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コラム

eスポーツを題材にした映画6選!PLAY!・リアルタイム将棋バトルなどあらすじも紹介

eスポーツ全般

ファンタジーやホラー、サスペンス、ラブコメなど、映画はさまざまな題材を用いたストーリーで観客を楽しませる娯楽です。そんな映画ジャンルのなかに、eスポーツも含まれていることをご存知でしょうか。

まだ数は多くありませんが、海外ではeスポーツを題材にした映画もいくつか見受けられます。そして、2024年には日本で初めてeスポーツを題材にした映画が制作されたことも話題になりました。

この記事では、eスポーツを題材にした映画を紹介します。あらすじや注目のポイントも紹介しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

海外ではeスポーツ映画が製作されている

eスポーツは世界的に人気のある競技です。海外では高校や大学でeスポーツを学ぶことができたり、メディアなどでも積極的に取り上げられたりするなど、eスポーツが浸透する土台が既に完成しつつあります。

先進国のなかでは日本はeスポーツへの理解・周知が随分遅れていると言われており、そのためメディアにおいては未だ取り扱われる機会が少なく、eスポーツを題材にした映画と聞いてピンとくる人は少ないでしょう。

海外では、eスポーツを新しいスポーツ文化として受け入れ、魅力や面白さを伝えるべく映画化しているケースも少なくありません。そして、eスポーツの映画を見た人が、その面白さに興味を持ち、競技人口が増えていきます。

日本でもメディアによるeスポーツの浸透が必要だと言われており、eスポーツを扱う映画やドラマ、アニメなどの制作に大きな期待が寄せられているのが現状です。

2024年日本初のeスポーツ映画「PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」が完成

eスポーツへの理解・周知に長年遅れをとっている日本ですが、ついに2024年日本の映画史上初めて、eスポーツを題材にした映画が完成したことで話題となりました。

「ロボコン」「武士道シックスティーン」などの監督を務めた古厩智之氏がメガホンをとり、若手実力派俳優・奥平大兼と鈴鹿央士をW主演に起用している「PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」。

同作品はひょんな事からeスポーツチームを結成する3人の高校生の青春映画です。スポーツ映画とは思えない力の抜けたタイトルですが、eスポーツを通じて成長する3人の高校生と周囲の人々の変化に胸が熱くなること間違い無しの作品として人気があります。

PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~のあらすじ

主人公の郡司翔太(奥平大兼)は金髪がトレードマークのやんちゃ系男子高校生。ある日、校内で見かけた「全国高校eスポーツ大会メンバー大募集」というポスターに興味を持ったのが物語のスタートです。

ポスターを作成したのは、怪我により有望なバスケットボールプレイヤーとしての道を諦めざるを得なかった、同じく主人公の田中達郎(鈴鹿央士)でした。

二人はeスポーツ大会への出場、しいては全国大会出場を目指し、残るメンバーとして小西亘(小倉史也)を誘い、eスポーツにハマっていくという王道青春ストーリーです。

PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~の見所

同作は王道なスポコンものである一方、現代の若者の心情を丁寧に描いている点が高く評価されています。特に不自由なく、大きな不満を抱えている訳ではないけれど、どこか満たされない毎日を過ごしている、そんな気持ちを持っている人に強く共感できる作品です。

タイトルの「勝つとか負けるとか、どーでもよくて」のとおり、勝ちに絶対的にこだわる訳ではないけれど負けたくはない、といった現代の若者の気持ちを代弁しつつ、段々とeスポーツに夢中になっていく様子が「こうありたかった青春時代」を感じさせてくれるでしょう。

eスポーツという日本ではまだ根付いていないスポーツを題材にすることで、周囲に「ゲームをしているだけ」と誤解される現状やeスポーツの競技性の高さなどもよく伝わる作品になっています。

PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~でプレイしているゲームタイトル

PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~では、サッカー風アクションスポーツゲーム「ロケットリーグ」をプレイしています。

ロケットリーグはeスポーツ大会のタイトルとしても選出されることが多い人気作です。

ロケットカーという乗り物を操作して行うサッカーゲームであり、通常のサッカーとは違ったスポーツゲームとして競技性が高く評価されています。

PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~は実在するモデルがいるって本当?

PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~は、実在する高校のeスポーツ部がモデルになっていると言われています。

モデルとなったのは、徳島県の国立阿南工業高等専門学校のeスポーツ研究会です。

阿南工業高等専門学校のeスポーツ研究会では運営部門とアスリート部門の2部門が活動しています。ロケットリーグ、リーグオブレジェンド、フォートナイト、APEX、ヴァロラントなど、eスポーツの全国大会などで扱われているメジャータイトルを部活動のメインタイトルとしています。

実際に、全国高校eスポーツ選手権などで輝かしい成績を収めており、eスポーツ強豪校と言ってもよいでしょう。高校eスポーツ界隈でも先進的な活動が高く評価されているeスポーツ名門校です。

他にもある!eスポーツを題材にしたおすすめ映画5選

日本では初めてeスポーツを題材にして話題になったPLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~ですが、世界にはすでにeスポーツを題材にした映画がいくつもあります。

今回は特におすすめの5作品を紹介します。

1.eスポーーーーツリアルタイムバトル将棋EDITION

「PLAY!~勝とか負けるとかは、どーでもよくて~」に続いて、日本で制作されたeスポーツを題材にした映画が「eスポーーーーツリアルタイムバトル将棋EDITION」です。

男性プレイヤーの多いeスポーツですが、本作の主人公は将棋のプロを目指す女子高校生です。スランプに陥った主人公が出会ったのは元プロ棋士で現eスポーツプレイヤーのGと名乗るお爺さんでした。

Gと共に実在するタイトル「リアルタイム将棋バトル」をプレイする事で成長していくハートフル青春ストーリーです。

映画のキーマンとなるGを演じているのが、元プロボクサーの赤井英和であることでも大きな話題になっています。また、リアルタイム将棋バトルで実際にプロeスポーツプレイヤーとして活躍している鷺宮ローラン本人が本作に出演している点についても注目してみてみてください。

映画は2024年10月11日から公開されています。

2.ALIVE HOON(アライブ フーン)

「ALIVE HOON」はeスポーツをメイン題材としている作品ではありませんが、プロeスポーツプレイヤーとしてレーシングゲームで頂点に立った主人公が、実際のドリフトレースに挑むという内容です。

これまでゲームのなかで行ってきたことを、現実にできるのか?主人公はプロドリフトレーサーへの転向を成功させるのか?と見所が盛りだくさんの作品と言えます。

本作はどちらかと言えば、実際のカーレース好きに人気が高く、ドリフトの描写などはドリフト競技のチャンピオン達が実演していることで話題になりました。大迫力のカースタントはCGを一切使用していないのが信じられないほどスリリングな映像として完成しています。

主演には野村周平、ヒロインに吉川愛など、豪華キャストで構成されている注目映画です。本作は各配信サイトなどで視聴できるため、チェックしてみてください。

3.Good Game: The Beginning

本作は母親と妹を支えるために地道に働いていた主人公が、eスポーツの才能を見出されプロチームに勧誘される王道ストーリーです。

実在するゲームタイトル「リーグオブレジェンド」をプレイしており、純粋なゲームファンからも注目されました。2018年に公開されたトルコ映画で、日本で公開されたかどうかはわかりません。過去にネットフリックスなどの配信サイトでは、配信されていたようです。

本作が制作されたトルコはeスポーツ強豪国のひとつであり、人気ゲーム「ヴァロラント」が生まれた国でもあります。eスポーツ強豪国だからこそ、eスポーツをテーマにした映画が人気を博したようです。

4.1UP

「1UP」は、カナダで制作されたコメディスポーツ映画。同作は女性が主人公の映画です。

大学のeスポーツサークルに入部した女性主人公ですが、サークル内はほとんど男性で構成されていました。それでもeスポーツに取り組みたい一心で活動していた主人公ですが、男性メンバーからの差別に怒りと悔しさを覚え、ついに女性だけのeスポーツチームを結成することを決めます。

徐々に増えてきたとはいえ女性プレイヤーの少ないeスポーツ界隈で、女性チームによる全国大会優勝を目指す様子をコメディータッチ溢れる作品に仕上げています。

5.All Work All Play

同作は、eスポーツ業界の裏側やプロプレイヤーの真実を描いたドキュメント映画です。2015年の公開作品ですが、当時世界で徐々に盛り上がりを見せていたeスポーツをさらに周知・浸透させる一作になったと話題になっていました。

特にeスポーツについて「スポーツとは思えない」「結局ゲームをしているだけでしょう?」と思っている人にこそ見て欲しい作品です。また、同作では強豪eスポーツチームCloud9やTeam SoloMidなどのインタビューも行われているため、eスポーツファンにとっても興味深い作品になっていると言えます。

eスポーツ映画で多くの人にeスポーツの魅力が伝わる

eスポーツを題材にした映画が広く親しまれることは、eスポーツの周知や理解に繋がります。映画を見た人が「eスポーツってこんなスポーツなんだ」「思っていた様子と違う」「おもしろそう」と思ってくれることで、日本のeスポーツ業界はもっと盛り上がっていくことでしょう。

ぜひ、eスポーツファンもそうではない方も、1度eスポーツを題材にした映画を見てみてはいかがでしょうか?

AFRAS(アフラス)はeスポーツを教えるゲーミングスクールです。eスポーツを初めてプレイする人から上級者までさまざまな人にeスポーツを学んでいただけます。

授業はプロeスポーツプレイヤーによるマンツーマンで行われるため、自分のペースで自分の学びたいことを集中的に取り組むことも可能です。

eスポーツのスキルを上げたい方は、ぜひAFRASをチェックしてみてください。