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コラム

eスポーツ推薦入試の対策法について!面接や作文と実績の作り方

eスポーツ全般

「大会実績が少ないまま、eスポーツの推薦入試に挑戦しても大丈夫でしょうか」。

面接や作文で何を問われるのか分からず、不安を感じる保護者や本人は少なくありません。学校側が見ているのは実績の量だけでなく、取り組む姿勢や成長の過程です。

本記事では、推薦入試で評価されるポイントと、今日から取りかかれる準備の進め方を紹介します。

eスポーツの推薦入試とは?

eスポーツの推薦入試は、学力試験の得点だけでなく、人物面や活動歴を含めて合否が判断される入試方式です。制度の全体像を、ここで押さえておきましょう。

一般入試との違い

一般入試と推薦入試の最大の差は、評価の軸にあります。一般入試は学力試験の点数が判断材料の中心になるのに対し、推薦入試は志望動機や日頃の取り組み、将来のビジョンまで含めて総合的に評価されます。

両者の違いを表にまとめました。

項目一般入試推薦入試
評価の中心学力試験の点数人物・活動歴・志望動機
出願時期比較的遅い早い時期が多い
求められる準備学科対策面接・作文・実績づくり

学力以外の側面を伝えられるかどうかが、推薦入試を突破する分かれ目になります。

参考:令和8年度入学者選抜について|文部科学省

指定校推薦・自己推薦などの種類

推薦入試の枠組みは、大きく指定校推薦と自己推薦に分かれます。指定校推薦は、学校があらかじめ特定の高校や生徒を対象に推薦枠を設ける制度です。

自己推薦は、実績や意欲を自分の言葉でアピールし出願する方式を指します。大会実績を積んできた生徒は指定校推薦、実績よりも意欲や将来性を伝えたい生徒は自己推薦を選ぶ傾向があります。

どちらが自分に合うかを見極める視点が、出願先を決める第一歩になります。

対象となる専門学校・通信制高校の傾向

eスポーツ関連の推薦入試は、eスポーツコースを設置する専門学校や通信制高校で実施される例が目立ちます。背景には、実技や活動歴を評価する仕組みと相性がよいという事情があります。

実際に、第一学院高等学校のeスポーツコースでは、大会実績や活動への取り組みを評価する推薦制度が用意されています。

同様に、KONAMIeスポーツ学院でも、ゲームへの熱意や将来性を重視した入学制度が設けられています。

出典:https://www.daiichigakuin.ed.jp/course/esports/

出典:https://www.konami.com/ginza/school/highschool.html

志望校ごとに評価の視点は異なるので、募集要項は早めに確認しておく必要があります。

推薦入試で重視される評価ポイント

推薦入試で見られるポイントは、実績だけではありません。ここでは代表的な3つの評価軸を取り上げます。

大会実績や活動歴

大会に出た経験は、努力の跡を客観的に示す材料になります。特に、公式戦での成績やチームでの役割は、選考担当者の目に留まる項目です。

評価の対象となる活動には、次のような例があります。

・公式大会やオンライン大会への出場経験

・チーム活動やリーダー経験

・配信や実況などの発信活動

・ゲーム関連の資格や検定の取得

・学校やコミュニティでの運営サポート

結果だけを追い求めるのではなく、関わり方の幅を示す姿勢が評価の対象になります。

参考:募集要項・出願について|KONAMI eスポーツ学院

志望動機・将来のビジョン

プロプレイヤーを目指すのか、大会運営や実況といった裏方の仕事に関心があるのか。志望動機で語る内容は、目指す将来像によって大きく変わります。

学校側が知りたいのは、入学後にどう学び、その先でどう活かすかという道筋です。具体的には、目標を自分の言葉で語れるように準備しておくと、面接での説得力が増します。

学校生活での取り組み姿勢

学業とeスポーツをどこまで両立させているかも、選考担当者が注視する点です。出席状況や委員会活動、部活動への参加履歴が判断材料になる場合があります。

日頃の行動が評価に直結するという意識を持っておきましょう。

実績が少なくても評価されるための準備方法

大会での結果が乏しくても、準備の進め方次第で評価を引き上げる余地はあります。具体的な準備方法を、ここから見ていきましょう。

大会以外でアピールできる活動例

実績がなければ出願は叶わないと考える方は少なくありませんが、それは誤解です。学校側が見ているのは結果だけでなく、取り組みの過程でもあるからです。

一例を挙げると、ゲーム配信の継続やSNSでの発信、eスポーツ関連のボランティア参加も評価対象になり得ます。自分の強みを別の角度から伝える工夫が、選考では意味を持ちます。

日々の練習記録や成長過程の見せ方

プレイ時間や勝率の推移を記録している受験者は、面接や作文で説得力のある話を組み立てられる傾向にあります。なぜなら、結果だけでなく努力の積み重ねを客観的な形で示せるからです。

練習中に意識したポイントをノートやアプリに残しておくと、具体的なエピソードとして語れるようになります。記録を続ける姿勢そのものが、説得力のある自己アピールにつながります。

ポートフォリオ・活動報告書の作り方

ポートフォリオとは、これまでの活動や成果を集約した資料を指します。面接官の理解を助け、実績や成長の過程を一目で伝えられる点に価値があります。

具体的には、大会結果や配信活動のスクリーンショット、練習記録、取得した資格といった要素を時系列で整理すると、活動報告書として仕上がります。見やすさを意識しながら、個々の活動を丁寧に整理しておく姿勢が評価につながります。

面接でよく聞かれる質問と対策

面接では、志望動機や日頃の取り組みについて掘り下げて聞かれる場合が多いといわれています。想定される質問と対策を、ここで確認しておきましょう。

志望理由や将来の目標に関する質問

なぜこの学校を選んだのか。将来どのような姿を描いているのか。こうした問いは、面接でほぼ必ず登場します。学校側は、入学後の学びに向き合う姿勢を確かめたいと考えているのです。

よく聞かれる質問には、次のものがあります。

・なぜこの学校、このコースを選んだのか

・将来どのような仕事に就きたいのか

・eスポーツを通じて何を学びたいのか

・入学後にどのような目標を持っているのか

自分の言葉で具体的に語れるよう、事前に整理しておく必要があります。

eスポーツへの取り組み方を問う質問

練習時間をどう使っているか、負けた後どう気持ちを切り替えるか。面接官は、日頃の姿勢や継続する力を、こうした質問を通じて確かめようとします。チームメイトとの関わり方を尋ねられる場合もあります。

普段の取り組みを振り返り、具体的なエピソードを添えて答えられるよう準備しておきましょう。

想定質問への答え方のコツ

答え方のコツは、結論から述べる点にあります。理由や具体例をそのあとに続けると、話の筋が整理された形で伝わります。声に出して練習しておくと、本番でも落ち着いて答えられます。

小論文や作文対策のポイント

推薦入試の多くでは、小論文や作文の提出、または試験当日の記述が課されます。

出題の傾向と対策のポイントを見ていきます。

よく出るテーマの傾向

eスポーツと社会との関わりをテーマにした出題は、多くの学校で見られます。志望者の視野の広さや思考力を確かめたいという意図が背景にあります。

eスポーツの将来性や、ゲームと学業の両立、チームで目標を達成した経験がテーマとして選ばれる傾向にあります。日頃からニュースや自分の経験を振り返り、意見をまとめる習慣を持っておくと安心です。

説得力のある文章構成の作り方

説得力のある文章とは、結論がどこにあるか一目で分かる文章です。最初に結論を述べ、続けて理由、具体例、最後にもう一度結論を述べる構成にすると、読み手に伝わる形にまとまります。

文章の骨格を先に決めてから書き始めると、途中で論点がぶれにくくなります。書き終えたあとに声に出して読み返すと、流れの乱れに気づきます。

添削を受けることの重要性

一人で書き上げた文章に、自分だけで納得してよいのでしょうか。客観的な視点が加わると、伝わりにくい表現や論理の飛躍に気づけます。

学校の先生や指導者に読んでもらうと、自分では見落としがちな改善点を指摘してもらえます。何度も書き直しながら精度を高めていく過程こそが、合格に近づく道だといえます。

推薦入試に向けて今からできる準備

推薦入試の準備は、早く始めるほど選べる選択肢が広がります。今から取りかかれる具体的な準備を紹介します。

大会やイベントへの参加を増やす

大会やイベントへの参加回数は、実績づくりの土台になります。参加そのものが、行動力や継続力の証明になるという事情もあります。検討したい参加先には、次のものがあります。

・地域や学校が主催する小規模大会

・オンラインで参加できる公式大会

・ゲームタイトルごとの公認イベント

・eスポーツ関連の体験会や交流会

規模の大小にかかわらず、参加した経験そのものが評価材料になります。

指導者からのアドバイスを受ける

自分では気づきにくい課題や、伸ばすべき強みは、指導者の客観的な視点から見えてくる場合が多くあります。

実際に、アフラスのように現役プレイヤーが指導するスクールでは、大会出場のサポートを受けながら実績を積み上げる環境が整っています。日頃の取り組みと成長の過程を丁寧に積み重ねていく姿勢が、評価につながる準備になります。

早めに情報収集を始めるメリット

情報収集を早く始めた受験者と、直前に動き出した受験者とでは、準備の余裕に差が生まれます。志望校ごとに出願時期や必要書類、評価基準は異なるからです。

募集要項を早い時期から確認しておけば、必要な実績や書類を落ち着いて整えられます。学校説明会やオープンキャンパスに足を運び、直接情報を集める行動も欠かせません。

早めの準備がeスポーツ推薦入試合格のカギ!アフラスの無料体験へ

eスポーツの推薦入試では、大会実績の量よりも、志望動機や日頃の取り組み姿勢、成長の過程が幅広く評価されます。面接や小論文では結論から伝える力が、合否を分ける鍵になります。

実績に自信が持てない場合でも、練習記録を残したり、指導者に相談したりと、今日から始められる準備は数多くあります。日々の積み重ねを大切にする姿勢こそが、評価される土台になります。

アフラスでは、小学生から高校生までを対象に、eスポーツを習い事として学べる環境を整えています。ゲームの上達だけでなく、ゲームとの付き合い方や考え方も学べることが特徴です。

全国各地に教室があるため、eスポーツの実績を推薦入試に活かしたい方は、アフラスでeスポーツを学んでみてください。

監修者

堀川 宣和
星城大学 経営学部 准教授 / 京都eスポーツ協会 会長

京都大学大学院経済学研究科博士後期課程。

専門はeスポーツとマーケティング。

星城大学経営学部の講師としてeスポーツにおける地方創生と教育の関係を研究、eスポーツマネジメントのプログラムの立ち上げ、運営を行う。総勢6,000人以上を指導した経験を持つ。

京都eスポーツ協会会長、学生eスポーツ(SeS)、中部学生eスポーツ協会の顧問などを務め、行政、企業、学校など関係各方面に働きかけ、eスポーツの普及活動を精力的に続けている。京都府とApex Legendsやフォートナイトの大会を開催するなど、自治体との連携も積極的に行っている。

「子供の成長はeスポーツで飛躍する」を出版、eスポーツをテーマとした研究、論文を発表するなど、学術的な分野でも活躍している。

著書:子供の成長はeスポーツで飛躍する!( 1万年堂出版)

出演番組:知多半島eスポーツ部(メディアスチャンネル)