで最新の手順を確認してください。お子さんの年齢に合わせて、どこまで制限するかを親子で話し合って決めましょう。
スマホ・PCゲームでボイスチャットをオフにする方法
スマホやPCのゲームでは、ゲームの設定画面でマイクをオフにするのが基本です。もうひとつの方法として、端末側でアプリごとにマイクの使用を許可しない設定もあります。
ゲーム側と端末側の両方で止めておけば、設定の見落としを防げます。手順は機種やOSのバージョンで異なるため、公式ヘルプでご確認ください。
設定をしても抜け道が残るケースと確認の習慣
設定は一度すれば終わり、とは言えません。お子さんが別のアカウントを作ったり、ゲーム外の通話アプリで会話を始めたりすると、制限が届かなくなります。
アップデートで、設定が初期の状態に戻ることもあります。そこで、月に1回など決まったタイミングで、親子一緒に見直す習慣をつくってみてください。
下の表のように、確認する場所を分けると整理しやすくなります。
| 確認する場所 | 見るポイント |
|---|---|
| ゲーム内の設定 | ボイスチャットの相手の範囲、フレンド申請の受け付け |
| ゲーム機・端末の機能 | ペアレンタルコントロール、マイクの使用許可 |
| ゲーム外のアプリ | 通話アプリやSNSの登録、連絡先の交換 |
| 親子の会話 | 困ったことはないか、知らない相手はいないか |
ゲームとの付き合い方は、信頼できる大人と一緒に学ぶと身につきやすくなります。アフラスでは、プロプレイヤーでもある講師がマンツーマンで教えます。アフラスには、お子さまのためのキッズ・ジュニアコースもあります。
禁止せずに安全に使うための家庭のルール作り

禁止してしまうと、友達の輪から外れたり、隠れて使い始めたりする心配があります。そこで、使い方を親子で決めるルールのつくり方を紹介します。
話す相手を「知っている友達だけ」に限定する
基本のルールは、ひとつだけです。ボイスチャットで話すのは、実際に会ったことのある友達だけと決めます。
何度も一緒に遊んで仲良くなっても、会ったことがなければ「知らない人」として扱うと、具体的に伝えておきましょう。相手をフレンドだけに絞る設定と組み合わせると、ルールが守りやすくなります。
学校の友達以外と遊びたいときは、保護者に相談してから、という約束にすると柔軟に対応できます。
名前・学校・住所を話さないなど話題のルール
話題にもルールがあると、うっかりを防げます。次のような内容は、ボイスチャットで話さないと決めておきましょう。
- 本名や、ニックネーム以外の名前
- 学校名や学年、クラス
- 住んでいる地域や、よく行く場所
- IDやパスワード、メールアドレス
- 顔が分かる写真を送る約束
なぜ話さないのかも一緒に説明すると、お子さんが納得しやすくなります。
リビングで使う・時間を区切るなど環境のルール
使う場所は、リビングなど家族の目が届く場所にしてください。自分の部屋でドアを閉めて遊んでいると、トラブルの兆しに気づくのが遅れます。
時間も、「平日は1時間」「夜9時まで」のように、家庭ごとに決めておくと安心です。スピーカーで会話が聞こえる状態にする方法もありますが、監視にならないよう、お子さんの気持ちも尊重して話し合いましょう。
困ったときにすぐ相談できる関係のつくり方
どれほど設定を整えても、すべてを防ぐことはできません。大切なのは、困ったときに、お子さんが自分から話してくれることです。
相談したら怒られる、ゲームを取り上げられると感じれば、子供は隠してしまいます。まずは「話してくれてありがとう」と受け止め、安全の確保を最優先にすると約束しておきましょう。
画面を隠す、急に口数が減るなどの変化があれば、責めずに声をかけてください。
トラブルが起きてしまったときの対処と相談先

万が一のときは、慌てずに順番に動くことが大切です。ここでは、初動、運営への通報、公的機関への相談の流れをお伝えします。
まずやるべき初動(記録・通話の停止・通報)
まずはお子さんを責めず、安全を確保します。そのうえで、次の順に動いてください。
- 通話を止め、相手とのやり取りをやめさせる
- 画面のスクリーンショットや相手のユーザー名、日時を記録する
- 相手をブロックし、ゲーム運営に通報する
- 連絡先の交換や、会う約束がなかったかを確認する
- IDやパスワードを伝えていたら、すぐに変更する
記録は、あとの相談で役立ちます。消してしまう前に、必ず残しておいてください。
ゲーム運営への通報とブロックの方法
多くのゲームには、相手を通報したり、ブロックしたりする機能があります。ブロックをすれば、その相手の声や申請が届かなくなります。
通報すると、運営が内容を確認し、対応を検討する仕組みが一般的です。通報の場所は、プレイヤー一覧の画面や、ゲーム機のフレンド機能などに用意されています。
具体的な操作は、各ゲーム・機器の公式ヘルプで最新の手順を確認してください。
平時のうちに、通報ボタンの場所を親子で確かめておくと、いざというときに慌てずに済みます。
警察や公的機関に相談したほうがよいケース
運営への通報だけで終わらせず、早めに警察や公的機関へ相談したほうがよいケースがあります。会う約束をしている、性的な話題や画像を求められた、脅された、お金や個人情報を要求された、といった場合です。
警察の相談専用電話「#9110」や、お住まいの自治体、学校の窓口が相談先になります。身の危険を感じるときは、ためらわずに110番へ連絡してください。
親子でオンラインゲームと上手に付き合うために

設定やルールに加えて、保護者がゲームを知ることや、子供が自分で判断できるようになることも欠かせません。最後に、長い目で見た付き合い方を考えてみましょう。
保護者が最低限知っておきたいゲームの基礎知識
ゲームに詳しくなくても、押さえておきたいのは3点だけでかまいません。遊んでいるゲームの名前、ボイスチャットやフレンド機能の有無、そして誰と遊んでいるかです。
お子さんに「どんなゲーム?」「教えて」と聞くのが、いちばん手軽な方法です。可能であれば、横で見たり、一緒に遊んだりすると、会話の雰囲気がつかめます。
ゲームを知ろうとする姿勢は、そのまま相談しやすさにつながります。
子供自身が判断する力を育てる声かけ
ルールで縛るだけでは、見ていない場所で守られないことがあります。そこで、「もし知らない人から『会おうよ』と言われたらどうする?」と、場面を想定して聞いてみてください。
お子さんに答えを考えてもらい、「それはやめておこうね」と一緒に確かめます。「嫌だなと思ったら、すぐに抜けていいよ」と、断ってよいことを伝えておくことも大切です。
判断する力は、一度の説教ではなく、繰り返しの会話で育っていきます。
安全面も含めて学べる環境を選ぶという考え方
家庭でできることには、どうしても限りがあります。そこで、ゲームを習い事として学べる環境を選ぶという考え方があります。
大人の目が届く場所で、同じ年代の仲間とゲームに取り組めば、知らない相手と接触する心配を減らしながら、好きなことを伸ばせます。アフラスのように、小学生から高校生までを対象に、ゲームの上達だけでなく、付き合い方やコミュニケーションの取り方まで学べる場もあります。
ルールや設定を整えても、安心して続けられるかどうかは、周りの大人の関わり方にも左右されます。気になる方は、無料体験で雰囲気を確かめてみるのもひとつの方法です。
子供のボイスチャットは設定と家庭のルールで守りアフラスで楽しく学ぼう

子供のボイスチャットには、知らない人との接触や個人情報の流出など、4つのトラブルが起こりえます。ただし、相手を限定する設定と家庭のルールを組み合わせれば、禁止せずに危険を減らせます。
設定は一度で終わりにせず、親子で定期的に見直してください。そして何より、困ったときに話してもらえる関係を保つことが大切です。
アフラスでは、年長から社会人までを対象に、eスポーツを習い事として学べる環境を整えています。ゲームの上達だけでなく、ゲームとの付き合い方や考え方も学べることが特徴です。
全国各地に教室があるため、お子さんが安心してゲームに取り組める環境を探している方は、アフラスの無料体験でスクールの雰囲気を確かめてみてください。
アフラス生徒の声
体験レッスンを受けた際に、マンツーマンで丁寧に教えてくれている様子を見て、「ここなら安心して通えそう」と感じたことが決め手です。
本八幡校・小学生(生徒の声を読む)
最初は講師さんとのやり取りなどでとても緊張していましたが、レッスンを重ねるうちに自然とコミュニケーションが取れるようになり、特にコミュニケーション力が身に付いたと感じています。
仙台校・10代(生徒の声を読む)
