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コラム

ゲームは子どもの能力開発につながる?育つ能力や注意点を解説

習い事

子どもの才能を引き伸ばすには、さまざまな教育をする必要があります。

しかし、当の本人はゲームばかりで何も成長していないような気がする、と心配になる親御さんもいるのではないでしょうか。

実は、ゲームは子どもの能力開発に注目する動きが広がっており、取り組み方によっては決して無駄にはならない時間になることがわかっています。

そこで今回は、ゲームは子どもの能力開発につながるのか、育つ能力や注意点についてご紹介します。

子どもの能力開発とは?

能力開発とは、子どもが本来持っている力を引き出す、あるいは新しい能力を身につけ、伸ばしていく・成長させていくことを指します。

勉強ができるようになるだけが能力開発ではなく、考える力やコミュニケーション能力、挑戦する姿勢など、将来の人生に役立つさまざまな力を育てることも能力開発の一つです。

実際、学校教育でも自分で考えて行動する力を養う授業も導入されつつあります。

そのため、多くの保護者が子どもの能力をどのように伸ばせばよいのかに関心を持っているはずです。

子どもの能力開発を行う意味

子どもの能力開発を行う目的は、将来の選択肢を広げることにあります。

子どもは成長する過程でさまざまな可能性を秘めているものの、経験する機会が限られていると、自分の得意なことや興味のあることに気づけない場合も少なくありません。

例えば、スポーツを通じてリーダーシップを発揮する子もいれば、ゲームやプログラミングをきっかけに論理的思考力を伸ばす子もいるでしょう。

この経験や出会いを増やし、自分に合った生き方を見つけるために能力開発を行うことがおすすめなのです。

また、能力開発は単に特定のスキルを身につけることだけが目的ではありません。

新しいことに挑戦する姿勢や、自ら考えて行動する力を育てることも重要な役割です。

変化の激しい現代では、知識だけでなく学び続ける力や課題を解決する力が求められています。

子どもの頃から多様な経験を積み、自分の可能性を広げることが、将来の豊かな人生につながると考えられています。

認知能力と非認知能力

子どもの能力開発を考えるうえで、「認知能力」と「非認知能力」という考え方がよく使われます。

認知能力とは、テストの点数や成績などで比較的測定しやすい能力のことです。

  • 記憶力
  • 読解力
  • 計算力
  • 判断力
  • 問題解決能力

一方で、非認知能力は数値で測りにくい能力を指します。

  • 自己肯定感
  • 主体性
  • 継続力
  • 忍耐力
  • 協調性
  • コミュニケーション能力

近年は、将来の学力や社会的成功において非認知能力が重要な役割を果たすことが分かってきました。

そのため、勉強だけではなく、さまざまな経験を通して認知能力と非認知能力をバランスよく育てることが大切だと考えられています。

ゲームは子どもの能力開発につながるのか?

保護者の世代的には、ゲームを娯楽として捉えている方も多く、子どもの能力開発とは無縁のように思えるかもしれません。

では、ゲームは子どもの能力開発につながるのか、深掘りしていきましょう。

ゲームにも学びの要素がある

取り組むゲームによっては、娯楽以上の学びの要素がある点をまずは理解してください。

例えば、マインクラフトのようなサンドボックスゲームでは、自分で目標を設定し、必要な素材を集めながら建築や冒険を進めます。

その過程では計画力や創造力、問題解決能力が求められるでしょう。

また、対戦ゲームでは状況を分析しながら最適な行動を選択する必要があります。

限られた時間の中で選択を繰り返すため、思考力や判断力を鍛えられるのです。

実際に子どもたちは遊んでいる感覚で取り組みながら、多くの試行錯誤を経験しています。

上記のような体験が、能力開発につながる要素の一つと考えられています。

世界中で研究が進んでいる

ゲームと能力開発の関係については、世界中の研究機関や大学で調査が行われています。

例えば、アクションゲームのプレイ経験者は注意力や空間認識能力が高い傾向があることを示した研究や、戦略ゲームが問題解決能力の向上に役立つ可能性を示した研究などが報告されています。

また、台湾の小学生267名を対象にした研究では、デジタルゲームの利用が創造的思考や問題解決能力に良い影響を与える可能性が示されました。

もちろん、すべての研究がゲームの効果を肯定しているわけではありません。

プレイ時間やゲームとの付き合い方によって結果が変わることも分かっています。

そのため近年は、「ゲームは良い・悪い」で判断するのではなく、「どのように活用するか」が重要だという考え方が広がっています。

遊びと学習は対立するものではない

「遊び」と「学習」は別のものだと思われがちですが、子どもの成長においては密接な関係があります。

実際、子どもは遊びを通じてさまざまなことを学びます。

鬼ごっこではルールを理解し、友達とのやり取りからコミュニケーションを、積み木遊びでは創造力や空間認識能力が育まれるでしょう。

上記をふまえると、ゲームに対しても同様の学びが得られると考えられるはずです。

目標達成のために考えたり、失敗から学んだり、仲間と協力したりする経験は、従来の遊びと共通する部分が多くあります。

だからこそ、ゲームを単なる娯楽として捉えるのではなく、子どもの成長につながる体験の一つとして考える視点も大切だと言えるでしょう。

ゲームで伸びやすい認知能力

認知能力は、知識の理解や情報処理などに関与する能力で、ゲームによって伸びやすいのは以下の4点です。

  • 問題解決能力
  • 判断力
  • 記憶力
  • 空間認識能力

では、それぞれの能力について詳しく見ていきましょう。

問題解決能力

問題解決能力とは、課題やトラブルに直面した際に、原因を考えながら解決策を見つけ出す力のことです。

ゲームでは、「どうすればクリアできるのか」「なぜ負けたのか」といった課題に何度も向き合うため、自然と問題解決能力が鍛えられます。

例えば、対戦ゲームでは相手の戦略の分析や自身の使えるスキルを把握し、自分なりの対策を考えるなどです。

このような試行錯誤の積み重ねは、学校の勉強や日常生活で課題に直面した際にも役立つ可能性があります。

判断力

判断力とは、状況を把握したうえで適切な選択を行う力です。

特に対戦ゲームやアクションゲームでは、一瞬の判断が結果を大きく左右するため、多くの選択肢の中から最適な行動を選択する力が身につきます。

判断に失敗すると結果としてすぐに現れるため、「なぜ失敗したのか」を振り返る機会も生まれます。

自分は何をすべきなのかの判断は、日常生活において多く存在するので、ゲームを通して鍛えておくのは効率的な能力開発と言えるでしょう。

記憶力

ゲームは脳の前頭前野を活性化させて、記憶力を鍛える側面もあわせもちます。

例えば、マップの構造やアイテムの効果、相手の行動パターンなどを記憶する場合、短期および長期記憶をしなくてはならず、自然と前頭前野が活性化します。

また、戦略性の高いゲームほど、過去の経験や知識を活かす機会が増えるため、記憶力の鍛錬が可能です。

さらにゲームは単純に記憶するだけではなく、覚えた内容を状況に応じて使い分ける力も必要なので、自分の持っている知識・技術w応用する力が身につきやすい点も特徴です。

空間認識能力

空間認識能力とは、物体の位置や距離、方向などを正確に把握する力のことです。

3Dゲームやアクションゲームでは、キャラクターの位置関係や周囲の状況を瞬時に理解しながら行動する必要があります。

目的地までのルートを考えたり、障害物を避けたりする場面も少なくありません。

こうした中で養われた空間認識能力は、スポーツや運転、理数系分野の学習などにも活きるでしょう。

ゲームで伸びやすい非認知能力

非認知能力はテストの点数や偏差値のように数値では測りにくい能力のことで、ゲームにおいては以下の4点が鍛えられます。

  • 行動力
  • 継続力
  • 自己効力感
  • コミュニケーション能力

では、ゲームで伸びやすい非認知能力についても見ていきましょう。

行動力

行動力とは、自分で考えたことを実際の行動に移す力です。

ゲームでは、「この方法を試してみよう」「新しいキャラクターを使ってみよう」など、失敗しても大きなリスクがないからこそ、気軽に行動を起こしやすい環境が整っています。

特にオンラインゲームやeスポーツでは、自ら作戦を立てたり、仲間に提案したりと、受け身でいるだけでは結果につながりにくいシーンが多いです。

そのため、自発的に動く習慣が身につき、自然と行動力が養われます。

行動力が鍛えられると、自発的に考えて行動する子どもになれるので、将来の選択肢が広がりやすい人生を送りやすくなるでしょう。

継続力

継続力とは、目標に向かって努力を続ける力のことです。

ゲームでは、続けることで得られる報酬や身に付くスキルがあるので、自然とやり抜くことで得られるメリットを理解できます。

勉強やスポーツよりも短期間で成果が得られる点には注意が必要ではあるものの、継続力の基礎を身につけるには最適だと言えるでしょう。

自己効力感

自己効力感とは、「自分ならできる」という自信や感覚を指します。

子どもが新しいゲームに挑戦した際、最初から上手くできることはほとんどありません。

しかし、何度も挑戦する中で課題を乗り越えられるようになると、自分の成長を実感できます。

例えば、クリアできなかったステージを突破できたり、対戦で勝てるようになったりすると、「頑張ればできる」という感覚が生まれます。

このような成功体験の積み重ねは、ゲーム以外の場面でも挑戦する意欲を高める要因になるでしょう。

自己効力感が高い子どもほど、新しいことに前向きに取り組みやすいと考えられています。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、相手の考えを理解しつつ、自分の意思を伝える力です。

近年のゲームは、オンラインで仲間とコミュニケーションを取りながらプレイするものが多く、複数人で会話をする機会が多くなります。

また、勝利を目指すチームゲームでは、自身の意思を言語化して端的に伝えるシーンも見受けられます。

こうしたコミュニケーション能力は、学校生活や会社などの集団生活で行動する上で必要な能力です。

不特定多数のフレンドとゲームで遊ぶことは、自然とコミュニケーション能力が鍛えられる要素になります。

なぜゲームは能力開発につながりやすいのか

なぜゲームは能力開発につながりやすいのか、という疑問を持つ保護者の方も多いでしょう。

ゲームは以下の要素がある点から、能力開発につながりやすいと言えます。

  • 自分で考える場面が多い
  • 即座に結果が返ってくる
  • 試行錯誤を繰り返せる
  • PDCAサイクルを自然に回せる

それぞれの要素について詳細を解説します。

自分で考える場面が多い

ゲームでは、自分で判断し行動する場面が数多くあります。

例えば、「どのルートを進むべきか」「どの装備を選ぶべきか」「どのタイミングで行動するべきか」など、プレイヤー自身が考えての決断が必要です。

自分で考えて行動する機会が多くなるほど、問題解決能力や行動力、判断力が鍛えられます。

自分で考える場面が多いゲームは、能力開発の点で見ると最適なツールと言えるでしょう。

即座に結果が返ってくる

ゲームには、自分の行動に対する結果がすぐに返ってくるという特徴があります。

判断が正しければステージのクリア、対戦ゲームでは勝利できます。

一方で、判断を誤れば失敗や敗北という形で結果が現れるでしょう。

学校のテストや習い事では成果が見えるまで時間がかかることも少なくありません。

しかしゲームでは数秒から数分単位で結果を確認できるため、「なぜ成功したのか」「なぜ失敗したのか」を考えやすい環境が整っています。

結果と行動の因果関係を理解しやすいことも、能力開発につながる理由の一つと言えるでしょう。

PDCAサイクルを自然に回せる

ゲームはPDCAサイクルを自然に回せるのも、能力開発につながりやすいポイントです。

PDCAサイクルは、「計画(Plan)」「実行(Do)」「評価(Check)」「改善(Action)」の4つのプロセスを回すフレームワークです。

ゲームによって、計画を立てて実行し、何がダメで良かったのか、次にどうすれば良いのかというサイクルを回せると、さまざまな分野に応用ができます。

例えば、勉強の苦手分野を克服する方法や部活動でスタメンを確立する方法をPDCAサイクルによって見つける、などです。

他と比較して短期間で成果がわかるゲームだからこそ、PDCAサイクルを循環させる勉強になり、能力開発を伸ばすきっかけになります。

ゲームで能力開発をする際の注意点

単純にゲームをさせるのではなく、子どもの能力が伸びるようなやり方を、保護者の方が理解しなくてはいけません。

ここでは、ゲームで能力開発をする際の注意点について解説します。

プレイ時間の管理が必要

子どもにゲームをさせる場合、まずは保護者がプレイ時間を管理してあげることが重要です。

長時間のプレイによって、勉強時間や睡眠時間が削られてしまうのは本末転倒です。

限られた時間で最大限の能力開発が行えるよう、プレイごとの目標を決めるなどのサポートをしてあげましょう。

あくまで学校生活やプライベートを優先した中で、ゲームをするように見守ってあげてください。

年齢に合ったゲームを選ぶ

能力開発を目的にゲームを活用するのであれば、子どもの年齢や発達段階に合ったタイトルを選ぶのも重要です。

例えば、小学生低学年であれば創造力や思考力を育てやすいゲームが向いています。

一方で、高学年や中高生になると、戦略性やチームワークが求められるゲームから学べることも増えていくでしょう。

また、ゲームには対象年齢の目安が設定されているものもあります。

内容が過激だったり、コミュニケーション機能が充実していたりするゲームもあるため、保護者が事前に内容を確認しておきましょう。

保護者のコミュニケーションを忘れない

子どもにゲームをさせた後に、そのままコミュニケーションを取らないのは能力開発を行ううえで非効率です。

子どもはゲームの中でさまざまな経験をしており、会話の中で振り返りを行う場合があります。

そのため、保護者が子どもの振り返りをサポートする意味で、コミュニケーションをとってあげるのが大切です。

今日はどんなことができるようになったのか、何がダメでどう改善すれば良いのかなど、会話をしながらもPDCAサイクルが回るように促してあげてください。

ゲームだけに依存しない

いくらゲームで能力開発がしやすいと言っても、ゲームだけに依存しないよう注意しなくてはいけません。

ゲームには思考力や判断力、コミュニケーション能力などを育む可能性があります。

しかし、運動能力や実際の対人経験、自然体験などはゲームだけでは十分に得られません。

子どもの成長には、勉強やスポーツ、読書、友達との遊びなど、多様な経験が必要です。

ゲームはあくまでも能力開発を支える選択肢の一つで、さまざまな経験を組み合わせて能力を伸ばしていくものと考えるのが良いでしょう。

子どもの興味や個性に合わせながら、多様な学びの機会を作っていくことが大切です。

子どもの能力開発を目指すならeスポーツコーチングもおすすめ

ゲームには、子どもの能力開発につながる要素が数多くあります。

しかし、ただプレイするだけでは学びや成長につながりにくい場合もあります。

例えば、「なぜ負けたのか分からない」「何を改善すれば上達できるのか分からない」といった状態では、能力が伸び悩んでしまいます。

そこで注目されているのがeスポーツコーチングです。

eスポーツコーチングでは、ゲームの上達を目指すだけでなく、目標設定や振り返り、課題発見などをサポートしてもらえます。

その過程で、問題解決能力やコミュニケーション能力、主体性といったさまざまな能力を育むことが可能です。

また、近年は単純に「ゲームが上手くなるための習い事」ではなく、子どもの成長を支援する教育的な習い事としてeスポーツコーチングを取り入れる家庭も増えています。

能力開発を目的にゲームを活用したいと考えている保護者にとって、eスポーツコーチングは有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

eスポーツを活用して能力開発しよう!アフラスの無料体験へ

今回は、ゲームは子どもの能力開発につながるかどうかについて解説しました。目的を持ったゲームをプレイさせることで、認知能力・非認知能力が育てることができる点を理解してもらえたはずです。

ぜひ、今回の内容をもとに、保護者の視点から能力が伸びやすいようなゲーム環境を作ってあげてください。

AFRAS(アフラス)では、子どもの能力開発の一環としてeスポーツを始めたい方を歓迎しています。

マンツーマン授業で、自分にあったペースで楽しみながらeスポーツに触れることができます。

また、プロのeスポーツプレイヤーとして活躍する講師に指導を受けることで、プロのマインドを身近に感じられることでしょう。

自分にない考え方を知ることは、自分自身のなかに眠る能力を引き出すきっかけになる可能性もあります。

eスポーツで認知能力や非認知能力を鍛えつつ、自分だけが持っている秘められた能力を探してみてはいかがでしょうか。

監修者

久野 瑛稀
eスポーツスクールAFRAS 金山校 校長

eスポーツ、FPSゲーム歴10年以上。
複数の対戦型FPSゲームにおいて上位ランクを獲得し、一つのタイトルでは世界ランキング一桁、最高8位を記録。
プレイヤーとしての活動に加え、中部地方を中心にeスポーツ大会やイベントの企画・運営・開催を行っており、eスポーツチームと連携したプランニングを得意としている。また、eスポーツスクールの校舎長として、多くの生徒の実力向上を行っている。