行動力がある人には、ポジティブでアクティブなイメージを持っている人が多いでしょう。合わせて、有能なイメージを持つ人も少なくありません。
必ずしも行動力のある人が有能な訳ではありませんが、実際に有能な人は行動力のある人が多いことは事実です。行動力という言葉に隠された理由を知れば、有能なイメージを持たれる現状に納得することでしょう。
この記事では、行動力がどのような能力なのか分かりやすく解説します。合わせて、行動力のある人や行動力のない人の特徴、行動力を高める方法などについても紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
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行動力の定義とは

行動力とは、その名のとおり「行動する力」という意味です。ただし、この際の「行動」には以下の要素が求められます。
- 自分自身が考えた行動をとること
- 自発的にアクションを起こすこと
- 求める結果までやり続けること
- 計画性があること
誰かに指示された行動や促された行動ではなく、自分自身の考えや判断の元自発的に始まる行動を起こす力を行動力と呼びます。
勘違いされやすい「行動力」

定義や意味を知らなくても、何となく「行動力」というイメージできる人の方が多いでしょう。しかし、その「何となく」のせいで行動力を誤った能力だと勘違いしている人も少なくありません。
例えば、計画性なく始めた行動を何となく辞めてしまうことを「行動力」と呼ぶでしょうか。また、あれもこれもと複数の出来事に着手していて手一杯になってしまった状態を「行動力の結果」と評するでしょうか。
正しい行動力という能力の先には、必ず何らかの成果が見受けられます。緻密な計画の元、求める結果がでるまで、さまざまな困難を乗り越えながらすすむことを行動力と呼ぶのです。
行動力がある人にみられる6つの特徴

行動力のある人には、共通して以下の6つの特徴が見られます。
特徴1.目的を持って行動している
行動力のある人は、起こしたアクションに対して目標を設定していることが多いです。むしと、目標を先に立てたうえで行動計画を考えアクションを起こしているので、目標を立ててから実行に移している方が多いでしょう。
特徴2.さまざまなことに好奇心を持っている
行動力のある人は、失敗を恐れずに未知の分野に飛び込むことができる人が多いです。そのため、さまざまな事柄に対して好奇心を持てる人が多い傾向にあります。
特徴3.向上心や成長意欲が高い
行動力のある人は、目的を持ってアクションを起こすため結果と共に成果を求める人が多いです。成果を求める人は向上心や成長意欲が高い傾向にあります。出世したい、社会的地位を高めたい、などの社会的向上心だけでなく、自分磨きや充実した人生に対する成長意欲を持っている人も少なくありません。
特徴4.計画を立てるのが得意
行動力とは、計画のもとに行われる合理的な行動です。そのため、行動力のある人は計画力のある人とも言い替えることができます。目標までの道筋を合理的に計画することができる人は、行動力も兼ね備えているケースが非常に多いです。
特徴5.責任感を持って行動している
行動力のある人は、自分自身の行動に責任を持っているケースが多くみられます。行動に対して責任を自覚してアクションを起こせる人は周囲の信頼も得やすいです。そのため、管理職やリーダーなど人の上に立つ人は行動力を持っている人が多いと言えるでしょう。
特徴6.行動力のある人同士でコミュニティを築いている
行動力のある人は、同じく行動力のある人とのコミュニティを築いているケースが少なくありません。人は、人の行動に影響されるものです。コミュニティのなかに行動力のある人がいると、徐々に影響を受けて他の人も行動力を身に付けていくことがあります。
コミュニティに良い影響を与えることから、行動力のある人は社会的に求められる人材になりやすいです。
行動力がないと評価されるのはどんな人?

行動力がある人がいるなら、行動力がない人もいるでしょう。自分自身で自覚しているなら良いですが、なかには自分自身に行動力がないことを自覚していないケースもあります。
以下の特徴に当てはまる人は、周囲の人から「行動力がない」と評価されている可能性があります。
- 周囲の目を気にしてしまう
- 集団と異なる行動を極端に嫌がる
- 自分の意見を主張するのが苦手で周囲の意見に流されてしまう
- 行動できなかった時にまっさきに言い訳をしてしまう
- 物事に対して優先順位をつけるのが苦手
- 計画を立てるのが苦手
行動力の有無に性格は関係ありません。どちらかと言えば、ポジティブやネガティブといった物事の捉え方や考え方の方が大きく影響してきます。大人しい性格の人でも、自分の意見を曲げずに「やった方が良い」と思ったことを計画的に実行できる人はいますし、人見知りせず明るい性格の人でも「どうすれば良いか分からないし誰かがやってくれるだろう」と行動力のない人もいます。
行動力を高めるメリットとは

行動力を高めることで良い影響があるのは何となく理解できる人の方が多いでしょう。しかし、具体的にどのようなメリットがあるのか答えられる人は少なくありません。
続いては、行動力を高めるメリットを具体例と共に紹介します。
就職の際に自己PRできる
行動力のある人は、ない人に比べてさまざまな経験をしています。行動したことで得られたことや学んだことなどは、就職の際に自己PRとして主張することもできるでしょう。
行動力のある人材が社会で求められていることから、長所として捉えられやすく有利に働く可能性も高いです。
生産性が向上する
すでに社会で働いている人の場合、行動力を身に付けることで生産性を向上させる効果も期待できます。目標とする成果を得るために自主的に行動することで、業務効率がアップする可能性が高いです。
結果的に良い成果を上げられる人も多く、出世の道筋を開くことができることもあるでしょう。
自己研鑽できる
行動力のある人は、好奇心が強く失敗を恐れずに挑戦できる人が多い傾向にあります。行動力を高めることで、前向きなマインドが生まれれば、これまでに触れたことのない分野に挑戦できる可能性もあるでしょう。
行動した先に、これまで気付かなかった自分自身の可能性を見つけられるかもしれません。自分自身のスキルを磨き、自己研鑽することで、新たな道が開けることもあるでしょう。
自分自身を磨き、新しい道に進む人のなかに行動力のある人が多いのは、自己研鑽できる挑戦心を持っているからとも言えます。
新しいチャンスを掴める
これまでと違うアクションを起こすと、その先にいる人との関わりが生まれます。行動力のある人は、多くの人と出会い人脈を広げていく傾向にあります。
行動力を高めて人脈を広げることで、新しい出会いやチャンスを掴む機会も増えてくるでしょう。
【今日からできる】行動力を高める5つの方法

行動力を高めるメリットについて紹介してきたところで、続いては行動力を高める方法について紹介します。行動力を高めるには、自分自身の考え方や意識付けが何より重要です。
普段から思考を「行動力のある人の思考」に切り替える意識をし、行動力を身に付けていきましょう。
その1. 主体的に行動する
行動力のある人になるには、日々を主体的に過ごすことを意識しましょう。人に言われる前に、自分で判断し行動することをクセつけることで、自然に行動力を身に付けることができます。
その2.具体的に目標を設定する
行動力を高めるためには、日々の行動に目標を設定することが大切です。目標も漠然と「〇〇を頑張る」のようなものではなく、「勉強を〇時間する」「営業の電話を〇件かける」など、具体的に設定しましょう。
具体的な目標を立てることで、目標達成のために必要な行動が見えてくるはずです。あとは、達成に向けて行動を起こしていきます。毎日繰り返すことで、日常的に目標を立てる意識が身につき、行動力のための「目的」を持って日々を送れるようになります。
その3.優先順位を付けて行動する
無計画にアクションを起こすだけでは行動力があるとは言えません。そこに、得られる成果がなければポジティブな評価は得られないでしょう。
行動の末に成果を得られるようにするには、行動の順番を適切に判断することが重要です。何を先にすべきなのか、どれが後に回してもよい内容なのかを精査できる判断力を身に付けられるよう、日頃から物事に優先順位を付けるようにしてみてください。
その4.失敗を恐れずに行動する
行動力のない人に多く聞かれる意見に「行動して失敗したら恥ずかしい」というものがあります。もちろん、行動して失敗してしまえば失うものや恥ずかしい思いをしてしまうこともあるでしょう。
しかし、それらの失敗すらも経験にしていくことこそが、現代の行動力ある人材に求められています。
さらにいうと、失敗している人を見てあなたはどう思うでしょうか。その場面では憐れんだり同情したり憤ったりするかもしれません。けれど数時間後には、人の失敗を忘れて自分の成すべきことに取り組んでいませんか?
あなたの失敗を、周囲はあなたが思うほど記憶していません。
そう割り切って失敗を恐れずに行動できる人が、行動力を身に付けていくのです。
その5.行動を振り返る
自発的かつ主体的な行動を起こせたなら、成功しても失敗しても、必ず行動を振り返るクセをつけましょう。もっと効率の良い計画は立てれなかったのか、失敗の原因は何だったのか、と分析することで行動力はより優れた能力に磨かれていきます。
eスポーツで行動力を高めるトレーニングをするのもおすすめ

eスポーツは、コンピューターゲームで勝敗を競うスポーツです。他のスポーツとは異なる競技性から、さまざまな学習効果が期待されており、認知能力の向上効果や思考力トレーニングとしても注目を集めています。
そんななか、eスポーツには行動力を高める効果も期待できると言われ、自己研鑽の一環としてeスポーツを始める人も増加傾向にあります。
自発的に行動するクセ付けができる
eスポーツでは、自発的に行動しなければ防戦一方となり、やがて敗北してしまうでしょう。もちろん、防戦に徹して隙をついて反撃をする作戦もありますが、それでも自分自身で攻撃のタイミングを判断し自発的にアクションする必要があります。
eスポーツをプレイして自発的な行動のクセ付けをすることで、行動力を高める効果が期待できるでしょう。
失敗を恐れずに行動する練習になる
eスポーツで行動した結果、失敗してしまったとしても現実的な損失がありません。だからこそ、気軽に挑戦してみることができます。
行動力を高めるために最も重要なのは、失敗を恐れずに実行にうつすことです。eスポーツを通して、行動を実行することに対するハードルが下がれば、行動力の向上に大きな効果が期待できるでしょう。
eスポーツで行動力を向上させよう
普段「取り敢えず行動に移すこと」と誤解されている行動力について詳しく解説してきました。行動力とは責任を持って計画的に自発的アクションを起こすことだとご理解いただけたでしょうか。
今回紹介した行動力を高める方法を参考に、能力向上を目指してみてください。
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